『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』@東京都写真美術館ホール(19/09/14(sat)鑑賞)
本日の映画3本目『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』@東京都写真美術館ホールに劇場入りしました。フランス・デンマーク合作のアニメ映画。北極に父親探しに向かうロシア貴族の娘のお話。アニメの実製作者筋から高い評価の上がる作品のようですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月14日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』観終わって、ビアガーデンで黒ビールをジョッキで傾けつつ、いつもの面子で感想会明け。いやあ、いい映画を観た後は酒が美味い!(^^) 貴族の娘のヒロインが、貴族社会を飛び出して、遭難した祖父を探して、北極圏奥深くを目指すお話です。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月14日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:基本的にラストまで一本道をずんずん進んでいって、ミッションを終了と同時にすぱんと終える、無駄のないタイト&シンプルな物語。だけど、作中で描かれるそれぞれの舞台の強度、世界観の説得力が圧倒的。もうそこだけでご飯何杯でもいける。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月14日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:まず物語は18世紀末のロシア貴族社会から始まるのだけど、そこの描写がその辺のラノベやなろう小説では足下にも及ばないレベルで、貴族社会の本質を押さえてる。貴族の社交界は戦場…とはよく言うものの、そういうことか、と一発で理解できる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月14日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:いや、登場人物のちょっとした台詞や振る舞いの積み重ねで、貴族社会の基本ロジックを語るともなく伝えておいて、ヒロインの舞踏会デビューを巡り、皇族と貴族のバチバチの勢力抗争をスマートに描き出す。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月14日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:こんなの、貴族カルチャーをよほど深いレベルで理解してないと無理ですよ。こういうの見せられると、欧州のクリエイターには敵わないなあ。同様のことはこの後の、北極圏を目指す帆船上の描写でも思い知らされるわけですが。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月14日
■追記:『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』(吹替版)@ユジク阿佐ヶ谷(19/11/16(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』@ユジク阿佐ヶ谷に劇場入りしました。帝政ロシア時代に北極圏を目指した女の子の冒険を描くフランスのアニメ映画。9月に一度観てますが、今回は吹き替え版で。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(吹替版)』観終わりました。2回目の、それも吹替版での鑑賞で、前回見落としてたとこの再確認したりもしたけど、やっぱり日本アニメでは難しい、貴族社会や帆船、北極圏の描写のディティールに圧倒されるよね。まあ、専門家も文献も豊富だろうしね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:前回は北極圏描写の凄さに触れる前に力尽きてそれっきりになったので、しれっとその続きから始めるけど(^^;; 船が流氷に閉じ込められて、恐ろしい……というのが「具体的」に何を意味するのか、この映画観て初めて理解できたよ(-o-;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:「流氷に閉じ込められる」というと、2次元的に身動き取れなくなるの想像するじゃん。それだけじゃなくて、氷壁が崩れて落ちてきたり、それで出来た波が襲ってきたり、船舶を簡単に圧し潰すような出来事が怒涛の勢いで起こるわけですよ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:考えてみれば、そりゃそうだ、という話だけど、この映画を観るまでまったく想像が及ばなかった。そういう日本人が見たことも、想像したこともない情景を次々と繰り出してきて、まさしく観客目線においても正しく「冒険映画」なんですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:物語はその後、乗ってきた船が流氷に圧し潰され、ヒロインと乗員たち10名でヒロインの祖父が乗ってきた砕氷船を目指して雪原を踏破することを余儀なくされる。そこで寒さと食糧不足で相争う乗員たちという地獄絵図が(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:本作のジブリ作品や東映アニメの良質な部分へのリスペクトとされる部分は、そういう過酷なドラマや繊細なキャラの心情描写を表現するために、意識的に選択されたと理解すべきでしょうね。世界の映像表現の幅を広げることに資したとも言える。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:同時に、世界のクリエイター達は、日本アニメの特色を取り入れて、既に「自分たちの物語」を語るツールとして積極的に活用する段階に入ったことも意味しています。日本アニメの手法は、もう「特別な武器」ではない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:無責任な観客としては、素晴らしいアニメ作品が世界中から続々と生まれてくる素晴らしい時代とも言えるし、日本人クリエイターには、良くも悪くも、世界とフラットに戦う時代になったとも言える。凄い時代になってきたものです。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:さて、そんなわけで吹替版で観た2回目の鑑賞ですが、改めて観て、台詞数が非常にタイトで、キャラの芝居や映像、観客の想像で補えるところはなるべくそちらで表現しようとしてるのが印象的でした。本当は作中の情報量は結構多いはずなんだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』:色々イベント詰め込んでるはずなのに、尺も81分だしね。でもそんなにせわしなく急き立てられたり、判りづらかったりもせず、鑑賞後の後味も爽やか。もっと拡大上映されて、多くの観客に観てもらいたい映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年11月16日