『どぶ鼠作戦』@ラピュタ阿佐ヶ谷(18/05/20(sun)鑑賞)
東宝・新東宝戦争映画DVDコレクション全国版(41) 2015年 9/1 号 [雑誌]
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本日の映画2本目『どぶ鼠作戦』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1962年公開。加山雄三主演、岡本喜八監督。北支戦線の最前線で、拉致された新任参謀を救出すべく送り込まれたワケ有り兵たちで編成された愚連隊の活躍のお話だそうですが、さて。#fr18_n pic.twitter.com/ebuoECEIQu
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』観終わりました。『独立愚連隊』から始まる岡本喜八の北支戦線ものでは、一番娯楽性が高く、一番西部劇っぽい(^^) 同時に「命令や軍規に従って戦死なんてくだらない。戦争くらい好きにやらせろ!」という思想的に「戦後日本社会らしい戦争映画」にもなってた印象。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』:実際には以後の日本の戦争映画は、戦争の悲惨さと情緒を優先する作品が主流となり、岡本喜八自身もこの路線をこれ以上、深掘りするわけでもないのだけど。実際、道義的正当性の薄い日本の「国家としての戦争」と主人公たちの動機をいかに切り離すか、に腐心した印象もある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』:『独立愚連隊』の佐藤充は脱走した憲兵、『独立愚連隊西へ』では玉砕扱いで員数外の部隊、本作では軍籍を抜けて地元で雇った中国人兵を率いる戦場諜報業者と、どんどん軍組織の正統性から離れてゆく(^^;; それでもぎりぎり日本人であることが、行動の動機になってるわけだが。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』:本作では特に、敵味方が違いに相手の懐に入り込んで、裏切り御免というか、スポーツ感覚で騙したり騙されたりの関係を切り結ぶお話になっていて、戦争によって入り混じる日中ふたつのコミュニティの境界線上で戯れる個人たちのお話とも言えなくもない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』:おそらく前線と後方の入り乱れる北支戦線の特殊性から来ていることも強いのだろうけど、「境界線(ボーダー)上の物語」としての戦争映画という本作のテーマは、むしろ21世紀の現代でこそ強く響くのではないか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』:現代の自衛隊の海外派遣任務なども踏まえて、あえて日中戦争を捉え直す映画とか、そろそろ必要なんじゃないかな、とか思います。それもあまり生真面目に肩ひじ張らず、本作のようなエンタメから始めてもいい。ほら、いっそ向こうの抗日ドラマのスタッフとかと組んでさ(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日
『どぶ鼠作戦』:あ、ちなみに公開当時のポスターに「敵の要塞ぶっ飛ばせ!」とかあるけど、別にぶっ飛ばしもしないし、そもそも要塞なんか出てきませんが、気にしたら負けです(爆 佐藤充も日本刀抜いたシーンなんかあったっけなぁ(^^;; #fr18_n pic.twitter.com/Nt0vc6tbSM
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年5月20日