『アウトポスト』@新宿バルト9(21/03/13(sat)鑑賞)
最悪の戦闘を描く衝撃の実話『アウトポスト』2021.3.12(金)公開【予告】
本日の映画2本目『アウトポスト』@新宿バルト9に劇場入りしました。2009年、アフガニスタン北東部。四方を切り立った渓谷に挟まれた最前線の前哨基地(アウトポスト)が、撤退寸前にタリバン部隊の猛攻を受けるお話。この基地、何かのドキュメンタリーで観た気がするなあ……。#fr21_n pic.twitter.com/eoJWIVNQa1
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月13日
『アウトポスト』観終わりました。周囲の斜面から基地施設が一望できる基地を巡る米陸軍vsタリバンの攻防。いや、この地勢で重要設備の埋設もせずに、よくこの犠牲で済んだな、というか。敵を舐めてたのと、ある意味、米軍側の装備と練度があったればこそ、この程度で済んだというべきか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月13日
『アウトポスト』:まず根本的な話として、兵隊さんのいる軍事施設とは言え、この基地はまず地域住民を招いて懐柔(ハーツ&マインド)工作を行うための外交的な機能の施設なんですね。なので、防御が困難なこんな場所に基地が作られている。加えてタリバンは重砲や爆撃機とか持ってないし。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:なので、抗堪性もそれほど必要ない。いざとなればカタールからB1爆撃機呼んで、爆弾の雨を降らせばいいし…という敵を舐めた姿勢が、ひと目で判る基地構成です。敵が暗視装置持ってない前提で、日没以降はリラックスして騒ぐし。そんなもん、どこからでも入手可能だろうに。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:だいたい戦闘中に、弾薬庫から敵の銃撃を避けながら基地内各所の銃座に銃弾届けるのなんて、ちゃんと地面掘って連絡路作ってればだいぶ楽だったはずで、真面目に戦争やる気あったのかと。まあ前線の兵隊さんの問題より、アホな基地構成を承認した後方司令部の問題ですが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:勿論、戦争映画を撮り慣れたハリウッドの映画ですので、迫力ある戦闘シーン描写は堪能できますし、悲壮な決意で戦う若い兵隊さんの姿は胸を打つんですが、このアホウな戦略プラン思いついたペンタゴンの高官をぶん殴るのが先なんじゃないの、という疑念がやはり拭い難い。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:映画のEDで、実際に戦闘に参加した兵隊さんをインタビューしたCNNの映像が挟まれ、こうした実録映画を撮って顕彰もする。この映画にも、参加兵のひとりが本人役で出てるそうで、そういったメディア化が、戦死者の慰霊と兵士の顕彰として、米国では社会に組み込まれてる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:しかし、若い彼らがその遠い異国の土地で、なんで顔も知らない現地の人々と殺したり殺されたりせねばならなかったのか、の核心の話には巧妙に踏み込まずにやり過ごし、「兵隊さんは立派に戦いました」という話に落とし込んでいるわけで、それでいいのか、とは思いますよね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:一応触れておきますが、この戦闘の結果を受けて、米軍はこの前哨基地展開の戦略をすぐに終了させており、組織としてはまだ柔軟に対応している方です。それでも、前線からホワイトハウスまでの長大な指揮系統の中で、誰かがこんな間抜けな戦略を思いついて実行に移される。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:ここでは「戦争」だけど、同じような話は社会のどこででも起こりうる。東京大空襲では、地域住民にできるはずもない消火を命じたバカのおかげで、10万人の市民の命が失われた。災害や防疫や貧困政策のどこかにバカが紛れ込むことで、人は死んだり身ぐるみ剥がされたりする。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:そして得てして、それを思いついたバカを締め上げるより、犠牲になった人々を顕彰することで社会は気が済んでしまう。しかし市井の市民の立場からは、そういうものだと受け入れて、その時になったらできる限り足掻いてみせるくらいしかないのでしょうか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
『アウトポスト』:まあ、バカのマクロなやらかしで死地に嵌め込まれるのを前もって気づくのは難しいのでしょうが、自分や自分の身内にそれが起こったら、絶対にそのバカを見つけ出してぶん殴りに行こう。それと勝手に美談にして消化しようとする連中も、と映画を観ながら考えていました。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月14日
■監督フィルモグラフィ:ロッド・ルーリー(1962年~)
『Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になる』@新宿バトル9(21/02/28(sun)鑑賞)
