『8番目の男』@シネマート新宿(19/11/01(fri)鑑賞)
パク・ヒョンシク映画初主演!11/1公開『8番目の男』【本予告】
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本日の映画『8番目の男』@シネマート新宿に劇場入りしました。証拠、証言、自白と全部揃った殺人事件の裁判の法廷で、被告がいきなり嫌疑を否定。8人のの民間陪審員の議論は紛糾する……という法廷ものの韓国映画。K-POPアイドルの男の子が主演だそうで、女性客比率高めです(^^) #fr19_n pic.twitter.com/DZ4FJGH6F4
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』観終わりました。2007年、韓国初の陪審員裁判で、母親殺害の容疑で逮捕された被告の裁判が、事前の予想をひっくり返して、まさかの逆転無罪となった実話に基づくお話。陪審員のキャラとか盛ってそうだけど(^^;;、初の陪審員裁判ということで、関係者の肩にも力が入ってたのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:韓国初の陪審員裁判の開廷直前に、陪審員に欠員が出て、急遽、貧乏発明家の青年が「8番目の男」として召集される。開廷した裁判は、貧しい家庭で障害を持った息子が老いた母親をハンマーで殴って団地の上層階から突き落としたというもの。各種証拠は揃い、本人の自白もある。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:鉄板と見られた裁判で、陪審員は量刑を審議するだけのはずだった。だが検察官が事件概要を説明する場で、被告は自供内容を翻す。事件直後に階段を走って逃げようとして転倒して頭を打った被告は、事件前後の記憶がないというのだ。法廷で暴れる被告の姿に動揺する陪審員たち。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:その中で、「8番目の男」である発明家の青年は、検察が組み立てた罪状設定にかすかな違和感を覚え、被告の有罪認定を拒否する。早く済ませて解放されたい他の陪審員の説得にも折れず、違和感の正体を明らかにしようと、青年は裁判資料に向き合うのだが……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:「陪審員映画」としては、割と定番なお話で、奇を衒わない分、安心して観れる映画でもあります。ご存知の通り、陪審員制度は日本にもあるし、社会保障からこぼれ落ちる貧困家庭や障害者政策の問題も共通してるので、割とそのまんま邦画リメイクとかできそうでもあります。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:という事は、日本の陪審員裁判の事情もだいたい同じだろうと考えながら観ていたわけですが、いや、なかなかに危なっかしい制度ですよね(^^;; 作中では大学法学部の学生がひとり参加して、法的な考え方の枠組みを示して審議の方向性を示すんだけど、毎度彼がいるわけでもないし。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:審議なんかお座なりにして、さっさと終わらせて帰ろうとする陪審員の感情も判るし、作中で実際に口にされる「警察や検察のエリートの捜査が間違ってるわけないだろ」という権威主義的なバイアスを持つ人もいるだろう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:多分、大学法学部教授クラスの法学インテリジェンスを持った人物がファシリテーターとなって審議を進めないと、まともには機能しない(それにしたって、議論の誘導ではある)と思うのだが、現実にはどう対応してるのだろう。司法プロセスに市民を参加させる意義はよく判るのだが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:この映画自体は、民主主義社会における市民の司法参加の理念を、非常に判り易く明示するお話になっていて、その意味で教科書的、あるいは啓蒙主義的によくできていると思います。しかし、陪審員制度が機能するには、権威にとらわれず真に自由に司法と向き合う個人が必須となる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:それを不作為に選抜した「市民」に期待できるほど、普遍的な概念として私たちは持てているだろうか。それがないのなら……陪審員裁判の被告にとってはバクチでしかないわけで、公平な裁判とは言えない。現実には、どう対処しているのだろうか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日
『8番目の男』:と言うようなことを、観ながら考えさせられる映画でした。あとお話のトーンはややコメディ風味ではあるものの、事件の「真相(かも知れない可能性)」が、結構キツいお話なんだけど、日韓どっちでもありふれてありそうで、それだけに辛い。そんな映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月1日