『吼えろ鉄拳』@東京国立近代美術館フィルムセンター(15/7/25(sat)鑑賞)
映画パンフレット 吼えろ鉄拳(1981作品) 発行所:東映(株)映像事業部(A4版) 監督: 鈴木則文 出演: 真田広之、志穂美悦子 ほか
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本日の映画1本目『吼えろ鉄拳』@東京国立近代美術館フィルムセンターに劇場入りしました。1981年公開の真田広之主演の格闘アクションもの。これ、TVか何かで、観たことあったっけな? どうしても80年代の邦画には点が辛くなりがちなんですが、さて。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』観終わりました。取って付けたような設定に、取って付けたようなストーリーと、取って付けたような芝居の映画という点では、昨夜の『ガンヘッド』と一緒なんだけどw、こっちは何故だか許せてしまうのは、回転数高くすべてを押し切ってゆく力尽くのこの勢いなんだろうな。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:開始早々、香港の雑踏の中を追い詰められ、凶弾に斃れるスーツ姿の真田広之。転じてテキサス州の牧場(国内ロケっぽいがw)でカウボーイをしている主人公(真田広之)。そこへ父が倒れたとの報せが!慌てて駆けつけると、今際の際に父が主人公の出生の秘密を明かす。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:主人公は神戸の富豪の双子の息子のひとりで、幼い頃に義父に誘拐されて米国に連れてこられたのだと。しかし、その実の両親も飛行機事故で今は亡く、双子の兄弟も香港で失踪。美しい姉がひとり遺るのみだと。義父の死を看取った主人公は、ペットの猿を連れて神戸へ向かう。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:ここまでがアバンで、10分経ってないよね。その後、盲目の美女にして拳法の達人である姉(志穂美悦子)と再会し、失踪した双子の兄弟に代わって、支えとなることを誓う。ちなみにその間に、プールで女子達と戯れたり、おっぱいポロリがあったり、ブッチャーと戯れたりしてる(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:そして、そこへ現れた叔父(成田三樹夫)は、姉弟を支援することを約束する。だが、成田三樹夫なのだからして、ラスボスであることはこの時点で約束されていたw それから20分と経たずに、秘密の隠し部屋で、ヒトラーの肖像画を背景に野望を語る成田三樹夫(爆 分かりやすい!
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:この映画は一事が万事この調子で、安いネタ振りをしては引っ張らず裏切らず、さっさと回収し、次のシークエンスへ移行する。いろいろ突っ込みとか、疑問とか、落ちまで説明してないネタとか大量に残しつつ、ガンガン前へ前へと突き進む。『ガンヘッド』に足りなかったのは、これか!?
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:構成に無駄がない…というか、それを言えば、全編無駄のような気もするが(おい)、若い真田広之の瑞々しい肉体とアクションを魅せるためにこの映画はあるのであり、その辺りは終盤、単身香港に乗り込んで、あらゆる状況で真田広之が逃げ、あらゆる敵と真田広之が闘う展開で炸裂する。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:このノリはなんだっけなぁ、と首を傾げ、一時はアサイラム映画を思い浮かべたのだけど、アレです。東映戦隊ヒーローもののハイケイデンスな高速展開ですよ。途中でやられ役の下っ端怪人部隊みたいなのも出てくるしw 監督の鈴木則文が戦隊ものをやってたかどうか知らないけど。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『吼えろ鉄拳』:いや、順番で言うと逆か。鈴木則文のセンスを戦隊ヒーローものが継承してるってことか。そんなわけで、いろいろとっ散らかってるし、チープはチープなんだけど、世の中には像を救う格闘アクション映画もあるんだから、このくらい全然ありだよなー的な気には、観ててなりますw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015
『ガンヘッド』はダメで、『吼えろ鉄拳』はアリなのは何故なんだろう、と言うのは、割と、人が映画を観る歓びをどこに見出しているのか、という本質というか根源のようなものがそこにあるような気がする。……いや、自分なんかの感性をそんなに一般化していいものか、という問題もですな(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) July 25, 2015