『雪暴 白頭山の死闘』@シネマート新宿(20/01/24(fri)鑑賞)
本日の映画『雪暴 白頭山の死闘』@シネマート新宿に劇場入りしました。中国と北朝鮮国境の白頭山。真冬の雪の山中に逃げ込んだ強盗団と刑事たちの極限の攻防戦……という中国映画だそうですが、さて。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』観終わりました。超サイコー。今年のハードボイルド映画暫定1位すらある(まだ1月終わってないが(^^;;)、完璧なサバイバル・ハードボイルド映画。主要登場人物7〜8人でなんぼでも関係性を入れ替えて状況を作れるという、作劇の教科書映画でもある。誠に素晴らしい。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:中朝国境近くの寂れた地方都市郊外の山中で、違法伐採のパトロール中に出喰わした金塊強盗団に相棒を殺され、自身も銃撃を受けたワン刑事。悔恨と自棄に苛まれながら過ごした1年後、山中で見かけた密猟者らしき人影を追ったところ、それは1年前の強盗団だった。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:山中に金塊を隠し、警戒が薄れた頃を見計らって、回収に来たのだ。新しい相棒を撃たれて殺されながら、犯人のひとりを拘束し、奪った金塊を押さえたワン刑事。だが、もうひとりの犯人と銃撃戦となり、主犯の男も現場に向かう。更に記録的な暴雪風が迫る…というお話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:辺境地帯の過酷な自然環境と人口密度の極端な低さは、それだけで暴力を惹起する「構造暴力」である……とは米国映画『ウィンド・リバー』の基本設定だが、本作もそれに通づるお話。でもミステリー要素もあったかの作品に対し、サバイバル・ドラマに振ってる印象。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:主人公と犯人側は早々に接触して戦端が開かれるので、謎解きもへったくれないです(^^;; その代わり、地形の位置どりや土地勘、装備、残弾数、負傷度、更に人間関係の亀裂まで加わって、場面ごとの優位性が目まぐるしく入れ替わる。まさにサバイバルものの醍醐味! #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:あと、これが香港映画なら、主人公の悔恨もヒロインへの想いも、もっとウェットかつメロウに描かれてたと思うんだけど、本作はストイック…つか、全般に生真面目で(^^;; ほとんどギャグなしに激突コース一直線なので、重い。大陸本土ミステリー映画の重さに近いです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:題材的には、ケレン味のある香港の犯罪映画的ではあるのだけど、中国映画の生真面目さが土台にあるおかげで、韓国映画ともまた違う重さを伴ったハードボイルド性を獲得できているような。まあ、レギュレーションが違うんで、韓国映画のようにゴア描写には頼れないか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:やがて険しい雪の山中から、雪暴風の最中の山小屋内に死闘の舞台は移り、主人公を追ってきたヒロインを交え、ぎりぎりの緊張感が破裂して、男たちは血まみれ雪まみれで、至近距離での撃ち合い殴り合い殺し合い。お待ちかねのお楽しみタイムの到来ですよ(^^)。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:まあ、雪暴風でホワイトアウト化した野外での戦闘がなかったのだけが悔やまれるけど、脇目も振らずに男たちの激突と死闘を積み上げてゆくストイックさは心地好い。登場人物少ないし、設定もシンプルなんで、余計な目移りする要素がはじめからないとも言うけどw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:あとはまあ、これだけ話がシンプルで、登場人物も少ないから予算もあまり掛かってないはずで、こういう映画なら邦画でも全然撮れるはずなんだよね。1960年代に深作欣二や石井輝男辺りが撮ってたクライムムービーの系譜だってあるわけで。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日
『雪暴 白頭山の死闘』:邦画でこういう映画がほとんどなくなってしまったのは、マーケティング的にそんな客層はいないし、多少いても韓国映画やハリウッド作品観せとけば充分だとでも思われてるのか。えー、やろうぜ、冬の北海道の原野で殺し合いとか、阿蘇山のカルデラで銃撃戦とかさーw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月24日