『あさひなぐ』@ヒューマントラストシネマ渋谷(17/09/23(sat)鑑賞)
【乃木坂46 西野七瀬・桜井玲香・伊藤万理華】 映画『あさひなぐ』舞台挨拶 SHOWROOM生中継 第2弾! 2017年09月23日
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本日の映画『あさひなぐ』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。『スピリッツ』連載の女子なぎなた部ものコミックが原作(男子なぎなた部があるのかは知らない)。AKB中心のキャスティングだとかで、客席も若い人中心で、おじさんはちょっと肩身狭いです(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』観終わりました。AKBではなく乃木坂46でした。つか、どっちにせよ区別はつかないんですが(^^;;、そんなおっさん客が観てもちゃんと楽しめる、熱量の高い女子スポ根映画。今時の若いアイドル好きの子は幸せですよ。アイドル映画がちゃんと面白いんだもの(暴言 #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:邦画、特に製作スタジオのROBOT企画作品は、コミック原作のこういう青春スポ根ものを実写映画に落とし込むことにかけては、ほぼ完成の域に達してることを、本作も証明する作品に仕上がってます。おじさんの若い頃のアイドル映画なんかなぁ、本当に(もう言うなw #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:初心者の主人公が競技と憧れの先輩に出逢って部活に入部し、チームメイトやライバルと切磋琢磨して競い合って、成長してゆく部活スポーツものは、往事の『週刊サンデー』が得意としたジャンルで、『スピリッツ』編集部もその血を受け継いでるのか、まず話の骨格がいい。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:と言うか、青年誌の『スピリッツ』で何で高校生の女子高校生の部活スポーツものの連載やってるのかよく判らないのだけど(^^;;、まぁ、あの雑誌は昔から学生ネタの連載も、ダメ女子ネタの連載もやってるので、元から振り幅が広い雑誌ってことでいいでしょう。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:で、まぁ、スポ根…というか、スポーツ部活もの(実はスポ根とはちょっとジャンルが違う)として、主人公とチームの成長のプロセスを丁寧に踏むプロットで、基本に忠実。それは冒険してない、ということでもあるんだけど、いや、そこで無茶しなくていいから(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:で、ここまでは原作の功績。その原作を再構成して、観客の感情の起伏を操作して、観終わった後にそれなりの満足感を抱いて劇場を後にしてもらう。そのための演出が監督や製作サイドの仕事。そこが、本当によく「こなれてる」。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:映画マニアを気取るシネフィルの諸先輩がたがどう思ってるか知りませんが、自分の観測範囲内で観た限り、邦画のこの手の若者向けアイドル映画の「こなれ」感は、ここ最近、劇的に改善されてきてます。特にROBOT製作作品に顕著な印象がある。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:具体的に言えば、まず編集センス。総じてテンポがいいと言えるのだけど、特に序盤、インターハイが終わって3年生が部活引退するまでの、ぐいぐい状況が突き進んでく辺りとか、ちょいちょい強引にカットやシーンを繋ぐ辺りに、力強さを感じて良かったですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:それと、そことも繋がるんだけど、ギャグというかブレイクの入れ方が上手いんだよね。女子とはいえ格闘技だし、熱血スポ根ものの側面もあるので、緊張が過剰に高まりそうになると、ぽっと視線を逸らし、場の文脈を崩すようなギャグを入れてくる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:この辺のギャグは原作でもやってるのかもしれないけど、監督の前作『トリガール!』でもその辺は上手かった印象はあるので、英勉監督のコメディ演出家としての素養と見てもいいのかと思われます。まぁ、結構、ベタなネタが多かったですけどね(^^) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:その辺のギャグのベタさというのもバカにならなくて、80年代のアイドル映画によくあった、本筋関係なくちょい役でお笑い芸人出すとか、楽屋落ちネタとか出されるより、身体性に依拠したベタなネタをしつこくやった方が、強度が高いんだよね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:ここは本作だけでなく、最近のROBOT作品全般そうなんだけど、そういうハイコンテクストなギャグをあまり見ないんだよね。