『1987、ある闘いの真実』@シネマート新宿(18/09/11(tue)鑑賞)
本日の映画『1987、ある闘いの真実』@シネマート新宿に劇場入りしました。1987年、民主化運動の激動に揺れる韓国で、運動の転換点となった大学生拷問死を巡る群像劇だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』観終わりました。『タクシー運転手』で描かれた光州事件の7年後、『サニー 永遠の仲間たち』の過去編のちょうど真裏のお話。ソウル大生の拷問死をきっかけに、民主化運動が大きなうねりとなって拡大してゆく流れを描く群像劇。主役級の役者がぞろぞろ出てます(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:話の縦筋として、大学生拷問死を巡る断片的な情報や証拠が、さまざまな階層で憤りを覚えた人々の手を経て公開されるストーリーがあるのだけど、そのプロセスを語ることが、民主化運動にどういう人々が参加していたのを俯瞰的に描くことに繋がっている。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:オリンピックを翌年に控えて、無理を重ねていたことの反動もあるのだろうけど、公務員社会の各層のどこかしらに、反骨的な人々が存在している。思想的というより、頭ごなしに抑え込まれていること自体に、カチンと来てる連中で、それがこんなにいたらそりゃあなぁ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:本来なら思想的に確信犯として活動している層と、強権へのリアクションとして反応している層とは慎重に分離して対処すべきだし、平時の公安機関にはそれができる冷静さがあるのだけど、強権化すると、途端にそこを見究める分解能を失ってしまう。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:自分で仕事増やしてるんだよね。加えて、事故が起きた時にとっさに身内庇って情報の隠蔽とか、捏造とか、公文書の改竄とか始めると、今度は「事実」そのものが毒となって機能しはじめる。「事実」に耐えられない政権は、ダメだな。そこで政治コスト消耗しちゃうし。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:まぁ、韓国の民主化運動の個別エピソードを詳しく知らないこともあって、「軍事強権政権下の民主化運動」を一種のエコシステムとして眺めていたわけですが、当事者である韓国のリベラル層にしてみれば、この辺の話は「国産み」のお話なんですよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:あの時代から30年も経って、あちらの「戦中派」が、自分たちの時代をちゃんと物語化したいという欲求と、忘れ去られることの焦燥もあるのかな。群像劇だから個々の出番は限られるのに、主役級の役者陣が総動員の勢いで出演しているのは、その辺の意義を理解してか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:日本で言うと、70年代に戦中派の監督が戦争映画撮ってるようなものか。でも、固い話ばかりでもなく、ギャグやスパイ映画風のスリリングさも兼ね備えたエンタメとしてちゃんと成立しているわけで、この辺のバランス感覚は韓国映画の成熟を示しているように思います。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日
『1987、ある闘いの真実』:『タクシー運転手』とか『弁護人』(どっちもソン・ガンホ主演か(^^;;)辺りの「韓国民主化運動もの」を観る時、一緒に押さえておきたい映画です。この辺、集中して観てくと、多少は現代韓国映画の精神的基盤がうっすらながら理解できるようになる…かもしれない(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月11日