『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』予告編
本日の映画1本目『Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になる』@新宿バトル9に劇場入りしました。スマホ向けアイドルゲームの劇場アニメ。いや、ゲーム自体はやってないし、好きな声優さんが出てるのかもよく判ってないのだけど、楽曲PのKzのファンだったりするので(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になる』観終わりました。アイドル映画の皮を被った森川智之劇場だった(爆 まあ大枠としては、記号性強めのファンムービーということで良いのだけど、森川智之演ずる悪役ディベロッパーの憎々しげな口上を機に一気に全体の熱量が増して血が通うのはさすが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になる』:その森川智之キャラの暗躍で絶望的な状況に叩き込まれて意気消沈するアイドルたちに、熱い説教で喝を入れるのがマネージャーの水瀬いのりで、ああ、こうやって時代は移りゆくのだな、と(^^;; その辺の熱量で映画として成立させる作品でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『野球少女』@TOHOシネマズ新宿(21/03/06(sat)鑑賞)
Netflix | 野球少女
https://www.netflix.com/title/81442112
本日の映画2本目『野球少女』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。野球大好きの女の子が、真っ向勝負で韓国球界に挑むジェンダー・スポ根映画。そうなると問われるのは挑まれる男性社会の方、というね。『野球狂の詩』をこの目線でリメイクしてもいいのに、とか思いつつ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』観終わりました。女子最速130キロの速球を投げ、高校球児として全国優勝に寄与し、「天才野球少女」とマスコミにもてはやされても、プロ球団のドラフトで声もかからなければ、トライアウトも受けさせてもらえない。それでも折れずに挑み続ける女の子のお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:お話は主人公が高校三年の秋からスタート。新設の強豪校に特例で入部した女子選手チュ・スイン(イ・ジュヨン)は、女子最速130キロの球速を誇り、チームの全国優勝に寄与した選手だが、ドラフトでは声もかからず、トライアウトは門前払いで受けさせてもらえない。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:チーム内で唯一心を開いていたリトルリーグ以来の幼馴染イ・ジョンホ(クァク・ドンヨン)はドラフトでプロ入団を決めて以来、距離を感じて声をかけづらい。裕福ではない家庭で母親からは就職を迫られながら、孤独にプロ入団の道を探る彼女の前に、新しいコーチが着任する。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:プロを目指すものの独立リーグ止まりで、離婚したばかりのところを旧知の監督に拾われた新任コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニク)は、アマチュア女子野球や就職の進路指導を頑なに拒否してプロを目指す彼女に、彼女の実力ではプロでは通用しないと諭すが……というお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:強豪野球部の男子部員の中で紅一点……とはいうものの、きゃぴきゃぴした華やかさはなく、スポーツ選手の中にサムライがひとり混じってるような面構えで(^^;; お話が進むにつれ、おいおい判ってきますが、野球は集団競技とはいえ彼女は孤独に戦ってここにいる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:ここまでも実は結構ハードモードで、唯一の女性選手ということで、他の男子選手や監督から嫌がらせを受けながらの選手生活だし、高校野球部に入部するのも、新設校で名前を売りたい高校側に無理矢理売り込んで、お父さんが監督に土下座までして入部してる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:それで男子選手に混じっての全国大会優勝という「ありえない奇跡」をものにしている女の子なんですが、そんなものではプロ入団には全然足りない。連載マンガなら第二部開始で、まあそれは面構えも違いますよね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:一応、リトルリーグ以来の「戦友」として幼馴染がいるけど、リトルリーグでは自分より小柄だった彼も、ガタイが大きくなって先にプロ入団を決めてしまう。第一部で「旅の仲間」だった親友キャラが抜けて、ハードモードで再スタートする感じかな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:この映画は、このヒロインの折れない心(アイアン・ハート)を除けば、基本的に韓国野球界の現実に即して語られます。日本だと女子プロ球団があるけど、韓国はまだそこまでいってないのかな。高校生の女子野球選手の進路として、アマチュア野球はあるけどプロはない(作中では)。