『名探偵コナン 緋色の弾丸』@TOHOシネマズ府中(21/04/20(tue)鑑賞)
本日の映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』@TOHOシネマズ府中に劇場入りしました。公開延期1年を経ての満を持しての公開で、初週週末で早々に興収100億の確定が出ているシリーズ最新作。こういうのいくつも押さえてるから、東宝は横綱相撲ができる。少しは松竹に分けてあげて(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』観終わりました。大ネタの「銀の弾丸」の荒唐無稽さも含めて、要所要所で大ボラをぶちかましながら、ギアの入ったテンポ感で真正面から興収100億をぶち抜きにくる横綱映画。この数作で明らかにギアの入り方が数段回上がっていて、エンタメとして邦画屈指ですよ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:いやもう、冒頭からラストまで全編ギアが入ってて、隙間なく画面で何か起こってゆく。詰め詰めで溜めがなく、膨大な情報をばっさばっさと捌いて、物語を前へ前へと押し込んでゆく。他の邦画は何でこれが出来ないんだ……って、結局、予算(カネ)か(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:ちょうど上映前に『ワイルド・スピード ジェットブレイク』の予告編が掛かってたけど、上映時間当たりの制作費単価を真っ当に積み上げようとすると、こういう隙間なく観客を楽しませようという方向に進むのかしら。まあ、その分、作家性は見えづらくなるけど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:本編に話を戻すと、今回のお話は主人公のコナン君が、作中の登場人物たちの情報とスキルの中継器(ハブ)として活躍するお話で、このシリーズでは実は推理はあまり本質ではないことが判ります(^^;; というか、赤井秀一のこと灰原にも隠してたのか、コナン君(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:コナン君は要所要所で情報(秘密)を堰きとめ、あるいは情報を流して、それを梃子にミッションを依頼して事件を解決に導く。TV版はそうでもないですが、本作ではコミュニケーション型のヒーローですね。増えた登場人物に見せ場を与えようとするとこうなるのか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:いつかすべての情報(秘密)が白日の下に晒された時、コナン君が登場人物たちにその不実を責められる日がくる……とは思えないけど(^^;;、秘密が解消された時、物語は(少なくとも今の形では)終わるのでしょう。まあ、それはともかく。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:今回も小学生向けの阿笠博士のクイズコーナーから、FBIと米国連邦保安官局(USMS)の確執を短い説明でぶっ込んできたり(^^;;、大人も子どもも、古参ファンも新参も、等しく楽しませる戦略として、本作はギアの入ったテンポ感で正面突破することを選んだのです。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:逆に言うと、このテンポ感をちょっとでも緩めると、膨大な情報量と登場人物群を捌ききれず、作中のリニア同様に空中分解しかねないわけで、危うい話でもあります。これがやれるのも、くまなく徹底的に動かし倒せる予算ありきではあります。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:正直言って、どこまで行っても監督の私小説でしかない『シン・エヴァンゲリオン』より、こっちの劇場版シリーズを追いかける方が、邦画エンタメの到達点を確認するには向いていると思います。そんなわけで、今回も面白かったです(^^) #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
『名探偵コナン 緋色の弾丸』:そういえば、監督の永岡智佳は、シリーズ前作『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』に引き続き、邦画女性監督の興収記録を塗り替えて、このまま順調にゆけば興収100億に手が届くのか。もっとメディアも注目すべきだと思うけどねえ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月20日
■監督フィルモグラフィ:永岡智佳(1983年~)
■シリーズ・フィルモグラフィ:劇場版『名探偵コナン』(1997年~)
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『獣人雪男』@池袋新文芸坐(21/04/10(sat)鑑賞)
本日の映画3本目『獣人雪男』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1955年公開。『ゴジラ』の翌年公開された、宝田明主演の怪獣映画。こっちの方が受けてたら、もしかするとハリウッドが『獣人』シリーズをリメイクしてたかもしれんのやでぇ。<そうか?(^^;; #fr21_n pic.twitter.com/tjmLQFw2FL
