『アンシンカブル 襲来』@ヒューマントラストシネマ渋谷(18/12/18(tue)鑑賞)
本日の映画『アンシンカブル 襲来』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。母の葬儀で久しぶりに実家に帰省したら、首都から始まった謎の大規模爆弾テロが地元まで迫り……というお話のスウェーデン映画らしいんですが、これは一体?(^^;; #fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』観終わりました。ウクライナのようなグレーゾーン侵略を描くポリティカル・フィクション…なんだけど、敵の意図も実態もよく判らないまま、通信途絶だのインフラ破壊だの、電子機器が狂って車が暴走するだのが起こるので、オッサンの侵略妄想ファンタジーと区別が(爆 #fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:色々拗らせて女房子供に逃げられた挙句、普段から「ロシア人が攻めてきたらどうする」とかブツブツ言ってる親父さんと、そこから逃げだしてストックホルムでミュージシャンとして大成したものの、好きな女の子に告白しそびれて十数年という息子の話が主軸で。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:なので、親父さんの妄想か、息子の拗らせた青春が洩れ出して世界を歪めるファンタジーなのかと途中まで疑ってたが(いや、ある意味、それで正しいのだろうけど)、ラストでプーチンの映像までぶっ込んできてるので(爆、一応、侵略ものとしてガチではあるんでしょう。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:グレーゾーン侵略って、家族関係とかミクロな内面話と相性良いんだなぁ……とか妙なことに感心しながら観てたけど、逆に言うと、スウェーデン辺りの北欧諸国が、ウクライナで起きたことをどれだけ切実に捉えているか、という証明みたいな映画でもあります。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:「グレーゾーン侵略」とは何か、という話をしておくと、宣戦布告もなく、ある日いきなり破壊工作や通信妨害、正体不明の敵(身元を証明するものを所持してない)との戦闘が始まり、テロなのか内乱なのか侵略なのかよく判らないまま事態が進行する侵略形態のことです。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:ウクライナでは、地元の反政府勢力にロシア人傭兵(に見せかけた正規軍を突っ込んでた疑いがある。当のロシア兵が自撮り画像をアップしてバレた(爆)がが参加して、ハッキングや電子妨害で攻勢かけられて、あっという間に政府軍が劣勢に追い込まれたという事例があり。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:正規軍部隊だか民間軍事企業だか、誰を相手にしているんだかもよく判らない内に事を進めてしまう戦略だとか、小規模な陸戦にも高度な電子戦を展開するとことかで、ウクライナ事変は西側の軍事筋に衝撃を与えました。ましてや、ロシアと国境を接する国々をや。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:そうした現実(としてスウェーデン人が感じている)の軍事的妄想の物語化……と捉えると、スウェーデン版『シン・ゴジラ』みたいなものでしょうか。ただ結局、作中で敵の正体は不明のままだし、何で攻めてきたのかも、何でラストで撤収してつくのかも判らない。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:そうなると、ポリティカル・フィクションというよりホラーですな(^^;; まぁ、一応、エンドロールでプーチンの映像が差し込まれてたり、「ロシアじゃねえの」みたいな語り口なんだけど、動機(あるいは戦略目標)はっきりしないしなぁ。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:まぁ、ゴジラが東京目指す理由がよく判らないのと一緒で、「こういう得体の知れない手段で侵略される」事への恐怖そのものが主題であって、その意図や理路を理解して、外交や軍事で具体的に克服しようというお話ではないのでしょう。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:そこで面白いなと思うのが、国家や社会のグレーゾーン侵略への軍事的妄想と、父と子の拗らせた関係妄想がオーバーラップし、ほぼ等価値に描かれている描かれている点。こういうテーマでミクロとマクロの距離感をこう描くんだ、と非常に興味深かったですね。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日
『アンシンカブル 襲来』:自分の知る限りグレーゾーン侵略について描いた映画は、多分これが最初(異星人の侵略SFで似たようなのはあるけど)なのと、それがスウェーデンで撮られた映画であることなども含めて、色々示唆に富む映画でした。結構、戦闘も派手なので、機会がありましたら是非。#fr18_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年12月18日