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:日本で野球やってる女子選手だと、実業団とか大学野球部に推薦とかありそうだけど、韓国だとそこも層が薄いのか。まあ、あくまでヒロインの目指しているのはプロ野球なので、アマチュア野球の有力選手だったという先生とかもわきにいるけど、あまり出番ないんですよね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:無茶は承知の話なので、愚直に突進してゆく彼女の前には、過酷な現実が次々に立ちはだかります。まず男女差別云々の前に、女子最速とは言え130キロの球速では遅すぎてプロでは通用しない。でも、球速だけが本当にプロの条件なのか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:ここでこの映画は、女性差別と戦う話である以上に、選手の能力を評価する軸は多様にあるべきではないか、という、より普遍的な命題を提示します。そこに軸足を置けば、女性でも障害者でも、参加の可能性は広がる。多様性(ダイバーシティ)とは、本来、そうあるべきでしょう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:ヒロインがしゃにむにプロ野球に挑戦し続けるのは、「女にも野球をやらせろ」というより「私を公平に評価してくれ」という理由なんですよね。ラス前で球団側が提示するある条件を否定するのも、女性の社会参画拡張が理由ではないからでしょう(結構迷ってたけど(^^;;)。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:プロ野球に限らず、アスリートの世界は一握りのトップエリートの裏で、膨大な敗者たちの「諦め」が折り重なって綴られている世界です。どんな崇高な目標があっても、どこかで「諦める」ことを受け入れる瞬間がくる。劇中でも「諦めることは間違いじゃない」という台詞がある。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:でも「諦め」を受け入れた敗者たちも、「あそこで諦めなかったら、自分はもっと先へ行けたのか」という問いを胸に秘めている。だから「公正な評価」を求めて「諦めない」ヒロインに、その戦う姿に、自ずと胸が熱くなる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:この映画は、物語の熱量の基盤をそこに置いているので、男女関係なく感情移入できる映画です。女性映画というより、まず「挑戦する人」の映画なんだよね。同時にその挑戦を受け入れられる社会は、女性により生きやすく、男性にとっても生きやすい社会を予感させる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『野球少女』:結構、ハードモードな現実を描きながら、それでも観終わって爽やかな野球映画であるし、重要な問いかけを孕んだジェンダー映画であると同時に、多様性(ダイバーシティ)とはどうあるべきかという視座を示す素敵な映画でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月6日
『DAU. ナターシャ』@アップリンク吉祥寺(21/02/28(sun)鑑賞)
【予告編】史上最も危険な映画『DAU. ナターシャ』2月27日(土)公開
本日の映画3本目『DAU. ナターシャ』@アップリンク吉祥寺に劇場入りしました。ウソ。まだ吉祥寺着いてない(爆 旧ソ連の科学実験都市を舞台に、強権的な独裁社会を告発するロシア映画だそうです。今のプーチン政権下で洒落にならない……というか、だからプーチン政権の支持率下がってるのか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』観終わって帰宅しました。旧ソ連秘密実験都市で妙齢の女性ナターシャが若いウェイトレスと営むレストランには、仕事終わりの科学者や役人、軍人たちが立ち寄る店で、そこそこに繁盛して忙しいが、業後にウェイトレスの娘と賄いの食事をするのが唯一の楽しみだ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:食料調達に苦心する旧ソ連の大多数の市民と違い、豊かに食材を浪費することが許され、時には客と呑んで騒ぎ、たまに気のあった客と寝ることもある。それなり上手くいっているような彼女の人生を、しかし彼女自身はこの世の煉獄のように苦しんでいた……というお話。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:ウェイトレスの娘とは仲良く仕事しているようで、不意に妙に刺々しかったり、下戸の彼女に「酒の呑み方を教えてやる」と執拗に酔い潰そうとしたり、何のこっちゃと思いきや…後半から、旧ソ連の監視社会のシステムが牙を剥き、世界が紛れもなく「煉獄」であると示される。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:何も信じられない。同僚も客も信じられない。むしろ憎しみの対象でしかない。孤独な夜にひとりで泣き崩れ、世界を呪ってすすり泣き、しかしのろのろと立ち上がって、夜が明ければまた真っ当な大人の振りをして職場に立つ。その「煉獄」までなら、私たちもよく知っている。