『兵隊やくざ 強奪』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/02/23(sat)鑑賞)
本日の映画1本目『兵隊やくざ 強奪』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1968年公開。大映制作のシリーズ最終作。この後、勝プロ制作のカラー版があるそうなんですが、今回の上映ではこれが最後になります。ようやく終戦を迎えた有田&大宮コンビだが、大陸での冒険はまだ終わらない……。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 23, 2019
『兵隊やくざ 強奪』観終わりました。終戦直後の大陸で、拾った赤ん坊とともに日本を目指す有田&大宮コンビ。八路軍の奪われた軍資金を巡る謀略戦に捲き込まれるが…と、ここに来てエンタメとしての完成度に磨きがかかる最終作(大映で)。しかも「赤ん坊と3人で暮らそう」というBL落ち(爆 #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 23, 2019
『兵隊やくざ 強奪』:8月15日を巡る無間ループから抜け出したものの、結局、どの時間軸からたどり着いたのかとか、ここへ来て有田のナレーションが復活したのは何故だろう、とか、ちょこちょこツッコミ所はあるのだけど、隊内暴力もので始まったシリーズの落ちがこれかという感慨はある。#fr19_n
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『兵隊やくざ 強奪』:ただまあ、8月15日を越えてしまうと、帝国陸軍の枠組みが解体されてしまうので(それでも「軍隊」やってる連中が本作でもちょっと出てくるが)、それ以前の隊内サバイブの物語構造が機能しなくなる。このシリーズが8月15日をなかなか越えられなかった理由は、そこだろう。#fr19_n
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『兵隊やくざ 強奪』:こうして8月15日を越え、軍隊の拘束と庇護から解放された有田&大宮コンビは、八路軍や武装農民や、特務崩れで黒社会化した大尉などによる剥き身の暴力が吹き荒れる外部世界に晒される。それはそれで面白かったけど『兵隊やくざ』でやることだったか、と言うと……。#fr19_n
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『兵隊やくざ 強奪』:誤解しないでおいて欲しいのだけど、本作は単体のエンタメとして完成度は高く、滅法面白かったですよ。ベテラン監督によるサスペンス映画の手練手管が隙間なく詰め込まれていて、これ一作でサスペンスの教科書が書けそうなほどです。生理的なレベルで、嫌でも「面白い」。#fr19_n
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『兵隊やくざ 強奪』:逆に言うと、「軍隊内でのサバイブもの」の枠組みが崩れたので、そういう技巧で上げるしかなくなったとも言える。個人的には、避難民を守りながら日本を目指すエクソダス編とかやって欲しかったけど、エンタメにするには当時の感覚では生々し過ぎたか。#fr19_n
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『兵隊やくざ 強奪』:それでアレコレ削ぎ落とされて、最終的に残ったのが、有田と大宮が赤ン坊を挟んでイチャイチャする腐女子のBLドリームみたいな落ちになったのは……まあなあ、そうなるよなーという(^^;; それでも非常に楽しいシリーズではありました。配信でも観れるので、是非。#fr19_n
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