『太陽を盗んだ男』@神保町シアター(18/07/05(thu)鑑賞)
Netflix | 太陽を盗んだ男
https://www.netflix.com/title/81318400
- アーティスト: サントラ,カルメン・マキ&OZ,高中正義,カルメン・マキ/ブルース・クリエイション,BACCO(高中正義),Maki Annette Lovelace,Tan Tan,ジム・ダイヤモンド,カーマイン・アピス,ロバート・ブリル,デュアン・ヒッチングス
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2001/09/20
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
映画パンフレット 太陽を盗んだ男(1979作品) 発行所:東宝株式会社事業部(A4版)1979年発行 監督: 長谷川和彦 出演: 沢田研二
- 出版社/メーカー: The books in my life
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
本日の映画『太陽を盗んだ男』@神保町シアターに劇場入りしました。1979年公開。沢田研二&菅原文太主演、先日観た『青春の殺人者』の長谷川和彦監督。プルトニウムを盗んで核テロを起こそうとする高校教師のお話。大昔にTVで観たような薄ぼんやりとした記憶しかないわけですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月5日
『太陽を盗んだ男』観終わりました。核テロリズムという究極の社会攻撃を行わしめる「動機」が、せんじ詰めると「寂しかったから」という、諸外国なら「なんじゃそりゃ!」なのだが、この時代からちょっと前までの日本では間違いなくこれ以上のリアリティはないということをぶち撒ける映画(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月5日
『太陽を盗んだ男』:70年代までは、まだ個人の欲望だったり、野心だったり、公害や政治腐敗への憤りだったりが物語の主人公や悪役の劇的なる行為の「動機」として機能してたのだけど、それが急速に空洞化してパロディ化(視点のメタ化)が進むのが80年代以降の日本で、この映画はそのさきがけ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月5日
『太陽を盗んだ男』:ボンクラな中学教師の生活の裏で、身体を鍛え、情報を収集し、緻密な襲撃計画を構築する。まず交番警官(水谷豊!)を襲って拳銃を入手する所とか、非常に大藪春彦的なのだけど、奪ったプルトニウムで原爆が完成て警察と接触した途端、目先の目的を喪失する主人公(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月5日
『太陽を盗んだ男』:大藪春彦なら、核をネタに国から金を引き出しては、ヤクザや諜報機関と血みどろの抗争を繰り広げ、女を犯し、肉を食い、狩りでリフレッシュして、金が尽きたら国か大企業を脅す無限ループを延々と続けてる所だけど(爆、もうそんな「動機」もないんだよねこの主人公には。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月5日
『太陽を盗んだ男』:表層的に大藪春彦的な行動を継承しながら、むしろ「動機のなさ」により主人公は駆動してゆく。まぁ、アメリカン・ニューシネマ的と言えば、これも70年代らしいのか。『機動戦士ガンダム』も本放送は1979年だし、正しくその時代性を反映した映画とも言えるのかもしれない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月5日