『僕の名はパリエルム・ペルマール 』@新宿ピカデリー(20/09/28(mon)鑑賞)
Pariyerum Perumal Trailer | Kathir, Anandhi | Santhosh Narayanan | Pa Ranjith | Mari Selvaraj
imwjapan.com監督:マーリ・セルヴァラージ
主演:カディル/アーナンディ/ヨーギ・バーブ
2018年/インド/タミル語/153分
原題:Pariyerum Perumal
本日の映画『僕の名はパリエルム・ペルマール 』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。IMW2020の3本目。被差別階層の青年の恋と成長を描く青春映画だそうですが、さて。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』観終わりました。ヒロイン目線だとよくあるインドのロマンス映画なんだけど、被差別部落出身の主人公目線だと不条理な暴力が偏在する殺るか殺られるかのギリギリの生存空間という(--;; まあ、BLMと通づる「生きさせろ」がテーマというか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:いや、何つーか、視界に相手が入るなり、差別問題が貧困だのイジメだのすっ飛ばして、いきなり「殺そう」「殺すしかない」に直結する辺り、むしろ差別する側に余裕が無さすぎてどうなってんの、と戦慄せざる得ない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:そっちの病理を解き明かして、政治レベルで手を打ってかないと、いつまでもこのまんまだと思うんだけど、インドも今の政権は右派民族主義でご多聞に漏れず、分断強化型なんだよな……。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:一応、青春映画の枠組みでありながら、冒頭の主人公の飼っていた犬が近隣の差別主義の村人によって惨殺されるシーンから始まって、ちょいちょい本筋と関係ない暴力シーンが平和な日常描写の隙間隙間に映り込む。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:主人公とヒロインが愛を語らうシーンの背後の遠景に、主人公を狙う殺し屋(被差別階層民を殺すのは善行だと主張するシリアルキラーのジジイ(爆)がずーっと入り込んでるシーンなんか、今そこにある暴力をマスキングしてんじゃねえよという主張かしら。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:「被差別階層出身である」というだけで、こんなにも危険で息苦しい世界に生きることになること。しかしそれ以上に、そうした息苦しさや暴力性が階層が違えると、マスキングされてまったく見えてこなくなることの方が恐ろしい。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:これをカースト制度なんかのある遠い異国の映画として観てしまうのも、一種のマスキング行為なのかもしれない。今いる視座から、ほんのちょっとの想像力と思いやりで、過酷な状況で戦っている人々の存在に気づくことができるかもしれない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日
『僕の名はパリエルム・ペルマール 』:(ヒロインは最後まで何が起きていたのか知らぬまま)過酷な死闘の涯(はて)に、それでも明日は今日と違う日がくることを信じるラストは、青春映画というにはビターな物語に爽やかな後味を残す映画でした。でもこれもインド映画だからこその映画でしたね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年9月28日