『ゴールデンスランバー』@シネマート新宿(19/01/14(mon)鑑賞)
ゴールデンスランバー スペシャル・コレクターズ版 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2019/04/24
- メディア: Blu-ray
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本日の映画2本目『ゴールデンスランバー』@シネマート新宿に劇場入りしました。伊坂幸太郎原作、2010年に堺雅人主演で映画化された作品を、カン・ドンウォン主演で韓国映画化。邦画版は監督が中村義洋なので、安定の面白さでしたが、良くも悪くも邦画スケールでした。その辺り、どうなるか。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』観終わりました。「愛は負けるが、親切は勝つ」とは カート・ヴォネガットJr.だったか。監視カメラや顔認識システムなどで高度情報化された国家に「親切」で勝つ話。ついこないだまで、脱北者をスパイにでっち上げてたお国なので、切実さが邦画版と段違いですが(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:原作小説は未読で、邦画版はTV放送されたのを観てます。主演のカン・ドンウォンは、邦画版の堺雅人の雰囲気に寄せてる印象。働き者でお人好しの宅配ドライバーの青年が、大統領候補暗殺犯の濡れ衣を着せられて逃げ廻るお話です。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:邦画版では、伊坂ワールドお馴染みの変な殺し屋が出てたような記憶があるけど(^^;;、韓国版では国家情報院の工作員という扱いで整理されてます。先に触れたお国柄もあってよりリアル寄りです。伊坂ワールドの殺し屋コミュニティものとか実は好きなんですけどね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:邦画版の細部まで覚えてるわけじゃないけど、アクションやスピード感は増してた感じはするなあ。あと邦画版はこんなにバンバン発砲してたっけ?(^^) ただ基本プロットは共通してて、邦画版から顔認識技術などのテクノロジーが進んだ分、テーマが際立っていた印象。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:邦画版韓国版共通のテーマとして、権力者が情報を握り、操作することで、個人の生命や尊厳を簡単に抹殺し、嘘で塗り替えてしまい得る現代社会で、徹底したお人好しの主人公がそれまでの人生で積み重ねてきた「親切」が反撃の力となるという構図があります。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:それでこれまで「親切」で築いた人との縁や信頼を頼りに、主人公が逃げて逃げて、逃げ抜くことが、最大の反撃の決め手になるとか、改めて非常に強度の高いプロットのお話ですね。そこに同時に「青春の後始末」的な主人公のミクロなドラマが重なってくる。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:他にも善性の塊である主人公が、自分に罪をなすり付けるために用意された自分と同じ顔の偽物(ダブル)と対峙するとか、心理学的な象徴の要素が上手く練り込まれてる。主人公の年齢は30台前半かな。優しいだけの青年が、冒険を通じて大人になるお話なんだよね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:今回の韓国での映画化は、リベラル政権になって保守政権時代の強権的なスキャンダルが色々暴かれて(まあ左派政権側のプロパガンダ的な性格もあるにせよ)、そこへの抵抗の空気を映画界が汲んだというのもあるのかな。邦画版は民主党政権下か。今だと撮れるのかしら。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:そういう韓国国内の政治的な文脈とも寄り添いながら、韓国映画お得意のアクション描写の手練手管を投入して、スピード感とウェットさを上手くブレンドした良質のエンタメ作品に仕上がってました。勿論、原作や邦画版未見でも楽しめると思いますよ。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日
『ゴールデンスランバー』:ちなみにカン・ドンウォンは、『人狼』に引き続きの邦画リメイクですが、どっちも山場は下水道での攻防戦のシーンなので、邦画に変な誤解を持たないといいなあ、とか(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年1月14日