『続々大番 怒涛篇』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/09/15(sun)鑑賞)
北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」(2)大番 上 (小学館文庫)
- 作者: 獅子文六
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/06
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北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」(2)大番 下 (小学館文庫)
- 作者: 獅子文六
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本日の映画『続々大番 怒涛篇』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1957年公開。獅子文六原作、加東大介主演の戦前・戦後に生きた相場師の物語第3部。相場の失敗と師匠の死を前、相場師を辞める宣言して故郷に引きこもった主人公。今度は統制経済の物資不足に目をつけて…だそうですが。#fr19_n pic.twitter.com/a9HmLNjNQn
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』観終わりました。伊予宇和島に引っ込んで、お大尽暮らしをする間に、統制経済の隙間を衝いて宇和島-大阪間で物資交換貿易をやれば儲かると思いつき、さっそく始める主人公。……それ闇屋だから(爆 犯罪だから。で、そんな地元の有力者を当たり前のように捲き込みやがる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』:本当にまったく屈託無く実行に及ぶので、当時の制度とか法体系に詳しくない後世の観客としては、うっかり合法のビジネスなのかと思いかけたけど、大阪に着いてみれば荷受先は立派な闇屋(爆 事務所は持てないので、料亭で現金決済。……コイツら。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』:さらに荷受先のバックにいる元締めは、大阪で大政翼賛会で理事をやってるという本当にクソみたいな話で、案の定、東京から様子見にきた内縁の奥さんに懇々と説教受けて反省。折しも真珠湾攻撃で軍需株が沸騰する市場に、株屋の誇りを賭けて挑むが……というお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』:ある意味、ここまでで一番主人公のヤバさが全開になる回で、元から遵法精神薄い本人が闇屋始めるとこまではともかく、何にも知らない地元の伯爵家を当たり前のように捲き込むな!(爆 まあ主人公だけが遵法精神がないんじゃなくて、田舎の男たちは概ねみんなそうなのな。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』:なので、東京にいれば周囲に止める人もいるんだけど、田舎だとお大尽と持ち上げられて気が大きくなってるから、ブレーキ効かないんだよなぁ……。と呆れながら見ていたわけですが(^^;; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』:良いように取れば、統制経済で硬直化する地域経済の活性化に寄与した、とも言えるのだけど……。それはともかく、後世の感覚だと戦時中は国民はみんな塗炭の苦しみに喘いでいたように思うけど、こうやって結構美味しいとこ取りしてやり過ごした連中がいたんでしょうね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019
『続々大番 怒涛篇』:そういう層の連中は、そりゃあ反省とかしないよね……。ともあれ、次回はいきなり戦後編。財閥解体、証券法改正で株式市場の市民化が進む中、最後の相場師として主人公が兜町に戻ってくる……というお話だそうですが、どうなりますか。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 15, 2019