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』観終わりました。本多猪四郎監督、チーフ助監督で岡本喜八。序盤の雪男が姿を現すまでの恐怖映画的なネタ振りの手慣れた感じは、ジャンル映画的なのだけど、具体的に姿を現してからの展開が、今日的なホラーとはまったく違う語り口で新鮮……というか当惑というか(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』:本作の「主人公」である獣人雪男は、地元住民に崖に吊るされた宝田明を助けてくれたり、子ども連れだったりとそんなに悪い奴ではなくて、「恐怖の対象」ではないんですよね。まあ、終盤、興行師の悪人に子ども殺されて、ぶち切れて村を壊滅させたりしますが(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』:戦前のパルプフィクションよろしくヒロインを誘拐するのはその後で、モンスターを同情的に描いてからジャンル映画のお約束を律儀に守られても、観客の感情として、憎んだり怒ったりし辛い(^^;; 逆にいうと、現代のホラーのフォーマットは、感情の整理がされてるんですね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』:クライマックス前の興行師が獣人親子を拐おうとして全滅し、逆上した獣人が八つ当たりで村を壊滅させるまでの下りで、観客の依代であるはずの宝田明が寝込んで一切関知してないとか(^^;;、何でしょう、獣人を観客が過剰に敵視しないようにストーリーから切り離したんですかね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』:恐怖映画とは言いつつ、「恐怖」に特化して整理されていなくて、違うベクトルの力が作用しているように見える。それはまあ、今日的な観客目線として、作中の恐怖表現の技法に慣れて麻痺しているから、でもあるのかもしれないけれど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』:あと本作は序盤は冬の雪山スキー登山、中盤からは春山登山からの秘境アドベンチャーになるのだけど、三船敏郎『銀嶺の果て(1947)』とかこの頃の東宝がちょいちょい山ものの映画撮ってたの山好きのプロデューサーでもいたのか(^^;; 山岳撮影の技術継承企画でもあったのかな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
『獣人雪男』:ちなみに本作は、色々あった挙句、「えーっ!」というくらいばっさり終わります(爆 この時代の映画は余韻とかあまり気にしないで終わるんだけど、それにしても、いくらなんでも、その一言で終わらすんかい、というのが本作最大の衝撃でした(^^;; 機会がありましたら、是非。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月10日
■監督フィルモグラフィ:本多猪四郎(1911年~1993年)
https://www.netflix.com/title/1033310
Netflix | ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃
https://www.netflix.com/title/80117535
https://www.netflix.com/title/438164
Netflix | フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
https://www.netflix.com/title/70101286
https://www.netflix.com/title/70067809
Netflix | フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)
https://www.netflix.com/title/70061030
https://www.netflix.com/title/70067808
Netflix | 宇宙大怪獣ドゴラ
https://www.netflix.com/title/70034042
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https://www.netflix.com/title/70041517
https://www.netflix.com/title/70120056
https://www.netflix.com/title/81318417
Netflix | 美女と液体人間
https://www.netflix.com/title/70120055
https://www.netflix.com/title/70023084
https://www.netflix.com/title/70104656
https://www.netflix.com/title/60035960
『リオの男』@新宿武蔵野館(21/04/09(fri)鑑賞)
本日の映画『リオの男』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。1963年公開。ジャン=ポール・ベルモンド主演。仏空軍パイロットの主人公が、アマゾンの秘宝を巡る大冒険に捲込まれるアクション・アドベンチャー・コメディ。60年代でこのスケール感とは、仏映画は侮れない……(^^;; #fr21_n pic.twitter.com/TfQvcvFKvo
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』観終わりました。かねがね60年代の邦画のスピード感とか、ドライな感覚の源流が気になってたんだけど、少なくともそれが同時代的に国際的なものだったことを確認する映画。同時に宮崎駿や大塚康生のアニメに至る基礎教養のひとつになったと確信するレイアウトや運動に満ちた映画。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:お話的には本作よりももっと前、戦前のパルプフィクションの秘境アドベンチャーで、おそらくこの時点でも古風に感じられたろうけど、特筆すべきは奥行きを活かした画面設計と運動でフィルムを埋め尽くしていることで、「映画」とは何か、という問いにひとつの解を示している点。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:手前から奥へ、奥から手前へ。広く、大きく、明るく、高精度の映画スクリーンなればこそ、消失点ギリギリまで引いた登場人物や車輌の識別がつく。