『いのちの朝』@神保町シアター(19/04/06(sat)鑑賞)
引き続き本日の映画2本目『いのちの朝』@神保町シアターに劇場入りしました。1961年公開。売れない画家の父とそれを支えるOLの娘(芦川いづみ)のお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 6, 2019
『いのちの朝』観終わりました。40年間、愚直に風景(武蔵野の森)と静物(じゃがいも)のみを描いてきた老画家(宇野重吉)が、娘(芦川いづみ)をモデルに人物画を描くお話。原作は武者小路実篤。売れない画家ったって、娘ふたり育て上げて、理解ある同業の友人もいるんだから、結構恵まれてるよな。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 6, 2019
『いのちの朝』:画家のお父さんは宇野重吉なので、普段は穏やかで優しいのだけど、絵を描き始めると鬼と化す(^^;;。静物しか描いて来なかったのは、モデルと揉めるからじゃあ…。あれだけ師匠を慕ってる弟子も、破門にしとるしなあ。お父さん大好きな娘とも絵を描き出したら揉めるくらいだし。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 6, 2019
『いのちの朝』:まあそんなわけで、一途で頑固者の父親を助ける心清らかな娘の、いい話……では、あるものの、柔らかなファミリードラマの端々から、40年間じゃがいもの絵を描き続けて、なお満足していない、という絵描きの業と言うか、狂気が滲み出す映画でもあります。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 6, 2019
『いのちの朝』:まあでも、こういう難物の老人であっても、家族だけでなく、成功した画家仲間の友人も、破門された弟子まで、その才能を信じて世に出して認められるべきと願ってる。そういう優しい世界のお話、という意味でそこが一番のファンタジーの映画かな。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) April 6, 2019