『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』@ヒューマントラストシネマ渋谷(18/09/21(fri)鑑賞)
本日の映画『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。組織に狙われた盲目の女性ピアニストと、彼女を狙うはずが、いつの間にか彼女を守ることに……というお話だそうで。……えーと、香港映画で似たような話があったような(^^;; #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』観終わりました。昔観た某香港映画みたいに、男の殺し屋メインのアクション映画かと思ったら、盲目のヒロインが主役で、しかもはるかに闇が深いエスピオナージュ・ミステリーでした(^^;; 英国映画なので、陰々深々と更なる闇の奥へと堕ちてゆくのです。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:盲目のピアニストのソフィア(ナタリー・ドーマー)の住むマンションの上の階に住むベロニカが窓から落ちて死んだ。たまにロビーで会話をする程度の関係だったソフィアだったが、その日を境に、彼女の周囲が不穏に波立ってゆく……というお話。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:とまぁ、ここであらすじを止めてしまうと、この映画の表層を引っ掻いただけで終わってしまうので、もう少し補足すると、マフィア化した英国亡命ボスニア人コミュニティのお話ですね。ヒロインはボスニア戦争の戦災孤児で、その因縁を引きずっている。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:死んだベロニカの父親ラディチは、亡命ボスニア人団体の指導者であると同時に、マフィアのボスでもある。それを知ったソフィアは、ベロニカの知人として葬儀に参加して、父親に近づかんとする。彼女にはラディチに対する幼い頃からの因縁があったのだ。#fr18_n
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『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:盲目の美人ピアニストであるヒロインが、一人暮らしで働きながら健気に生活する姿から始まるので、思わず感情移入とかする端から、どんどん話が不穏になってゆく(^^;; いや、別にヒロインは、スペック的には目が見えないだけの普通の女性なんですが。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:問題はヒロインの過去であり、その過去を動機とする静かな、しかし揺るぎない意志の存在で、それが彼女を危険渦巻く闇の奥へと誘う。目が見えなくても代わりに聴覚が……とかいうのも、あんまり役に立ってる風もないので、観客はハラハラしてしまう。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:いや、もう、闇だ闇だと言っても、まぁ、こういう話なんでしょ…と嵩を括って観てると、すこんとその底が抜ける(爆 世界観がいきなり拡張され、更なる奈落へ堕ちてゆく。90年代の中欧紛争の傷口が、現代欧州でいまだに疼くという大枠ではあるんですが。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:まぁ、国際スケールの話の割に、人間関係が妙に狭いのは、話が出来過ぎ……なのか、事件の前からヒロインが「仕掛けてた」結果なのか(^^;;、そこは作中では敢えてぼやかせているわけですが(刑事に訊かれてとぼけるシーンがある)。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:非常に興味深いのは、亡命ボスニア人コミュニティ内で、こういう抗争劇が発生しているのに、地元警察はまったく手出しができない。担当刑事が頑張ってるけど、後から追いかけで出来事の表層を把握できるだけで、本質的に何も阻止できない。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:そりゃまぁ、そうだよな、というか。亡命者や難民を多く受け入れる社会では、彼ら彼女らが引きずってくる本国の因縁も受け入れざる得ない。勿論、それが社会の活力に繋がることもあるだろうけど、拗れて荒事になったら、地元警察とか住民は堪らんなぁ。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:そんな感じで、ドラマやプロットで惹き込んでくるお話ではあるので、実はアクションはそんなに多くはないです。多くはないんですけど、不意にくるとか、痛そうとか、油断させてくるとか(^^;;、印象に残る、傷跡をきっちり残す上手いやり方で来ます。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』:自ら奈落へと身を投じるヒロインの苦しみに寄り添って描くことで、欧州社会で新たな隣人となっている亡命者や難民コミュニティの人々を、欧州映画人は「人間」として向き合おうとしているのかな、とは観ていて感じました。邦画もぼちぼち考えないとな。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月21日