『サルカール 1票の革命』@新宿ピカデリー(19/12/08(sun)鑑賞)
Sarkar - Official Teaser [Tamil] | Thalapathy Vijay | Sun Pictures | A.R Murugadoss | A.R. Rahman
監督:A.R.ムルガダース
主演:ヴィジャイ/キールティ・スレーシュ/ヴァララクシュミ・サラトクマール/ラーダー・ラヴィ
2018年/インド/タミル語/162分
原題:Sarkar
本日の映画2本目『サルカール 1票の革命』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。在米インド人富豪の主人公が投票のために帰国したら、既に投票済み扱い。役人の対応にぶち切れて、金に物を言わせて調べ出したら、インド地方政界の暗部がぶち撒けられることになり……というインド映画だとか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』観終わりました。まさにインド映画でしかあり得ないバランスの選挙映画(^^;; 主人公は富豪で腕っ節が強くて、頭が切れて、女にもモテて、ダンスのキレもいいw完璧超人。それをインド地方政界のドロドロにリアル・ポリティクスにぶち込んで、民衆革命目指すという(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:インド映画は割とこういう完璧超人が主人公になることが多いので、そういうものです、としか言いようがないんだけど(^^;; 悪漢ばらが束になって襲ってくるのを、ちぎっては投げ、合間にキメのポーズというバトルと、選挙法と判例を駆使する法廷劇が並立する。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:リアリティラインがぐっちゃぐちゃのように見えるけど、逆に言えば、そのくらい強烈なキャラでないと、腐敗が蔓延し、閉塞しきったインド地方政界の現実に対抗する「夢(ファンタジー)」が成立しないってのも大きいのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:完璧超人の活躍を物語の入口としても、描かれる政治闘争はある程度リアルである必要がある。選挙法の細かな規定と判例をもとに選挙を無効に追い込んだ主人公は、再投票までのわずか2週間で選挙体制を立ち上げ、数十年も政権与党だった対立政党に勝たねばならない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:州内か200を越す選挙区に候補立てる、選挙体制の急速立ち上げを、主人公はSNSと民衆との対話を通じて実現する。それもファンタジーちゃファンタジーなんだけど(^^;;、それを「ひょっとして有りかも」と思わせるくらいのとこには持ち込んでるのは、この映画の地力か。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:いや、観てて案外バカにできないのが、何十年も政権与党で、利権で支持母体をがっちがちに固めた対立政党に対して、2週間はさすがに無茶とは言え、短時間で急速立ち上げした政党でぶつかった方が、案外勝目はあるのかも、という点。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:相手の方が資力も経験も勝っているなら、挑戦する側の戦略・戦術の不透明性は重要な武器だが、時間が経てばそれも分析されて無効化される。勿論、実際には周到な準備が必要とは言え、選挙戦における奇襲性って、バカにならんなあ、と思いながら観てました。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:これに対して、与党側も「そこまでやるか!」という熟練政党らしい手練手管を次々に繰り出し、最終的に投票日当日の残り数時間を巡るコンゲームさながらの手に汗握る頭脳戦駆引きに雪崩れ込むという(^^;; この辺は西側の選挙映画と比しても、新しいことやってます。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:いや、逆にこの辺の攻防戦の楽しさを核にお話を組み立てるなら、西側的感性だと主人公が完璧超人である必要はないと思うんだけど、インドではそれが必要なのね(^^;; ちなみに韓国映画なら主人公は小悪党の小市民で、途中で正義に目覚めてヒーロー化する感じかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:クライマックスで主人公はSNSで市民に訴える。「投票率5割では、腐敗政党を支持する者が2割、勝馬狙いの日和見1割で100%の権力を握られる。それでいいのか」という言葉は、日本人にも耳が痛い。そういう意味でも、バカにできない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:まあ、ファンタジーはファンタジーですよ。SNS時代とは言え、一方の主張だけ通るものでもないし、老若男女が等しく新聞やTVを観ていた時代ほどの影響力があるのかも疑わしい。でも在るべき政治の理想を、こうしてエンタメに落とし込もうとするインド映画は立派です。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日
『サルカール 1票の革命』:だからさあ、邦画も政治映画、選挙映画だからって生真面目で辛気臭い話ばっかじゃなくて、スーパースタアが歌って踊る痛快娯楽アクション映画撮ろうぜ。悪い政治家の選挙事務所に乗り込んで、斧持った運動員をちぎっては投げつつ、決めポーズするやつ、な(爆 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年12月8日