『モンタナの目撃者』@新宿ピカデリー(21/09/03(fri)鑑賞)
Netflix | モンタナの目撃者
https://www.netflix.com/title/81424086
本日の映画『モンタナの目撃者 』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。アンジェリーナ・ジョリー主演、『ボーダーライン』『ウインド・リバー』のテイラー・シェリダン監督・脚本。大規模な山火事の中で、子どもを守って殺し屋と戦う森林消防員のお話だそうですが、さて。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』観終わりました。米国には、手斧一丁でパラシュート降下して山火事を鎮めに向かう消防降下員というのがいて、本作のヒロインはその元隊長…なんだけど、必ずしもそのお仕事映画ではなくて(^^;;、主軸は少人数で廻すスモール・スリラー映画。その意味では良くできてます。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:主要登場人物が敵味方6人くらいで廻しているので、座組は低予算映画なれど、一点豪華主義で張り込んだクライマックスの山火事シーンの迫力と、雄大なモンタナの大自然のおかげで、映画としてのリッチさは担保されています。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:現場で部下と市民が炎に呑まれるのを前に何もできなかったと心に傷を負うヒロインと目の前で父親を殺された少年が、ともに「看取り」の経験者だという点で共感し、共闘してゆく流れも王道ながら、それだけに手堅くて熱い。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:ベテランと若手のコンビ殺し屋の敵も隙のないプロで、決断が早く、容赦がない。目撃者は即座に殺しちゃうし、陽動のためなら平気で山火事を引き起こす。この手の話だと若手が血気に逸ったボンクラだったりするんだけど、そんなこともなく、小気味良く手強い。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:まあ本筋の少人数で廻すスモール・スリラーとしては、手堅く荒々しく、人情味もそこそこあって小品ながら良作ではあると思います。問題は消防降下員なんてケレンたっぷりの美味しい設定出しといて、そこはそんなに深掘りしないという態度でさあ(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:身ひとつで山火事の最前線に空挺降下して、鉄火場に命を張る命知らずの消防士たちって超カッコいいじゃん。そこ活かそうよ。せめてヒロインが大気の流れ読んで、山火事の炎を呼び込んで、敵に反撃するとかさあ。えー、ないの?えー。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:こう、設定から類推可能な「もう一口欲しくなる」展開が、ばっさりとない(^^;; これもある種のストイシズムなのかも知れないけど。まあ、そういう読んで余計な欲さえかかなければ、普通に面白いんですけどね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
『モンタナの目撃者 』:予算相応にスモール・スケールなスリラーを、職人的に手堅く固めてのける器用さは嫌いじゃないので、そこは欠点ではないです。ただこの余計な期待を煽っといて、すかしきって終わる態度をどう評価するかかなあ、この映画。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月3日
■監督フィルモグラフィ:テイラー・シェリダン(1970年〜)
『孤狼の血LEVEL2』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(21/08/22(sun)鑑賞)
https://www.netflix.com/title/81038312
本日の映画『孤狼の血LEVEL2』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。前作ラストを原作小説から改変したことで分岐して生まれた世界線のシリーズ第2弾。松坂桃李vs鈴木亮平のヤクザ映画……というかマル暴ノワールか。既に各方面から絶賛の声が上がってますが、さて。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
『孤狼の血LEVEL2』観終わって、帰宅しました。憤怒と暴力衝動の「鬼」と化して暴走する鈴木亮平と、情報と裏社会の人脈操作でそれを押さえ込もうとする「保安官」松坂桃李。そして時代は、暴対法施行前夜……という物語構造を作り手が完璧に理解して描かれるマル暴ノワールの傑作。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
『孤狼の血LEVEL2』:単に鈴木亮平と松坂桃李の宿命の対決で片付けず、その「構図」を仕組んだ時代の必然まで言及することで、社会派的奥行きをもたらしていて良かったですね。個人(ミクロ)の激突の火花が、社会(マクロ)構造の歪みを浮かび上がらせるのは、優れた社会派ノワールの証です。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
