『散り椿』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(18/09/29(sat)鑑賞)
本日の映画1本目『散り椿』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。木村大作監督、岡田准一主演。葉室麟の原作小説の映画化。藩を追放された男が、亡き妻の最期の願いを叶えるために故郷へと戻るが……というお話。一応、ジャニーズ映画だけど、客は年配のご夫婦が多い印象(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』観終わりました。死んだ奥さんに片想いし続けてる旦那さんのお話。なんか最近、インド映画で似たようなの観たな(^^;; あるいは世代交代しようとしたら、上の世代が手強すぎて、一世代のリーダー層が刺し違えで全滅する話(爆 …ありがち(汗 これも40代男子の中年の危機映画かな。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』:藩上層部の不正を告白しようとするも、逆に追放となり、妻を伴って流浪の身となった瓜生新兵衛(岡田准一)。8年経ってもなおも刺客を送り込まれる身なれば、連れ添った妻の死をきっかけに帰郷する。それは妻の遺言を果たすためだったが、新兵衛の帰還に、藩内がざわめき始める…。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』:ワケあり男の帰郷で、悪党に支配された無法の町にさざなみが立つ…のは、西部劇のお約束ですが、戦後邦画時代劇自体が西部劇の強い影響下で再生している以上、21世紀の今となっては、これもまたトラディショナル(^^)。何かが起きるぞ起きるぞ、と緊張が高まってゆくのがいいのね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』:その「待ち時間」の間に、奥さんを亡くし、おまけに遺言で奥さんの元婚約者でもある親友を助けるという話をしっとりとやる。そっかー、アイツ結局そうだったかー。薄々知ってたけどさー。そっかー(-o-;; …でも主人公は奥さんが死ぬほど大好きなので、奥さんの遺言に従うのです。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』:ただまぁ、奥さんの遺言の話を割とさっさと明かしてしまうのは、当然裏があるわけで……。ただこの辺の奥さんの遺言や真意の開示は、もうちょっと上手くやって欲しかった感があるかな。さらっと流されたんで泣きそこなった(^^;; まぁ、監督がそういうの好きじゃないのかも。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』:で、奥さんの実家に居候(遠慮して、食事は縁側でとる(^^;;)しつつ、親友兼恋仇で藩の若手改革派重臣の西島秀俊に会ったり、藩の守旧派と睨みあったりしつつ、作中ほぼ1年強くらいの時間がゆっくりと、しかし背後で強い緊張感を伴いながら過ぎてゆく。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年9月29日
『散り椿』:淡々とした日常の合間に不意に戦闘(チャンバラ)が発生するんですが……だいたい一瞬で片がつくので、最初の内は何を見せられたのか理解が追いつかない(^^;; いや、剣術と体術が一体化した古流な剣法な上に、交戦距離が近い! 完全に近接格闘術(CQB)の間合いですよ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月3日
『散り椿』:それで自在に太刀が走るって、どうなってるの? ヨーロッパコープの映画みたいにカット割ってもないし、当前のようにロングで撮ってるし…。役者の身体性に依拠するという意味で、ここだけ映画の虚構性を逸脱している。その分、この映画のケレン性を担保し得る力があるというか。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月3日
『散り椿』:正直、高齢の監督ということもあってか、剣戟(チャンバラ)映画としては脂身が足りない気もする。敵にも同門の手練れがいて、一度くらい破れる展開があっていい。でも、そういう熱量を上げるより、すっと引いて四季の移り変わりを背に、佇まいの美しさを撮る、そういう映画。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月3日
『散り椿』:岡田准一も西島秀俊も、これだけの身体性のポテンシャルがあるんだから、時代劇でも現代劇でもいいから、もっとアクション映画を撮るべきなんだよね。結局、邦画は若い男性向けアクション映画がほぼ全滅してしまったので、才能があっても発揮する場がない。残念なことです。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月3日