『サバービコン 仮面を被った街』@TOHOシネマズ新宿(18/05/11(fri)鑑賞)
本日の映画『サバービコン 仮面を被った街』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。ジョージ・クルーニー監督。白人中心の富裕層向け住宅地に、黒人の家族が引っ越してきたことをきっかけに、地域住民の感情が狂ってゆく……というお話だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』観終わりました。50年代米国、そこに住めば誰もが幸せになれると謳われた街サバービコン。そこに黒人一家が越してきたその日、向かいの白人一家に昏睡強盗が押し込んで、脚の悪い一家の母親が殺された……という発端から始まる、ややクラシカルなミステリー。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』:一応、話の本筋はお父さんがお母さんを殺したんじゃないかと脅えつつ疑う白人家庭の少年のお話なんだけど、語り口が落語みたいに不思議な転がり方をするので、なかなか正体が掴めない(^^;; 黒人一家排斥がエスカレートしてく筋とは、あんまり交わらないし。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』:ヒッチコック風の50年代リスペクトのサスペンスなのだけど、しっかり2010年代末の現代作品なのは、白人家庭のお父さん(マット・デイモン)が事あるごとに「ここではないどこか」に行きたがっていて、それがすべての原因として描かれている点。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』:お父さんは「お父さん」であることから降りたがっている。でも米国の家庭で家父長が「お父さん」から降りることなぞ、許されなかった時代として、50年代が舞台…というと、先頃アカデミー賞を取った『シェイプ・オブ・ウォーター』とも通じるわけですが。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』:現実の50年代にはそんな問題意識はなかった(か、ただのクズ親父で片付けられてた)し、そういう時代だったからこそ「降りれない」ことに説得力が生じる。明らかに「2010年代に描かれる1950年代」だからこそ成立するモチーフ設計なんだよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』:黒人差別の問題がモチーフになるのも、そこは2010年代の作品だからで、今なお解決しないこの問題に今向き合うために、黒人の権利意識が高まり、社会的に注目され始めたこの時代から捉え直そうという意識が、ハリウッドの創り手にはあるのかな。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
『サバービコン 仮面を被った街』:物語の表面的なとこだけ見れば、たわいもない(にしては死人出すぎだが(^^;;)ミステリーなのだけど、視点の置き所によって多様な情報量を引き出せるような玄人好みの仕掛けは散りばめられていて、その意味でも楽しい映画でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月11日
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