『孤狼の血LEVEL2』まあ主役ふたりが圧倒的に素晴らしいのは当然として、端役のチンピラひとりひとりに至るまで、「ここに爪痕残してやる」という気迫に満ち満ちていて、そこもまた素晴らしい。遠藤賢一とか散々見慣れた俳優さんなのに、見たことない凄みのある表情を見せる。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
『孤狼の血LEVEL2』:舞台が広島・呉で、製作・配給が東映ということで、『仁義なき戦い』と結びつけがちなのだけど、あちらはドラマツルギーを否定している(実録ものだしね)けど、こちらはエンタメとして筋がしっかりしている。観た感触はまったく別物です。近いのはむしろ韓国ノワールかな。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
『孤狼の血LEVEL2』:一方、韓国ノワールなら鈴木亮平の哀しい過去の描写とか深掘りはせずに、現在の暴走父権モンスター描写だけで押し切ったろうし、直接的な残虐(ゴア)描写も本作より少なかったんじゃないかな。結果的に、今の邦画、あるいは白石和彌独特のフィルムに仕上がっていると思う。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
『孤狼の血LEVEL2』:韓国ノワールの台頭を受け、小説の世界では優れた国産ノワールの秀作がいくつも出たものの、それを邦画は必ずしもうまく映像化できてきたとは言い難かったものの、本作を嚆矢とすれば、今後は大丈夫なんじゃないかと希望がもてる。まあノワール映画の国内需要次第だけど。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月22日
■監督フィルモグラフィ:白石和彌(1974年~)
Netflix | ひとよ
https://www.netflix.com/title/81409173
Netflix | 凪待ち
https://www.netflix.com/title/81342813
https://www.netflix.com/title/81149685
https://www.netflix.com/title/81251887
Netflix | サニー / 32
https://www.netflix.com/title/81273454
https://www.netflix.com/title/80211276
Netflix | 牝猫たち
https://www.netflix.com/title/81101796
Netflix | 日本で一番悪い奴ら
https://www.netflix.com/title/81019416
Netflix | 凶悪
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』@渋谷シアターイメージフォーラム(21/07/26(mon)鑑賞)
引き続き本日の映画2本目『ジャッリカットゥ 牛の怒り』@渋谷シアターイメージフォーラムに劇場入りしました。こちらもインド映画で、牛が逃げ出して、人間関係がぐちゃぐちゃになる話だそうで。……何で?(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:チケットの時間間違えてたので、出直し……orz #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
出直して『ジャッリカットゥ 牛の怒り』観終わりました。…水牛一匹逃げたくらいで、何故そこまでこじれる。そして、何故そこまで地獄絵図になる。……何故ならインドだから、という映画(爆 いや、一応iPhoneもある21世紀なんですけどね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:屠殺場から牛が逃げ、畑荒らしたり、商店街の店壊したりするので、捕まえましょうと。村の若衆とか、隣村の若衆とかが集まって、山狩りだ、と。問題は、人が多すぎる割に全員素人で、対策本部も立てないので、どんどん収集がつかなくなる(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:どうもここ50年くらいで開拓された新興の村という事情もあってか、こういう騒ぎの時の仕切りがよろしくない。「牛の射殺処分には、役所に書類出して数日必要」とか言われて村長が書類作ってる間に、現場では若衆がめいめい勝手に牛追いを始めている。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:ここで西側の映画なら絶対出てきて仕切るはずの地元の猟友会とか警察署長とか、元軍人とかひとりも出てこない(^^;; 警官は出てくるけど、明らかにやる気がない(根本的に人手が足りてない)。故に対策本部も立てられず、まあ事故も起きますわね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:そのくせ、その場の勢いで大掛かりな仕掛け罠とか作りたがるので、事故で人死や怪我人が出るわけです。そして血を見てヒートアップする若衆たち。何故なら素人で無駄に頭数多いから(爆 その混乱の中で、個人的な怨恨で揉めたり、牛が突っ込んできたり…わー。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:何だろうなー。牛一匹が逃げただけで、怪獣映画みたいな惨状にorz まあ、今回も邦画でもハリウッドでも、あの「落ち」にはならんでしょう。そんなに人いないし(^^;; うーん、とは言え、あれは夢に見そう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』:何と言いますか、災害対策でも怪獣退治でも牛追いでも、人が大勢繰り出す時は、まず対策本部立てて、指揮系統はっきりさせましょう。でないと現場はわやくちゃになりますよ、という映画(爆 つか普段の災害時はどうしてるんだ、あの村……。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』@新宿ピカデリー(21/07/26(mon)鑑賞)
