『狙撃』@池袋新文芸坐(18/01/11(thu)鑑賞)
引き続き、本日の映画2本目『狙撃』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1968年公開。こちらも加山雄三主演。さっきの映画では警察側だった加山雄三が、こっちでは凄腕の暗殺者なんだそうで。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』観終わりました。走行中の新幹線車内の標的を射抜く凄腕のスナイパーの愛と闘いの日々。ハードな暗殺者稼業をこなしながら、モデルの彼女との甘々な私生活で癒されてたのだけど、対立組織の暗殺者が私生活に侵入してきて……というお話。ちなみに主人公の友人のガンスミスに岸田森。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:冒頭の新幹線狙撃シーンからしばらく経つまで、主人公は一言も発せず、とってもハードボイルドなのだけど、口を開くと詩的(ポエティック)w 彼女とのラブラブ生活も、幻想的なビジョンが入ったり、アフリカ民族舞踊のコスプレして一心不乱に太鼓叩いたりするバカップルで(爆 #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:一方、お仕事パートは、非常にハード。科学合理主義的で専門知識を駆使した闘争が繰り広げられます(描写が正しいかどうかは別だが)。ちなみに米軍の暗視装置付きのAK47なんてものも出てきます(^^; 邦画で暗視装置が出てきたのはこっちが先かぁ。何でAK47なの、という疑問は残るけど。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:そんな主人公に銃火器を手配するのが、米軍基地そばでガンショップを営む岸田森。主人公とは大学時代から友人で、そこはかとなくBLの気配もする(勿論、そんな言葉はなかったがw)。彼もまた、仕事以外では台詞廻しは詩的(ポエティック)。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:兵器の機能や威力、戦略と戦術が闘争を制する鍵であり、倫理や情念は役に立たない。そういう意味ではハードボイルドな現実認知の物語であり、一方で殺し屋としての生き方の美学やロマンが対置する形で語られる。一歩間違えるとギャグになりそうな際どい領域で成立している。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:最近だと『ジョン・ウィック』なんかがそうだけど、「殺し屋もの」には、確かにちょっとしくじるとギャグになる危うさがつきまとっているのだけど、本作がぎりぎりカッコよさで成立しているのは、時代のせいなのか、役者や演出のうまさか、観てるこちらの見立ての問題なのか。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:まぁ、東宝は大藪春彦のデビュー作『野獣死すべし』を映画化して以来、ハードボイルドなバイオレンス映画を撮り続けてきた流れがあって、これもその中の一作。この辺、同じバイオレンス映画でも、日活はスタイリッシュで東映が荒々しい情念まみれと、会社によるのね。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月11日
『狙撃』:若い頃は爽やかな若大将で、今はゲーム好きのチャーミングなお爺ちゃんな加山雄三が、ハードボイルドなアクション映画の主役を張っていたことは、もっと知られるべきでしょう。同時に東宝バイオレンス路線の系譜も、まだまだ未見の秀作も多く、気合い入れて掘ってかないといかんね。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年1月12日