『ゴッホ 最期の手紙』@池袋新文芸坐(18/07/29(sun)鑑賞)
イッセー尾形、吹き替え出演 映画『ゴッホ〜最期の手紙〜』日本版予告
本日の映画1本目『ゴッホ 最期の手紙』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。ゴッホ自殺の真相を実弟が探る美術ミステリー…ただし、全編、ゴッホ・タッチの油絵アニメーションで(爆 「頭おかしいんじゃねぇの」という企画ですがw、やり切れば見えてくるものもありましょう。さて、どうなるか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月29日
『ゴッホ 最期の手紙』観終わりました。ゴッホの死後、見つかった未配達の封書を届けるべく、ゴッホの友人の息子が旅に出る。やかて関係者の証言で明らかになるゴッホ自殺の「真相」とは……と、非常にど直球な探偵小説の語り口で、事件の真相とゴッホの魂の真実は違うとか、泣かす(;_;) #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月29日
『ゴッホ 最期の手紙』:お話の基本構造が愚直なまで直球な分、当然、表現形態の異質さにも意味が生じる。実写で撮影した上で、それを本職の画家100人以上に油絵でゴッホ風タッチで全カット描かせたという世界観は「ゴッホの主観世界」なのだが、しかしそれは物語上「ゴッホの死後」でもある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月29日
『ゴッホ 最期の手紙』:要するに、当のゴッホ本人の死後、周囲の人々に心に残る彼の記憶を集め歩く「探偵」役の主人公の行動は、それ自体、彼の「絵(主観世界)」の中を放浪する姿に重ね合わされる。そこではミステリー構造と表現形態が、必然性を持って重ねられているんですね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月29日
『ゴッホ 最期の手紙』:もっと言えば、この物語は「残響(エコー)」の世界で、当事者は既に世界から去り、その思い出と主観(ヴィジョン)に包まれながら、「世界(ゴッホ)の真実」に迫る物語。それは死後評価されたゴッホの絵とか、ゴッホの絵や生き様に魅了される後世の私たちの姿とも重なる。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月29日
『ゴッホ 最期の手紙』:物語としてストレートでありながら、映画の表現や成り立ちを含めたメタ構造として、高度な批評性を組み込んでくるという、非常に興味深い映画でした。ちなみに本作の登場人物は、ほぼ全員実在の人物で、キャラデザ(?)もゴッホの絵やスケッチに準じているという(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年7月29日
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