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:そこから先、唐突に始まる保安当局者による過酷な尋問シーンが、旧ソ連の監視社会システムが個人の尊厳を徹底的に奪いにかかる嫌らしさを描いていて見事でした。いや、暴力で圧迫するだけでなく、緩急つけて優しく扱ったりしながら、尋問官は相手を支配下に置こうとする。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:ただこれ、「情報を引き出す」のが目的じゃないんだよね。当局が陥れたい人間がいて、出来上がってるでっち上げのストーリーに、正当性をもたらすために自筆の調書を書かせる。そのための「支配」で、小枝をへし折るようにヒロインの自尊心をへし折ってるだけに過ぎない。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:勿論、ヒロインはただの小市民でしかないので、抵抗なんかしません。最初から協力的です。でも、まず自尊心をへし折るんだよね。表層的な「協力」なぞ、何の意味も認めていないから。だからへし折ってから、支配を受け入れさせる。公安的思考とは、そういうものです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:この映画の最大の凄みは、その先に日常に回帰してゆく下りで、彼女の人生はこういうことを何度も繰り返され、それを受け入れて、なんなら尋問官に媚びるように感謝すら示して綴られてゆく。だから「煉獄」であり、それが終わらない「日常」として続く。おそろしい話です。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:主な舞台はレストランのフロアと尋問室という、小劇場の舞台演劇にも似た限定シチュエーションのお話。旧ソ連の特殊事情と突き放せないのは、今のロシアにも通じる事情なのと、ある意味、どこの世界、どの時代でも繋がる要素のある映画で、それだけにこわい映画でした。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『DAU. ナターシャ』:結局この映画、15年掛かりの企画で、同一世界観で複数のエピソードが描かれるプロジェクトらしく、既に続編もベルリン映画祭出品済み。でもロシア本国では公開禁止!(ですよねー(^^;;)という壮大な実験映画企画の第一弾でこの衝撃。この先、どうなるんだ、この企画……。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月28日
『ナタ転生』@TOHOシネマズ池袋(21/02/27(sat)鑑賞)
Netflix | ナタ転生
本日の映画2本目『ナタ転生』@TOHOシネマズ池袋に劇場入りしました。『封神演義』に登場する少年神ナタが現世に転生するという中国のCGアニメ映画。中国では定番ネタのようだけど、ぼちぼち古典ネタから『羅小黒戦記』みたいなオリジナル企画も増えてくるのかな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』観終わりました。青年向け転生スタンドバトル・アニメとして、やりたい事全部盛り映画(爆 設定、デザイン、ドラマ、演出にフェチシズムまで、1本の映画にこれだけ盛れると踏んだ度胸と、それで実際にラストまで駆け抜ける気概は感嘆の一言。まあちと盛り過ぎではあるか(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:水資源が枯渇し、有力な権力者に支配された都市国家ごとに人々が生活する世界……。廃工場内をコースとする危険なバイクレースと、都市外からの密輸業に従事する青年・李雲祥は、都市を支配する徳一族につらなる三公子に襲撃を受け、その闘いの中で少年神ナタの力に覚醒する。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:雲祥は3000年前から転生を繰り返すナタの、現世での転生体であり、徳一族はそのナタと対立し続けてきた東海龍王とその眷属の転生体であった。雲祥がナタ本来の力を取り戻す前にと次々に刺客を送り込み、その闘いに巻き込まれて雲祥の家族が傷ついてゆく。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:一応、近未来なのかなという設定なのだけど、貧富の格差が激しいらしく、近代的なビルがあるかと思えば、1930年代の上海辺りみたいな貧しい貧民街に、ファッションや車輌のデザインは60年代調と、時代的統一感より作り手の「カッコイイ」を煮詰めたようなデザインライン(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:総じてレトロヒューチャー的なデザインラインと言っていいのかな。そんなデザイン世界で、巨大な配管がくねくねと走る廃コンビナードのアップダウン激しい3次元レースから始まって、幼馴染ヒロインとライバルレーサーのヒロインとか出てきて、このまま行くのかな、と思いきや。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:「お前のバイクが気に入った。寄こせ」とイケメン金持ちのボンボンに因縁つけられ、廃コンビナードでぶっちぎったら逆ギレ。いきなりボンがスタンド出して襲いかかる、と(爆 ここでギアが入って、ここからが本番(^^;; なんと、転生スタンド・ヒーローものだったんですねえ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:この襲撃で幼馴染ヒロインは片脚喪失(爆。序盤でこれか。