『会社物語 MEMORIES OF YOU』＠神保町シアター(17/11/24(fri)鑑賞)

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本日の映画『会社物語 MEMORIES OF YOU』＠神保町シアターに劇場入りしました。1988年公開。クレイジーキャッツが勢ぞろいした、最後のクレイジー映画。監督は市川準。さて、ノスタルジー映画で終わって欲しくはないんですけどね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』観終わりました。定年退職を目前にして、職場にも家庭にもどこか所在のなさを感じるハナ肇課長。同じく定年間近の別の課の谷啓に誘われて、社内ジャズバンドを組むことになるが……というストーリーは一応あるのだけど、ストーリーより空気感の映画かな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：1988年というとバブル絶頂期で、この時代の会社カルチャーなんてイケイケの極みだったように思いがちだけど、思い出してみれば、この時代はこの時代なりに閉塞してたんだよね。…まぁ、生存競争レベルで殺伐と閉塞してたバブル以降世代と比べるのも何だけど。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：そんなわけで、特に劇的なことが起きるでもなく、鬱々と閉塞感を募らせながら、淡々と最後の会社員人生の日々を過ごすハナ肇課長。ああ、そうなー、80年代のちょっとアートっぽい邦画って、こういう感じだったよなー(^^;; #fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：強いストーリーで力づくで映画を推進させよう、という意思が希薄で、熱量の低い、ちょっとオフ気味のショットやカットの積み重ねで繊細な空気感を探ってゆく。しくじると目も当てられないことになるけど、この映画は、まぁ、成功している方ではある。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：クレイジーキャッツ連れてきて、この熱量の低さは何だ！て言いたい気分もなくはないんだけど、この辺の空気感とか間合いの描き方は、ゼロ年代以降の邦画の良き特性とも繋がってくるので、一概に否定し難いな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：終盤、いよいよバンドが結成されて、退職の送別会を兼ねた社内リサイタルに向けて、物語は盛り上がって……いったりは別にせず(^^;;、相変わらず熱量は低いんだけど、仲間たちとジャズ談義をしている時は、笑顔がこぼれるハナ肇。ここで、やっとほっとするよね。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：この辺のオタクなジャズ談義を本当に嬉しそうにしているクレイジーの面々は、芝居というより素の彼らの日常のようではある。老いてなお、少年のように目を輝かせて、趣味の話題で途切れることなくいつまでも盛り上がれる彼らの姿は愛おしい。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017

『会社物語 MEMORIES OF YOU』：これがあの、ハイテンションに高度成長期を駆け抜けたクレイジーキャッツの最期の映画か、と思うとやはり釈然とはしないのだけど、でもサラリーマンの仮面を取った後にジャズメンとしての彼らの素顔で終われたと見ると、そう悪い映画ではないかもしれないな。#fr17_n
— 義忠@冬コミ3日目(日)東ぬ09a (@yoshitada_n) November 24, 2017