『風のある道』@ラピュタ阿佐ヶ谷(16/12/15(thu)鑑賞)
本日の映画『風のある道』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1959年公開。川端康成原作で邦画伝統の美人4姉妹もの、だそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月15日
『風のある道』観終わりました。4姉妹じゃなくて、3姉妹ものだった……orz ま、それはともかく、芦川いづみの次女が許嫁で大金持ちで俺様なイケメンと誠実で貧乏な青年のどっちを選ぶか、というメロドラマ。同時代の喜劇より古風に感じられるのは、エゴ剥き出しじゃないからかな。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月15日
※以下は2回目の鑑賞時@神保町シアター(19/03/30(sat))の感想。
引き続き本日の映画2本目『風のある道』@神保町シアターに劇場入りしました。1959年公開。川端康成原作の文芸もの。そして、ここでも葉山良二と芦川いづみの主役コンビ。この辺の時期に日活は何本このコンビで映画撮ってるんだ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』観終わりました。文芸……つーか、メロドラマですね。三姉妹の長女の結婚を機に、微妙にぎくしゃくし始めた両親の仲に気を揉む次女(芦川いづみ)。そして母親の過去が自身の恋にも影を落とし……というお話。というか、2年くらい前に観てるな、この映画(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:前はちゃんとレビューしてなかったので、少し触れておくと、これもこの時代の恋愛映画によく見られる親世代の恋愛と子供世代の恋愛が呼応する二層構造で、子の決断が親たちの魂を救済するお話になってます(ざっくりまとめると)。言われてみれば、最近見ないな、こういうの。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:ヒロインの芦川いづみは、華道界のプリンス的なイケメン(小高雄二)との婚約話も進んでるんだけど、野心剥き出しで圧しの強い彼にちょっと引き気味で(^^;;、そうしている内に、養護施設勤の実直な青年(葉山良二)があらわれ、「こっちの方が良くね?」と揺れ動く。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:ただ次女のこの辺の事情を知るや、母親の情緒不安定が加速し始め(^^;; 、何かと思えば、昔葉山良二の父親と恋人同士だったんだけど「ゴビ砂漠の奥地までフィールドワークに行くので、一緒に来てくれ」とか言いだしたので、振ったと。……あー、それはなー(-o-;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:「さすがについていけない」と振って、今の旦那との安定した生活を選んだものの、感情としては「あの時、ついて行ってれば」という心残りが復活し、それを抑えようという意識も強くなり、次女の恋愛に干渉しようとして情緒不安を深めるという…。こう書くと主役母親っぽいな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:こういうファミリー・ロマンス型の物語は(そりゃまあ同じ構造の話を二重にやってるんで)強度が高くなる効果があるものの、主人公の人格の独立性を危うくするので、社会の近代化が進めほど、やりづらくなるきらいがあります。…いや、親の因果とか気にして恋愛しないしょ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:時代劇とかファンタジーなら全然有りだし、逆に現代との違和感を活用するやり方もあるので、完全になくなったわけでもないと思うけど、今時の邦画だのアニメの現代劇でファミリー・ロマンス型の作品はあまり見ないし、それどころかともすると親の存在自体省略されかねない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:この辺は、子世代と親世代を両睨みで一緒に動員させようという当時マーケディングの問題とは別に、突き詰めると「恋愛は誰のものか」問題(あくまで本人個人のものとするか、家族や周囲の人々を含むか)とかとも繋がってくるのかな。時代の視座の在り様というか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
『風のある道』:ただまあ、観てるこっちも完全に親世代になってくると、この映画が大坂志郎と山根寿子が次女の決断を夫婦で受け留めるラストの落とし方も、結構嫌いじゃないんですよね。あれで親は親で、夫婦として成長しているのが判るんで。そういうロマンス映画もいいじゃないですか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月30日
■監督フィルモグラフィ:西河克己(1918年~2010年)
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