『野獣を消せ』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/02/07(wed)鑑賞)
本日の映画『野獣を消せ』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1969年公開。渡哲也主演の後期日活アクション。プロハンター(猟師?)渡哲也が、妹を死に追いやった愚連隊をライフルで狩るお話だそうで。……チャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』を彷彿とさせるけど、あちらは1974年か。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』観終わりました。最愛の妹を殺されたプロハンター渡哲也の復讐譚……だったと思うのだが、どうも話が進む内に、仇の藤竜也率いる愚連隊の方に感情移入し始めて、結局、渡哲也は無軌道な若者たちの自滅話の落ち要員と化す話(爆 何でこうなった?(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:まぁ、そもそもを言うなら、渡哲也の「プロハンター」という概念が、話の筋やら設定やらと馴染んでいない。所沢近郊の米軍基地周辺の都市部外縁地区の話なので、アラスカで身につけたハンターの技能の出る幕は薄い。結局、渡哲也にライフル持たせる理由にしたいだけなのか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:直近の『ゴールデンカムイ』なんかを例に引くまでもなく、猟師ネタは掘り下げればいくらでも旨味のあるネタなので、アラスカで活躍してた「プロハンター」という設定はもっと活かしようがあったと思うんだけどな。まぁ、そこは深掘りされることなく、流されてくわけですが。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:それに対して、藤竜也率いる愚連隊の皆さん。サブリーダーが川地民夫で、下っ端に主題歌も歌う尾藤イサオもいるという濃い面子w バイクやジープを乗り廻し、米兵からの横流し品で稼ぎ、行きずりの少女をレイプ。拉致した少女が政治家の娘と知れば、即座に誘拐に切り替える。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:まぁ、そんなクズで外道な方々なんですが…何か、楽しそうなんだよね(^^;; こいつらこれで、身内裏切らないし、「俺たち、ここ以外に行くとこないんだ」「最後まで一緒だぜ!」とか言い出すしぃ(爆 居場所がなくて、無軌道に暴走して破滅してゆく若者たちって印象で…あれ? #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:結局、渡哲也の復讐譚がやりたいのか、愚連隊の自滅話をやりたいのかどっちつかずで、整理がついてない印象だけが残る映画。……だったんですけど、実は藤竜也率いる愚連隊のイメージは、その後、時を措かず日活末期のヒットシリーズ『野良猫ロック』シリーズに繋がってゆく。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:で、更にそのヒットを観た東映が、例によって見よう見まねで撮ってみたら、似ても似つかない別物と化した、みんな大好き『女番長』シリーズになっていったかと思うと胸熱でありますな。そう考えてみると、邦画の意外と分岐点となった作品と言えるかも知れないですな。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日
『野獣を消せ』:あと、せっかくなので、劇場で撮影してきたポスターと当時の宣伝用コピーの画像を添付しました。しかし、「気でも狂ったのか渡哲也!」て……(^^;; #fr18_n pic.twitter.com/c5Xof1rrU6
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年2月7日