まあ、この作品は人体欠損して義手義足のキャラが多く、監督の危ういフェチシズムが垣間見えなくもないです。これに限らず、作家性は非常に濃い作品です。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:主人公はこの幼馴染ヒロインに、いつも喧嘩ばかりしている整備士の頑固親父、役所勤めの兄と暮らしているんですが、不良な自分は家族の「厄介者」だとコンプレックスを抱いている。そこに徳一族との闘争に更に家族が捲き込まれて傷つくことで、主人公の懊悩は深まってゆく。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:並行して師匠的なメンターキャラの下で特訓して、アイアンマンみたいな武具開発したりしている下りは少年マンガっぽくアッパーなんですが、頑張れば頑張るほど空廻りして追い込まれてゆくダウナーな不能感は青年向けコンテンツの葛藤ですね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:同時にそれが、憤怒の叛逆神ナタの原罪性(正義感が強すぎて、暴れると無辜の犠牲者を出してしまう)とリンクして、人生の不能感、自己肯定感の欠如に繋がってゆく。そこから、どう自己肯定感を取り戻して、現実の過酷さを打ち破るか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:それは現代の青年向けコンテンツとして普遍的なテーマなので、日本人が観ても全然普通に感情移入できます。というか、似たようなテーマの日本のアニメで、これより出来の悪いコンテンツなんていくらでもあるからね! #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:意識高い系なセリフでペラッペラとキャラの内面を長々とくっちゃべらせた挙句、謎ビームの撃ち合いして、なんかスッキリして終わる作品とかさあ。<何の作品の話をしている?(^^;; 本作はその辺、セリフよりバトル描写の組立てに落とし込んでるので、自分は割と好感持てたかな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:そういう根幹がしっかりしているので、諸々情報過多気味に詰め込まれてる世界観やストーリーにも、落ちこぼれずについてゆけるというのはあります。いや、もう本当、隙あらば色んなネタ突っ込んできてるからね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:冒頭のバイクレースは『AKIRA』フォロワーだろうし、スタンドは『JOJO』だし、転生した神々でどうも聖杯戦争みたいなことやってるっぽかったり(でも今回は本筋ではないので、本編では深掘りされない(^^;;)。まあそれぞれ消化された表現なんで、パロディ感は薄いですが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:ぶっちゃけ、サービス過剰だと思う(^^;; 映画1本のバランスを考えると、もっとガシガシ削ってすっきりさせた方がいいんですよ。つーか、冒頭のレースものの設定だけで映画1本作れるやん(爆 思いついたもの片っ端からぶち込んで引き算してないだろ、お前。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:……まあ、そうなんですけどねー。でも、ずーっと日本アニメとかハリウッドのヒーロー映画を指咥えて眺めていて、いざ中国でも長編のCGアニメでヒーロー映画撮っていいよ、って言われたら、そら、盛れるだけ全部盛るじゃんねー(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:むしろこれだけ盛りに盛った挙句、最後まで転覆せずに走り切って、ちゃんと青年の成長譚として成立させている力尽くの構成力を讃えるべきで、そこは見事という他はありません。情報過多を演出レベルでギリギリまで圧縮かけて詰め込んでるから、テンポ感も良くて好感触。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『ナタ転生』:あえて言えば、EDで流れた2D版のキャラ絵が魅力的だったので、本編ももうちょっとそっちに寄せて欲しかったかな。そこも中国アニメ界の進化の速さからすると、すぐに実現しそうですが。いずれにせよ、青年向けヒーロー映画として非常に完成度の高い作品でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月27日
『デンマークの息子』@ヒューマントラストシネマ渋谷(21/02/13(sat)鑑賞)
本日の映画3本目『デンマークの息子』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。移民排斥の極右政党が台頭する近未来のデンマークで、イスラム系過激組織からヒットマンとして送り込まれるアラブ系移民の少年のお話を描くデンマーク映画だそうで。……また生々しいネタを(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『デンマークの息子』観終わりました。前半はデンマーク版『鉄砲玉の美学(1973)』なのだけど、後半は前半でテロを阻止したアラブ系潜入捜査官が更なる奈落へと堕ち、地獄の釜の蓋を開くまで。人が刺客(テロリスト)として形成されてゆく導線を丁寧に描き抜く、どすんとくる映画です。