『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』@渋谷シアターイメージフォーラム(18/10/07(sun)鑑賞)
Aiyaary Trailer | Neeraj Pandey | Sidharth Malhotra | Manoj Bajpayee | Releases 16th February 2018
監督:ニーラジ・パーンデー
主演:スィッダールト・マロートラー、マノジ・バジパアイー、ラクル・プリート・シン
2018年/インド/ヒンディー語/158分
原題:Aiyaary
インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン[日本のボリウッド映画]IFFJ
本日の映画『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』@渋谷シアターイメージフォーラムに劇場入りしました。IFFJ2018の2本目。インドのヤン・ウェンリーの話……ではなく(^^;;、インド陸軍の防諜特務機関DSDで裏切者が出て云々、というお話だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月7日
『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』:陸軍参謀長の肝いりで設立された防諜特務機関DSDのジャイ少佐が、本部から資金と盗聴音声の詰まったHDDを盗んで姿を消した。DSD指揮官のアバイ大佐は少佐の行方を追う。一方、少佐は盗聴音声を使ってDSDの存在を暴こうとするかのような動きをみせるが……。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月8日
『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』:究極の愛国者は、究極の売国奴となる事案映画。基本的に登場人物たちは全員本音を見せず、ウソもつけば裏切りもする。必要と判断すれば敵とも取引をする。全員それを承知のプレイヤーたちなので、騙されたと怒ることもない。騙される奴が間抜けなのだ。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月8日
『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』:そういう黄昏の世界の騙し合い(コンゲーム)のお話。まぁ、そうは言っても、欧米の謀略(エスピオナージュ)もののような、善悪の倫理の底が抜けたようなノワール感までいかず、究極的には汚職のはびこる母国政界軍人社会への憤りがある。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月8日
『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』:作中のDSDは、陸軍参謀長の直接指揮下にはあるけど、官報には載らない完全な「裏」の組織。正規要員は士官7名で、作戦ごとに担当官が外部業者を雇って作戦を遂行するスタイル。各担当官の独立性が高く、少佐が叛逆を企んでたのに、誰も気づかない(^^;; #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月8日
『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』:あと一応、国内防諜の話なんですが、汚職している軍装備品の納入業者が海外企業なので、当然のように話はロンドンに飛び、まったくのとばっちりでMI6職員を捲き込む(^^;; インド映画は、この辺のナチュラルに国際社会と接続している意識がいいですよね。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月8日
『アイヤーリー ~戦場の奇術師~』:機密性が高すぎて、常識や倫理がいろいろひっくり返る公安活動の闇の底の底で、そうであるが故に、個人の資質と意志が状況を支配する「騎士の物語」が逆説的に成立し得る。「公安もの」のその旨みが存分に堪能できる映画でした。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月8日