意識して排除してるのかな。でも、そこは結構重要で、なぎなたの先引っ掛けてひっくり返るなんて、50年後でもインド人でも笑えるじゃない。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:特に瀬川昌治の喜劇映画が、半世紀後に観てもちゃんと笑えてることとかと比べても、やっぱりそこは重要だし、この映画を作ってる人たちがそこをよく判ってることは、この映画を観終わって感じる清々しさの一端を担っているように思います。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:本作のスポーツ部活ものとして、娯楽映画として素性の良さに惚れ惚れすると同時に、逆に本作のパターン外しというか、面白い点でいうと、主人公キャラの立ち位置で、この手の話にしては非常に成長が遅い(^^;; 周辺状況がガンガン進んでくので、余計に遅く感じる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:その代わりに、なぎなたの達人の憧れの先輩がいて、他校のライバル選手も、基本はその先輩と対立関係にあって、とりあえずこの映画に収録されている範囲では、物語の対立関係の主軸はこのふたりです。まぁ、さすがにクライマックスには……ですが。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:この辺の成長の遅さの「意味」について作中でも言及されているので、テーマにも組み込まれている構造と見ていいかと思いますが、マンガ連載でここまで主人公が「確変」しないってのも凄いな。作り手の肚が据わってるというか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:勿論、そこまでにも、主人公が成長を実感するエピソードをちょっとずつ配置してるし、強さを追求して突き進む先輩のエピソードも並行して描かれるので、読者・観客まで、物語に飽きたり、絶望したりしないようにしてる。この辺は青年誌だからできたペース配分なのか。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:それとこのお話は、女子スポーツもののお話なので、勿論、主要登場人物は女子だけど、男性がふたりだけ出てくる。顧問の先生と先輩の弟で、どっちも女子たちの「闘争」とちょっと距離を措いて見守ってる。この辺は、男子スポ根ものの女子キャラの扱いの裏返しなのかな。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:実はこの辺の、作中の闘争とは別レイヤーから、距離を措いてアドバイスやツッコミを入れられるキャラというのは重要で、作品世界の奥行きや安定感を担保してくれるんですね。この場合、男女の性差もその「距離」に使ってるのかな、と考えると、面白いですね。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:……例によって、ここまでヒロイン以下の演技の話をまったくしてませんが、いや、演劇理論とか知らんし(^^;; まぁ、大きなメガネのヒロインの娘は可愛いかったし、観ててストレスになるような芝居の娘はいなかったので、よろしかったのでは。<関心が薄い。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:まぁ、全体にコメディ色強めなので、コミック・アニメ寄りのややオーバーアクト気味の芝居で統一されてても違和感ないとか、そもそも文芸映画のような精密な芝居が要求されない作りになってて、そこも引っくるめて作り手側の設計通りなんだろうけど。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:他のジャンルでこのスタイルが通用するかどうかはともかく、邦画で若者向け青春スポーツ部活ものをやらせると、かなりの確度で外さなくなってきた、とは言えるようになってきました。メソッドとして完成してきた、と言っても過言でもないかもしれません。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:後は英勉監督の話ですよ。ふと気がつけば、この人、『トリガール!』に続いて今月だけで2本。年内にもう1本公開を控えているので、年3本と往年のプログラムピクチャーの監督並みのペース!(まぁ、その前が2015年の『ヒロイン失格』ですが) #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
『あさひなぐ』:Jホラー系の映画も撮ってますが、元々、コメディ映画でデビューした人なので、この調子でどんどん本数を増やして、21世紀の邦画コメディ映画の巨匠として大成して欲しい。目指せ瀬川昌治。そしてカトちゃん志村が生きてる内に、ドリフターズ映画を…<何言ってんだ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年9月23日
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