それがTVやコミック紙面にはない映画の決定的な特徴で、それを描くことの映像的リッチ感をこの映画は徹底的に追求してくんだよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:それと展開が早い早い(^^;; これも説明よりも運動で話を繋いでく構成だからなのか、文字通り転がるように展開するので、休暇でパリ駅に着いたジャン=ポール・ベルモントが誘拐された婚約者を追って、あっという間に無一文で南米リオに放り出される(爆 このテンポの良さですよ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:ただ「テンポが早い」と言っても、新海誠的な(あるいは庵野秀明的な)、ワンフレーム単位で無駄を省いて映像を繋ぐリニア編集的なものではなく、むしろワンシーンごとは長いんだけど、常に画面内で何かしら動き、次のシーンに繋がってゆく、「動きの高密度」のテンポなんですね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:だから緊張感が途切れずに持続する。これは撮影前に相当入念にレイアウトと動きの設計が行われていた証で、それがクライマックスや決めのパートだけでなく、全編それで通すのは尋常ではありません。アクションやロケーション以上に、この映画のリッチさを示す要素です。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:それとキャラ描写が60年代邦画、あるいは『ルパンIII世』的で、カラッとして我が強い。判りやすく言うと、人の話を聞かない(^^;; 「ここで待ってろ」と指示されたヒロインは、直後にすぐにどっか行くし(爆 主人公は「何でオレ、こんな女の言うこと聞いてるんだ」と頭抱えるし。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:コイツ、自分を利用してるだけかもなあ、と思いつつ、放り出せもせずヒロインの冒険に付き合う主人公とヒロインの関係性は、峰不二子とルパンの関係性とも通じる。60年代のヒーローとヒロインのこういう関係性は、互いの個を認め合えばこそで、むしろ現代的ですらあります。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:また本作でのジャン=ポール・ベルモントの身体を張ったアクションが凄い……というのはそうなんだけど、マルクス兄弟を思わせるちょっとコミカルな動きで、宮崎駿や大塚康生のアニメのオーバーアクトなアクションに似ている。というか、明らかにネタ元のひとつだよね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:本作がすべて、という気はなく、本作のネタ元のマルクス兄弟等の更に古い実写映画も含めての話だけど、こうした映画類があの時代のアニメーターたちの基礎教養を形作っていたことは疑いなく、こういうのはアニメ史だけ追いかけてるとなかなか見えてこないよなあ、と。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
『リオの男』:勿論、冒険冒険また冒険のアドベンチャー映画として楽しい映画でしたが、奥行きと運動に楽しさを見出し、高密度な情報量に乗って駆け抜ける映画で、むしろ21世紀の現代に観てこそ「新しい」。現役で映像やってる人ほど学ぶところが多いんじゃないかな。そんな映画でした。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年4月9日
■監督フィルモグラフィ:フィリップ・ド・ブロカ(1933年~2004年)
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』@ヒューマントラストシネマ渋谷(21/03/27(sat)鑑賞)
本日の映画4本目『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。2002年にロシアで発生したテロリストによる劇場占拠事件の実録映画。まあ、プロパガンダ映画なんですが、それはそれで判って観る分には学ぶものもありますし。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』観終わりました。実話ベースとはいえ、歴史の老女教師とテロリストの対話はともかく、休暇中の警察特殊部隊のオッサンが『ダイハード』よろしく、単身潜入して大活躍はウソだろーという(^^;; それ以外の警察部隊役立たずだし。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:どうせプロパガンダだろう、たかを括ってたものの、「誰に向けて」「どんな主張を」のポイントはあるわけで、そこに注目して観ていました。勿論、「テロは悪いこと」というのは、どんな社会でも共通の結論ではあるのですが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:そういう視点で観てると、序盤からチェチェン人やイスラム系の市民へのロシア人の偏見や警戒心を、批判的に描写するんですね。更に本作の大きな特徴として、先の歴史教師とテロリストとの対話に結構な尺を割いている。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:まあ概ね教師側の正論が優勢に進むんですが、それでも犯人のチェチェン人側の恨み辛みや闘争のロジックを結構丁寧に引き出して喋らせます。この辺、ハリウッド映画でもあまりちゃんとやってる作品は少ないので目を惹きます。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:他にもチェチェン共和国側からテロを否定して投降を促す声明をTVで流したり、どうもチェチェン人全般とテロリストを切り離して扱おうとしている節があります。じゃあ、この話、どういう結論に持ってこうとしているかというと…。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:作中、テロの実行犯は2チームいて、劇場の封鎖チームとフロアで直接人質と対峙するチームに分かれています。その封鎖チームのリーダーの挙動が怪しいと思ったら、英語で外部と電話してる(爆 西側の陰謀落ちか〜!