『江戸最後の日』@国立映画アーカイブ(18/04/26(thu)鑑賞)
本日の映画『江戸最後の日』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1941年公開。鳥羽伏見の戦いから江戸城開城までの徳川幕府最後の日々。日米開戦の年にこんな映画が公開されてたのか……って、言っても、負けるって判ってたわけでもないしなぁ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』観終わりました。阪東妻三郎の勝海舟が、幕府内の主戦派を宥めたりすかしたりしながら、江戸城無血開城までこぎつけるお話。榎本武揚の志村喬の髪ふさふさ! ……あ、いや、それはいいのだけど(^^;;、勝海舟中心にあくまで幕府側目線で描く、開城までの政治史劇ですね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:ある意味、先日観たチャーチルの映画とも通じるものがあって、部下でもある軍人の大鳥圭介や榎本武揚だけでなく、主人である徳川慶喜まで、自身の持つ「和平へのビジョン」をまったく理解してもらえないまま、それでも勝は和平成立を目指す。リーダーの孤独的な話でもある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:いや、何か、古い映画という感じがしないんだよね。勿論、フィルムの感度や解像度、録音音声のS/N比と言った、物理性能的には明らかに戦後のフィルムより劣っているのだけど、役者の芝居もカメラワークも、そこで語られる戦争と平和の葛藤も、現代から隔絶した感じはない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:だいたい、味方の主戦派を適当にあやしながら、「誠実な想いは必ず通じる」と言い続けて(そうは言いつつ、色々仕込みも怠らない喰えなさが勝海舟という漢なのだが(^^;;)、敵を信じて平和を掴み取るというこの映画が、真珠湾攻撃のその年に公開されていたというのが驚きだ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:まぁ、この映画での勝の主張は、「欧米列強が迫ってるのに、内戦なんかやってられるか」なので、そういう文脈で当局からお目こぼしを得たのだろうけど、奇しくもタイトルが岡本喜八の『日本の一番長い日』と呼応するかのようにも感じられるのは、少しうがち過ぎだろうか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:そういう戦後民主主義とも通じるリベラルな政治観。そして戦後作品と比べても、遜色なく完成していた劇映画としての邦画のフォーマットなど、戦前社会と戦後、そして平成の終わりに生きる私たち繋がりを強く感じる映画でした。いやあ、今観ても全然「古く」はなかったです。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日
『江戸最後の日』:公開日1941年11月28日……て、日米開戦の一週間前かよ!https://t.co/jvhuVugoho
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年4月26日