『柳生武芸帳(1957)』他@国立映画アーカイブ(18/04/21(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『柳生武芸帳』(1957)他@国立映画アーカイブに劇場入りしました。何度か映画化されてる五味康祐原作の時代小説の東宝版。三船敏郎主演で、この時代にカラー作品なので大作扱いだったんでしょうが、「異色時代劇」て説明されてる紹介記事もあるな。この定番原作で「異色」? #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』他、観終わりました。「他」とあるのは、当時の撮影スタッフが撮ったメイキングのスナップ動画(モノクロ無声だけど)。本編は、柳生一族の命運と徳川幕藩体制を揺るがすとされる柳生武芸帳を巡り、諸勢力が入り乱れて攻防を繰り広げるお話。しかし三船敏郎の忍者は無理がw #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』:作中の「柳生武芸帳」は、欲望を喚起する装置(マクガフィン)としてのみ描かれ、結局、最後まで正体はよく判りません。ただその存在を知ると、諸勢力が次々と闘争にその身を投じてくる。ラスト直前になって幕閣・松平伊豆守まで参戦してきて、収集がつくのかとビビったw #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』:「善悪の理念の断裂による闘争」ではなくて、各勢力の抱える欲望に衝き動かされての参戦で、当初は「正義」を口にしてても、やがてゲスな欲望の本音が露呈する。そういう欲望する主体の群れのバトルロイヤルの群像劇です。これは割と古い時代劇によく見る構造ですが。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』:まぁ、自分もまだまだ勉強が足りないので、これが日本古来の物語構造なのか、戦後特有の構造なのかは断言できないんですが。ただ現代の少年マンガでも、長期連載になると群像劇化して話の焦点がぼやけてく傾向が見受けられるので、日本人の特性もあるのかもしれない。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』:で、そんな世界観の中に、三船敏郎ですよ。隠れる気ゼロ(爆 すぐに正々堂々、正面から乗り込みたがる。夢は日本一の武芸者。任務より自分の恋愛。基本、偉そう……という、絶対、職業選択間違ってるだろという(案の定、途中で馘になるw)。うーん(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』:結局、諸勢力が激突してわやくちゃになる状況から、三船敏郎が「いち抜けた」とばかりに惚れた姫と逃げ出すというオチ。作中の闘争の構造も、諸勢力の首領・幹部級キャラも死なないほったらかしの放り投げエンドで、でも三船敏郎のドラマとしては、ちゃんとオチてる。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日
『柳生武芸帳(1957)』:そんなわけで、日本型コンテンツは、油断すると脇のキャラがどんどん自己主張を始めてカオス化するし、まぁ、それはそれでやってる最中は面白いのだけど、それを力づくで終わらせるやり方として、面白かったです。あと三船敏郎の忍者な(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2018年4月21日