(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:まあ要するにロシア人とチェチェン人は本当は話せば判りあえるはずなのに、外部の策謀により対立を強いられてるんだ、と。……いや、現実のチェチェン人がロシア人からそれ言われて納得するか、知らんけどもな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:そう思って見てると歴史教師の説得の理屈もちょいちょい釈然としなくて、スターリンのチェチェン弾圧をルーズベルトの日系人強制収容をダシに正当化するに至っては、日本人として納得はできねえぞと(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:結局、テロリスト側もアフガンではソ連軍として従軍してたり、幹部は警察側と顔馴染みだったり、昔の教え子が犯人に混じってたり、せいぜい「遠い親戚」くらいの距離感なんですよね。あくまでロシア側からは、ですが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:だからまあ、プロパガンダ映画としては、こういう落とし所になると。でも警察側が無能で役立たずな表現はいいのか。まあ、ほとんど何もやってないので、大きな失敗もしてないけど(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:この辺、インド映画でパキスタン系テロリストを扱う手つきと似てるかな。相手側のロジックを判ってあげようとはするんだけど、あくまで自分たちのロジックの枠内で、自分たちの実存が脅かされる領域には踏み込まないっていう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:他人事のように書いてますけど、邦画なんかテロを扱っても、自分たちの社会の実存を問うテーマだなんて欠片も思ってませんからね。テロ仕掛けられるくらい、本気で恨まれる状況をイメージできないのかもしれないけど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:モスクワ警察特殊部隊の人質奪還作戦の戦術展開とか期待して観ると肩透かし喰らうけど、ロシア人のチェチェン観の一端を垣間見ることのできる映画でした。まあ知識人層はまた違うのかもしれないけどねえ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『国際捜査!』@シネマート新宿(21/03/13(sat)鑑賞)
韓国警察史上最大?の国際捜査が幕を開ける!『国際捜査!』予告
本日の映画1本目『国際捜査!』@シネマート新宿に劇場入りしました。しょーもない収賄容疑で内務調査をかけられそうになった刑事が、ほとぼり冷まそうフィリピン旅行に出たら現地で殺人事件に捲き込まれる韓国映画。ほどほどスケールの定食アクション・コメディ……かなあ(^^)。#fr21_n pic.twitter.com/5VEpkZ24sF
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月13日
『国際捜査!』観終わりました。バイプレイヤーズ畑ひと筋の冴えない中年のオッサンたちがフィリピンでわちゃわちゃしてるだけの華のない絵面の映画なのだけど、それでもしっかり映画一本楽しく廻してのけるという、案外、韓国映画の地力を魅せる映画。こういうのが侮れないのよ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月13日
『国際捜査!』:田舎の所轄刑事ビョンス(クァク・ドウォン)は年中金欠で、住宅ローンの資金繰りにも苦しみ、地元中小企業からの袖の下にも手を出したものの、内務調査の手が及びそうで落ち着かない。それもこれも、幼馴染みで詐欺師の親友ヨンベ(キム・サンホ)に金を持ち逃げされたためだ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:そのヨンベがフィリピンにいるという。それでうっかり妻子の前でフィリピンの名を口にしたら、「結婚以来、国内旅行にも行ってないんだから、フィリピン旅行に連れてゆけ」と奥さんに詰められ(爆、職場の仲間も何故か多額の餞別を包んでくれたので、休暇を取ってフィリピンへ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:現地では家族サービスに徹していたものの、たまたま見つけた同郷の後輩でガイドのマンチョル(キム・デミョン)によるとヨンベは殺人犯として刑務所にいるという。訪ねるとヨンベ自身は冤罪だと訴える。見捨てかけたものの、ヨンベは山下資金の在り処を知っていると口にする。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:幼馴染みの友情と山下資金の金に目が眩んでw、家族と別行動でヨンベの冤罪を晴らす捜査を始めるビョンス。だが、単独行動を始めるや、あっという間に金とパスポートと携帯電話を擦られ、フィリピン裏社会の混沌に振り廻されてゆく……というお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:主役3人は全員オッサンで、小太りだったり禿げだったりと、冴えない事この上ない絵面ですが、いずれも韓国映画を長年支えてきたバイプレイヤーズです。これ以外に、若手のイケメンの俳優とか美人女優とか見事に出てこない(爆 そこで勝負しない、と潔く腹を括った企画。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:とはいえ、そこは皆、百戦錬磨のベテランですから、オッサン3人が腹を探りつつ、友情もありつつのわちゃわちゃ芝居だけで楽しいので、案外、これでスクリーンの場持ちがするんですね。森繁久弥やフランキー堺とかの気心の知れた面子で廻す昭和名喜劇を観ているようだわ(^^) #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:そこをベースにしつつ、何が飛び出してくるやら判らないフィリピン裏社会を舞台にすることで、先が読めなくなる。気を抜いたらあっという間に財布もパスポートも盗まれるくらいなら御の字。友人の冤罪晴らすはずが、自分も冤罪で刑務所にぶち込まれるし、油断がならない。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:その一方で、念のためにと、ボディーガードにチャラい兄ちゃんコンビを雇ったらいきなり作中最強で無敵だったりするので、どうなってんだよ、フィリピン(爆 いや、実際のフィリピンの現実がどうこうよりも、韓国人のフィリピン観の反映なんでしょうけれど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