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『デンマークの息子』:2025年、デンマークの首都コペンハーゲンで多数の市民を殺傷した大規模爆弾テロから1年……。移民排斥を主張する極右政党が勢力を拡大し、その政党との関与が噂される組織「デンマークの息子」によるアラブ系市民へのテロや嫌がらせが加熱してゆく。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:家族を案じるアラブ系市民の19歳の少年ザカリアは、アラブ系過激派組織の活動に傾倒し、極右政党党首暗殺の刺客として抜擢される。軍事訓練を経て党首宅に送り込まれたザカリアだったが、そこに党首の姿はなく、待ち構えていた警察特殊部隊に逮捕されてしまう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:それは過激派組織に潜入していたアラブ系捜査官の通報によるものだった。テロを未然に防いだ彼は、今度は極右団体「デンマークの息子」に潜入する捜査官の管理の任務に就く。だが、団体内部の会合で交わされる過激な会話の盗聴音声を聴く毎日は彼の神経を蝕んでゆく。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:極右政党の勢力拡大に伴い、移民排斥を掲げる過激な党首の主張をTVが取り上げる機会も増え、妻子と住む捜査官の自宅も極右団体の嫌がらせに襲われる。しかし、「デンマークの息子」への上層部の警戒心は今ひとつ鈍く、捜査官の苛立ちは深まってゆくのだが…というお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:近未来政治シミュレーションとは言え、SF的な要素はほとんどなく、ここで描かれているのは少なくともコロナ以前、2020年初頭の欧州に現実にあるものだけで構成されています(本国公開は2019年)。極右側の移民排斥の言葉も、アラブ系過激派のテロ肯定の論理も現実にある。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:監督は実際にアラブ系移民の子らしく、アラブ系市民が日々感じているマイノリティとしての閉塞感や、いつ襲われるかと恐怖に肌がひりつく恐怖感の描写は見事の一語に尽きます。しかしそれ以上に、極右民族主義の主張がガチなんだよね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:この手の話だと、出てくる極右民族主義を煽る指導者本人は、別にそれを本気で信じているわけじゃなく私利私欲で煽ってるだけ、ということがよくあります。実際にそういうケースが多いという以上に、リベラル視点で胡散臭いものとしたい願望がそうさせるのでしょう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:でもそういう逃げ場は本作にはありません。行動原理が私利私欲という合理性なら、まだ対話の可能性あるんだけど、本作では(少なくとも表面上は)ガチで言ってて、移民が何人死のうが知ったこっちゃないというか、端から人権も認めてないので話がまったく通じない。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:加えて、後半主人公のアラブ系捜査員は、警察内部でも当然少数派なので、極右過激派への警戒の鈍い主流派への不審感がじわじわと募ってくる。デンマーク映画でアラブ系捜査官といえば『特捜部Q』シリーズですが、あっちはまだ周囲に理解者がいるからなあ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:この辺、『特捜部Q』はまだ主流派のデンマーク人目線で語られる甘さがあることが判ります。いや、アレも大概ハードですけどね。それでもアラブ系移民市民が本当にひりひりする恐怖感とともに日々の生活を暮らしている皮膚感覚までは及ばなかった。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:物語は、状況打破の可能性を悉(ことごと)くへし折られ、必然のように最悪の可能性へと突き進む。監督の出自であるデンマークのアラブ系市民が日常的に意識している恐怖を、目を逸らさずに真っ向から直視するかのように。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:監督の才能とか資質以前に、そういう人材をフックアップして、こういうセンシティブな映画を撮らせるデンマーク映画界の肚(はら)の座りようには頭が下がります。邦画で言えば、在日韓国系の監督に関東大震災時の虐殺の映画を撮らせる度胸がありますか、という話ですよ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『デンマークの息子』:せめてこの映画を観た人に、一朝事が起こって、排他主義の憎悪と恐怖で社会が暴走した時、相手も家族や家庭を愛する人間だと思い出して一瞬でもその手が止めて欲しいとそれだけを願うような、そういう切実な願いの込められた、観終わって下腹にどすんとくる映画でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』@シネマート新宿(21/02/11(thu)鑑賞)
本日の映画1本目『ある用務員』@シネマート新宿に劇場入りしました。表の顔は高校の用務員、実は殺し屋の主人公が、元ヤクザの娘の女子高生を狙って襲ってくる殺し屋と戦うというお話。福士誠治って、これが映画初主演なんだっけ?(^^) #fr21_n pic.twitter.com/BIrru1MLIy
