『強制捜査 ~インド国税局より~』@渋谷シアターイメージフォーラム(18/10/15(mon)鑑賞)
Raid | Official Trailer | Ajay Devgn | Ileana D'Cruz | Raj Kumar Gupta | 16th March
監督:ラージクマール・グプター
主演:アジャイ・デーヴガン、イリヤーナー・デクルーズ、ソウラープ・シュクラー
2018年/インド/ヒンディー語/120分
原題:Raid
本日の映画『強制捜査 ~インド国税局より~』@渋谷シアターイメージフォーラムに劇場入りしました。インド国税庁の流れ者凄腕査察官(凄腕過ぎてひと仕事片付くと次の任地に飛ばされる(^^;;)による「マル査の男」のお話だそうですが、さて。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月15日
『強制捜査 ~インド国税局より~』観終わりました。80年代初頭、地方都市に赴任したインド国税庁査察官の主人公の下に匿名の密告情報がもたらされる。それに基づいて内偵を進めた主人公は、満を持して地元大物政治家の邸宅に査察で踏み込むが……というお話。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:一応、実話ベースらしいんですが、主人公が髭マッチョで背が高く、税務署職員より特殊部隊の隊長が似合うダンディーなおじ様で(^^;;、家庭では美人の奥さんとラブラブ、だが脱税する悪党を前にすれば、政治的圧力も蹴散らす悪鬼羅刹と化すという。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月15日
『強制捜査 ~インド国税局より~』:で、その主人公が大部隊の査察チームを率いて、対象容疑者の邸宅に乗り込み、1週間ぐらい居座って(^^;;、広い邸宅を徹底捜索。一方、査察を喰らった政治家の方も、自分の影響力をたどって中央政界まで動かし、査察を中止させようとする。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:いずれが詰むや詰まざるや…てのが、見どころのひとつ。てなわけで、本編の7割くらいがその邸宅内で展開するという(^^;; まあ2〜3ヶ月ごとに任地飛ばされるような凄腕査察官が赴任早々に査察に入るんだから、この政治家、最初から詰んでるんじゃ(爆 #fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:案の定、この政治家、首都デリーまで押しかけてあちこち駆け廻って、時の首相の面会まで取り付けるものの、遂に査察中止の命令は取り付けられず、すごすごと地元の取って返す羽目になる。その辺の駆け引きが緊迫のドラマではあるのだけど……。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:いや、政治のロジックから普通に考えれば順番逆で(^^;;、外堀完全に埋められてて、最後にこの政治家の息の根止める公的な口実見つけるために名物査察官送り込んだに決まってんじゃんねー(爆 ……と正直にやってしまうとヒーローものにならないわけですが。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:そんなわけで、完全にインド国税庁謹製のプロパガンダ映画のつもりで観てましたが(性格悪)、それでも色々学びはあるわけです。例えば、中央の官僚や政治家が、この地方政治家氏を適当にあしらって追い返すにあたり、あくまで法律に基づく権限を盾にする。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:実際にそうだったのかは知りませんが、ここでは作り手が法秩序や規範意識を「正義」として打ち出していることが重要です。少なくとも、建前として法秩序が機能しているのだ、中央政界に縁故主義や買収は効きませんよ、とアピールしている。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:なるほど、実態は逆だからこそのアピールか…とイヤらしく見てもいいんですが(^^;;、建前としてもそれを希求する意識が、観客であるインド市民にあるのだな、としましょう。その辺の市民感情における、建前と実態の間合いはこういう映画から学べる点です。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:で、その後、地元に戻ったこの地方政治家氏は(まだ自宅に査察チームが居座ってるw)、主人公の奥さん襲ってみるも効果がなく、いよいよ追い詰められて「インド的最終手段」に手をつける…地元の支持者煽って、暴徒と化して自宅に押し寄せさせるという(爆 #fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:その辺の下りで「インドでは暴動無罪」とか、聞き捨てならない台詞もそこで耳にするわけです(^^;; 凄えな、インド。脱税査察映画で、大群衆が雲霞のごとく押し寄せて襲ってくるなんてシーンを見ようとは…。これも実話か。実話っぽいなあ。インドだしなあ。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:ただエンディングのキャプションとか読むと、田舎では税務署職員ぶっ殺して税金逃れようとする輩は結構いるようで、そりゃまあ、こういったプロパガンダ映画でも観て士気上げないと、現場はやってられないよなあ、という理解に容易に達するわけです。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:その他、この映画は80年代のインドの地方都市の花なので、具体的に邸宅のそこかしこに溜め込んだ現金や金銀財宝を見つける宝探しになってるわけですが、今だと債券だったり電子通貨だったりするんで、それを「絵」で見せるの大変だろうな、とか。#fr18_n
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『強制捜査 ~インド国税局より~』:この時代のインドの女性公務員って、サリーが制服扱いで査察現場にもサリー着て踏み込むわけです(^^;; 日本でのスーツと同じ扱いなのかしら。でも、それで幾晩も現場泊り込みかー。厳しい職場だな……とか、色々着目点の多い映画で、楽しかったですね。#fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月15日
『強制捜査 ~インド国税局より~』:税金、というハリウッドにも、邦画にもあるテーマをインド映画でやるとこうなるのか、というのは、色々面白かったし、学ぶところも多かった。しかし、こういう映画でも(こういう映画だからこそ?)、主人公は髭マッチョなのか、インド映画(^^;; #fr18_n
— 義忠@冬コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年10月15日