『黒の試走車<テストカー>』@池袋新文芸坐(20/09/06(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『黒の試走車<テストカー>』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1962年公開。田宮二郎主演、増村保造監督。大映のビジネス・スリラー『黒の』シリーズの第1作目。この第1作目だけ観れてなかったんで、気になってたんですよね(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』観終わりました。タイガー自動車の新型スポーツカー発売を巡るライバル企業との熾烈な情報戦!敵は関東軍特務機関上がりの役員!発売直後の新車を使って、列車事故も起こすぞ(爆 旧軍の謀略体質を日本企業は継承してるのでは……という見立てのお話ですな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:タイトルがこういうタイトルなんで、テストカーを巡るお話かと思うと、そうでもなく(^^;;、冒頭で事故ったテストカーの話はきっかけに過ぎず、新型車の車種の情報漏洩から、相手企業の新型車情報の奪取と、目まぐるしくミッションが入れ替わる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:主人公の田宮二郎は、そうした情報戦に対処する企画1課に所属し、切れ者の若手役員の下、攻防を繰り広げる。なのだけど、恋人にハニートラップさせて、さすがのクズっぷりに自分でもドン引いたのか、後半、田宮二郎はちょっと後背に引いてゆきます。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:この映画の終盤のクライマックスは、企画1課長の高松英郎が、同期で社長の娘婿の船越英二の内通をサシで激詰めして例の元関東軍役員を失脚させる証拠を掴むシークエンスで、この辺だけ観てると主役は高松英郎の方だよね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:話の締めは、諸々憑きものの取れた田宮二郎が、冷ややかな総括をして終わるので主人公扱いでもいいんだけど、ちょっと不思議な構成になってます。原作では、あくまで田宮二郎の役が中心でお話が展開するようですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:この落ちに持ち込むには、社内内通者をエグい問い詰めで自殺に追い込んだ当人に、ラストで「戦いは虚しい……」とか言い出されても説得力に欠ける、というのもあったのかな。でも中盤までの田宮二郎もなかなかのクズっぷりなんですけどねえ。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:作戦が成功しようが失敗しようが、新車の販売計画はガンガン前へ前へと進むので、企画1課もポジティブに前へ進む。つか、前の作戦で利用したり使い捨てた協力者の事を一切振り返らないのは、チームとしてもポジティブに過ぎる(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
『黒の試走車<テストカー>』:この後の一連の『黒の』シリーズは、田宮二郎主演だったり、宇津井健主演だったりするのだけど、作中の緊張感と展開のスピード感では一番で、ビジネス・エスピオナージュとしてのシリーズ・コンセプトをもっとも強く打ち出した作品でした。機会があれば、是非。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月6日
■監督フィルモグラフィ:増村保造(1924年~1986年)
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