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ある用務員』観終わりました。低予算感は透けて見えるものの、その枠の中での頑張りも伝わる映画。高校の校舎まるごとロケ地に押さえられたことと、「本田さん」のキャラが勝利のカギ(^^;; 完成度としてはもうひと口喰い足らなさはあるんだけど、邦画アクションとしての挑戦は買わねば。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ある用務員』:ヤクザだった父親を抗争で殺された青年・深見(福士誠治)は、父の友人でヤクザから実業家に転じた真島の下で、凄腕の暗殺者に育て上げられ、高校の用務員として影ながら真島の娘・唯(芋生悠)の護衛を務めていた。その真島は国内事業を畳んで海外に転じようと考えていた。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:しかし、それを機に自分に任されていた国内の汚れ仕事を清算しようとしている事を危ぶんだグループ傘下のヤクザ西森は、深見に実父を殺したのは真島だと吹き込んで暗殺させようとする。その事実を当の真島に問い詰める深見だったが、その目の前で真島は別の刺客に撃たれる。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:かくして真島は死に、ついで西森は真島の妾腹の子で唯の異母兄・本田(前野朋哉)を捕らえて殺そうとするが、やはり暗殺者として仕込まれた本田にあっさりと返り討ちにあう。西森を殺した本田は、生体認証に守られた真島の金庫を開くため、唯の身柄を必要としていた。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:唯の通う学校に8人の殺し屋とともに乗り込む本田。一方、真島の遺言に従い、深見もまた校内に潜入する。かくして、唯の身柄を巡り、殺し屋軍団vs深見の壮絶な死闘が始まる……とあらすじをまとめましたが、当然ながら映画としての本番はこの校内バトルが始まってからです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:まあねえ。爆発なし、カーチェイスなし、建物・什器等のぶっ壊しは最小限、完全武装の特殊部隊も出てこないし、発砲シーンはあってもじゃんじゃんバリバリには程遠いので、予算事情が色々察せられてしまいます(^^;; しかし、映画の勝負所はそこだけではありませんから。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:少ない予算で仕掛ける勝負所として、この映画ではキャラ立てでかましてきます。正直、本田さん(前野智哉)登場まで、まあ想定の範囲内なんですよ。武闘派ヤクザの西森(般若)のキレ芸は、でもこういうキャラ、邦画でよくいるよなあで済むんだけど。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:側近がガタイのいい鈍順そうな筋肉系のルックスで、実は色々神経の細やかな知性派。ただしボスからは鈍順キャラ扱いというのは面白かったけど、それも早々に退場。でもその後に出てきた本田さんが、その辺の工務店のオジサンみたいなルックスと言動。しかしシリアルキラー(爆 #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:クイックドローの一瞬で護衛のヤクザを殲滅し、くつろいだ表情で西森を嬲(なぶ)り殺しにする。工務店のおっさんのルックスで(^^;; その本田さんに招集されて、JK百合殺し屋カップルとか、渡辺哲の老スナイパーとか、面白殺し屋軍団が続々と高校の校舎に集まってくるのです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:イケメン強面の凄腕殺し屋の頭が小学生並みだったり、各キャラのアクセントの付け方が上手く、本作一作で終わってしまうのは勿体ない。まあ勿論、皆さん主人公に斃されてしまうんですが(^^;; 特にJK百合殺し屋カップルは格闘描写もシャープで、スピンオフも有りかな。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:まあ、先ほども触れたように、低予算なので、施設のぶっ壊しや爆破、有象無象の完全武装の兵隊さんとか金のかかる要素は出せませんから、勢いワンオンワンの格闘アクション主体になるんですが、そこはスピードとキレがあって良かったな。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:それと校舎丸ごとロケ地として押さえられたらしく、校内の各所に移動して、さまざまなロケーションでのバトルも飽きさせない。休日の補習日設定なので、生徒数は最小限ですけど(^^;; そんな風にツッコミどころはなくはないんだけど、頑張っているのは画面から伝わってくる。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日
『ある用務員』:瑕疵はあっても憎めないというか。個人的にはこのスタッフにたっぷり予算つけてJK殺し屋カーニバルの『デストロ246』を実写化して欲しいですね(^^)。勿論、今度は心ゆくまでぶっ壊しもぶっ潰しも、じゃんじゃんバリバリのぶっ放しも有り有りの盛り盛りで。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月21日