『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』@シネマート新宿(19/07/25(thu)鑑賞)
本日の映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』@シネマート新宿に劇場入りしました。1992年、北朝鮮の核開発を探るためにビジネスマンに扮して送り込まれた韓国人スパイが、韓国側の大統領選に関わる謀略に振り廻される……というお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』観終わりました。現実に即した意味で、「スパイとは何か」という問いを体現するかのような「スパイ映画」。騙す騙される、忠誠と裏切りを越え、信頼と不審を貫いて、あるべき「状況」を作り出す。本当に優れたスパイの在り様を示す映画。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:実話に基づくこのお話は、北の核開発情報を掴むために、ビジネスマンに化けてコツコツと小商いを重ねて、北朝鮮側で外資調達を担当する高官と接触し、遂には金正日に面会するところまでこぎつける。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:ところが折悪しく大統領選で与党不利と見た与党幹部と安企部上層部は、北朝鮮と通じて軍事挑発を引き起こし、選挙戦を与党有利に導こうと画策する。それを知った主人公は……というお話。呆れるけど、事件の筋は概ね実話という(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:スパイの仕事は、敵の情報を取ってくるとか、何かを奪ってくるとかは初歩の初歩で、究極のハイレベルなスパイになると、相手国の政策中枢にコミットして、こちらの望んだ方向に政策を誘導する。この映画は、そのレベルのスパイのお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:ただこの映画でのそれは、上司の命令から逸脱して、むしろその意図を潰す方向で動いた結果と(^^;; 何故、そんなことになるかというと、彼我境界線上で活動するスパイの視座が、雇用主より巨視的になって命令からズレちゃうんですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:単身、敵国の中枢に迫ろうというスパイともなれば、自分で戦略分析できる知性があって当然だし、最前線の最新の情報に接するることで、後方で手前の保身のためのボンクラな謀略考えてる上司たちより、意識と視座はずっと先に進んでる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:本当のハイレベル人材は、結局、「自分が仕える主人」を自分で見出しちゃうんで、バカには使いきれないんだよね。このレベルの人材を活用するには、任務の正当性を常に擦り合わせる必要があるけど、潜入工作員でそれをやるのもなあ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』:突き抜けたハイレベル人材との統制とか雇用関係って難しいなあ、と言う(^^;; と同時に、戦略的極限状況のど真ん中に放り込まれた時、このスパイは心情的に「誰に」仕えていたのか、とか考えると非常に面白い「スパイ映画」でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年7月25日
■監督フィルモグラフィ:ユン・ジョンビン(1979年~)