『国際捜査!』:そんなわけで、刑事と詐欺師で幼馴染みのオッサン3人の南洋の冒険行で、華はまったくないが、それはそれでわちゃわちゃと楽しい映画でした。ちなみに『ノンストップ』も中年夫婦の海外家族旅行の話でしたけど、韓国でそういうの流行ってんの?(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月26日
■監督フィルモグラフィ:キム・ボンハン(?年~)
『スキャナーズ』@シネマート新宿(21/03/20(sat)鑑賞)
Scanners (1981) ORIGINAL TRAILER [HD 1080p]
本日の映画4本目『スキャナーズ』@シネマート新宿に劇場入りしました。1981年公開。デービッド・クローネンバーグ監督の超能力バトル映画。頭が吹っ飛ぶ描写で有名な作品だけど、これもVHS時代にレンタルで観ただけなんじゃなかったかな。今日も温故知新(^^) #fr21_n pic.twitter.com/zzXKdlmgLf
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『スキャナーズ』観終わりました。以外と21世紀に観てもそこそこ面白い映画でした。超能力バトルものと言いつつ、通底するのは企業統治の話であり、生殖の話であり、倒すべき「悪」が自身の所属する組織深部と融合し、己の実存とも融合してゆく。電話回線越しに超能力ハッキングもあるぞ(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『スキャナーズ』:これを1981年にやってんのか〜。監督の若きデビッド・クローネンバーグの才気がキレキレで、軽やかに時代を越えてくるのが凄まじい。超能力表現のキモがSFXというより特殊メイクで、ラストの決戦も特殊メイク合戦という辺りが、80年代B級SF映画らしくて微笑ましいけど(^^) #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
■監督フィルモグラフィ:デビッド・クローネンバーグ(1943年~)
『奥様は、取り扱い注意』@TOHOシネマズ池袋(21/03/20(sat)鑑賞)
劇場版『奥様は、取り扱い注意』予告【2021年3月19日(金)公開】
本日の映画3本目『奥様は、取り扱い注意』@TOHOシネマズ池袋に劇場入りしました。綾瀬はるか&西島秀俊のエスピオナージュ・コメディ。TVドラマの劇場版なんだけど、結局、録画した再放送を一話も観てない……orz 韓国映画はこの手のお話得意だけど、邦画だとどうかな(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『奥様は、取り扱い注意』観終わりました。日本人で『アトミック・ブロンド』を撮れる女優・綾瀬はるかの圧倒的身体性を堪能する映画…と思いきや、中盤まで記憶喪失でおっとり美人妻と化した綾瀬はるかと、風光明媚な海辺の港町で、スローライフ夫婦生活を過ごす映画(爆 どうしてこうなったw #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『奥様は、取り扱い注意』:事前に思ってたのと違うorz が、綾瀬はるかがワンピース姿の清楚な若奥様然と海岸通りを歩くだけで、「まあ、それはそれで」と成立してしまうのが恐ろしい。スクリーン持ちする美人女優というのは、実在するのだ。そうなると、余計なことをしないのが正解になる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『奥様は、取り扱い注意』:正直、韓国映画『ノンストップ』のようなわちゃわちゃした夫婦スパイ・アクションを期待して行ったら、のんびりスローライフ夫婦生活を見せられて、明らかに想定していたジャンルが違うわけです(^^;; TV版をこのペースでやってたとも思えないけどなあ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『奥様は、取り扱い注意』:あらすじとか設定が茶番レベルで真面目にエスピオナージュをやるつもりではないのは、最初から判ってたんで、別にそこはいいんですが、もっとスパイものらしい緊張感が……。「でも綾瀬はるか美人だしね」「そだねー」で大概どうでも良くなる恐ろしさっつーか(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『奥様は、取り扱い注意』:とは言え、終盤は巨大な掘削探索船上で、たっぷり西島秀俊と夫婦アクションで大立ち回りがあるので、ご安心を。いや、スタントも入れてるんだろうけど、このレベルで身体の動く女優さんにアクション大作映画をなかなか用意できない邦画の罪を考えちゃうよね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
『奥様は、取り扱い注意』:立ってる姿を映してるだけでスクリーン映えする女優さんであり、バリバリの高速近接格闘戦(CQB)描写もこなせる身体性も併せ持つ「綾瀬はるか」という女優を、邦画はどう扱うべきかを割と真剣に問われる映画ではあって、観た後、ちょっと考え込んじゃいました。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月20日
■監督フィルモグラフィ:佐藤東弥(1959年~)
https://www.netflix.com/title/81343382
https://www.netflix.com/title/81343381
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