『引っ越し大名!』@地元のシネコン(19/08/31(sat)鑑賞)
映画『引っ越し大名!』予告90秒 8月30日(金)荷造り開始!
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本日の映画『引っ越し大名!』@地元にシネコンに劇場入りしました。幕府から豊後(大分県)にお国替えを命じられた姫路藩で、経験ゼロ、ノウハウ・ゼロで国替え奉行を押し付けられた書庫番の若手藩士(星野源)の奮闘を描く、この所、松竹が力を入れている経済時代劇。監督は犬童一心。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月31日
『引っ越し大名!』観終わりました。経済もの…というより、行政プロジェクトものですね。本来、地味な題材だけど軽やかなコメディ調でちょっとだけ泣かす松竹得意の人情喜劇感あるかな(^^) 一応、取ってつけたようなチャンバラあるけど、朱槍ぶん廻す高橋一生が本当に楽しそうだから、いいかw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月31日
『引っ越し大名!』:幕藩体制下の国替えは、地方自治体丸ごと引っこ抜いて別の土地に植え替えるという、それだけでも乱暴な話なのだけど、本作の舞台となった姫路藩松平家に至っては、石高を半分に削られながら7〜8年ごとに日本列島を東西に国替えを繰り返させられるという無茶なお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:サラリーマンの転勤みたいな頻度だけど、これでは10年以上のスパンのかかるプロジェクトには手をつけられないわけで、地方行政上、致命的と言っていい理不尽さです。まあ、この松平家が、とりわけあまりに便利に使い廻されてるきらいはあるのだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:作中では藩主が老中柳沢吉保と男色絡みでトラブったことが原因みたいに描かれてたけど(^^;;、10〜20万石未満の親藩系列藩というポジションが、幕府からすると戦略的に振り廻し易かったのかもしれない。ともあれ、幕命は下され、国替えのミッションが開始されるのです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:国替え自体は史実として、本作の描き方で特徴的なのは、国替えミッションで中心となって動くのが、星野源を始めとする30代の青年藩士たちです。まあ、作中で特に年齢は言及されないんですが(^^;;、50〜60代くらいの藩上層部が人事以外で動いている節がない(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:プロジェクトの規模からして、とてもそんなもので済むとは思えないんだけど(^^;;、まあこの映画が30〜40代社会人をメインターゲットとしているということなんでしょう。お仕事映画として、彼ら彼女らが現実に社会を動かし得るイメージを伝えたかったのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:でも、その伝で言うと、物語冒頭で主人公たちの誰も所帯持ってる形跡がない(爆 先代引越し奉行の娘役の高畑充希がバツイチの子持ちぐらい(^^;; これは、歴史的リアリティからは外れるんだけど、21世紀日本の30代社会人のリアリティとしては、これで正しい。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:かように現代日本の社会人男女が観て、感情移入できるようにチューニングされた映画です。まあ300人くらいのリストラも含んだ話ですから、陰惨な内部抗争話にしてもいいんですが、人情話でまとめられる程度にはマイルドに処理されてます。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:そういう「21世紀の現代日本人に受け入れられる時代劇」を作ろうという強い意志を全編で感じる映画です。これはこの1作で完結する話ではなくて、ここ最近の松竹時代劇映画が挑戦してきているプロジェクトの一環なんですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:さて、そんな本作ですが、内気で引き篭もり気味だけど根は誠実な主人公を星野源がいつもの草食系キャラで演じます。でも、このキャラで時代劇の主人公が成立するのが本作のユニークさですね。あと高橋一生が、その主人公の友人で豪放磊落な武闘派キャラです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:こちらはいつもの高橋一生のキャラとは違うものの、ガチの武闘派キャラの俳優さんだとこの軽みが出なかったでしょうから、いいキャスティングだったと思います。特にクライマックスのチャンバラで「やっとオレの出番が来た!」と大はしゃぎで大暴れするのは、やはり痛快。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』: そこもリアリティで言えば、昼日中に平場で幕府隠密が大名の引越し行列を襲うなんて無茶もいいとこだけど(^^;;、リストラ組が襲撃を試みようとするのを、親戚縁者で極秘裏に密殺するなんて寺田屋事件みたいな陰々滅々な話にすると、コメディにならないので。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:ちなみにこの時、高橋一生がぶん廻すのが、「御手杵の槍」というアイテムだったとかで、公開後『刀剣男子』界隈とおぼしきTLがざわざわしてたのでした(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:後はピエール瀧の扱いですよね。事件から少し時間が経ったこともあってか、リストラ組の無名の藩士役(役名はあるんだろうけど)でちょっとだけ出ています。やはりこの顔と存在感の役者を失うのは邦画の損失だよなあ。いつかは復帰してくれると嬉しいのだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
『引っ越し大名!』:そんなわけで、松竹のライト時代劇路線の最新作として、非常にいい軽みと後味の映画に仕上がってます。チャンバラにせよ行政史的にも喰いたりない面もなくはないけど、今時の社会人が素直に楽しんで、ちょっとテーマに興味を持ってもらうには、いい映画と言えましょう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月1日
■監督フィルモグラフィ:犬童一心(1960年~)
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