本日の映画1本目『ダルバール 復讐人』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。我らがスーパースタア・ラジニカーントが送る、復讐エンターテイメントのインド映画。もう何度目かの説明ですが、本当に映画冒頭で「スーパースタア・ラジニカーント」のテロップが出るので嘘じゃありません(^^) #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』観終わりました。娘を殺されたムンバイ市警長官がぶち切れてヤクザ・デストローイするお話。つか、警察辞めないでヤクザ・デストローイするのかよ(爆 とは言え、結構な尺を割いて父娘いちゃいちゃホームコメディのパートがあったりして、そんなにダークな印象はないです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:「娘を殺された父親の復讐譚」というと『狼よさらば(1974)』とか思い浮かぶのだけど、所変われば、だいぶ手触りも違ってくる。とは言え、市民警察(ヴィジランテ)ものというより、スーパーコップものの変種かなあ。まあ警察長官が自らスーパーコップするのも珍しいけど。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:そんなわけで、主人公が警察幹部指揮官なので、本人が暴れるだけでなく、部下を指揮するだけでなく、政治の介入を無茶な理屈で煙に撒いたりするぞ。……いや、娘殺された八つ当たりで、目につくヤクザ片っ端からデストローイしてたら、解任されて当然だが(爆 #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:この手のスーパーコップもの(法や手続きを無視して悪を裁くマッチョな警官もの)は、インド映画では古くからあるジャンルなのだけど、データマイニングをばんばん使って悪党を追い詰めるとか、時代に合わせて捜査手法もちゃんとアップデートしている模様。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:娘の死後、暴走してぶっ通しで捜査し続けたのを秘書官の婦人警官が自宅の娘に電話するのを見て、部下に休みを取るよう命じるなど、働き方改革にも目配せが効いてるぞ(12日間連続勤務後、だが(爆)。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:しかし、ラジニカーント翁も御歳71歳で、ヤクザをちぎっては投げ、警官隊の先頭に立って突入し、歌って踊ってラブコメして、ラスボスとはくんず解れずのバトルまでこなす。邦画だと北大路欣也とかの大御所クラスですよ。凄いというか、インド映画のスタアも大変だ(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:あと小ネタとしては、結構じゃんじゃんバリバリぶっ放す映画の割に、重武装のSWAT(警察特殊部隊)的なものが一切出てこないのね。リアルのテロ事件でも、デリーから特殊部隊呼ぶのに数日かかるとかの話もあったし、カルチャーとしてSWAT的なものがピンとこないのか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:べたべたのホームコメディから急転直下で復讐劇へとシフトチェンジする荒っぽさとか、娘さんとのお別れの状況のエグさ(よくあんな鬼畜な展開思いつく(^^;;)とか、ラスボスのタガの外れっぷりとか、今の邦画の感性では絶対にありえないので面白かったですね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:いやあ、たまにこういうインド映画観ると、細田守の映画観て「コンプライアンスがー」とか「社会的にありえない」とかどうでも良くなりますよね(暴言)。いいじゃねえか、インド映画と思って観れば。「超法規的措置」だ、あんなもの(更に暴言)。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『ダルバール 復讐人』:ああ、監督は『サルカール 1票の革命』の人なのか。チートな富豪ヒーローがインドの地方州政府選挙で戦うという異色の選挙エンタメで、見応えのある傑作でしたね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月26日
『サルカール 1票の革命』@新宿ピカデリー(19/12/08(sun)鑑賞) - 積読日記 https://t.co/zOVO25NgJm
『竜とそばかすの姫』@TOHOシネマズ新宿(21/07/19(mon)鑑賞)
本日の映画『竜とそばかすの姫』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。細田守監督の最新作。お得意の電脳世界ものに立ち戻ってのお話で、一部ではついに細田守も突き抜けたとの声もありますが、細田守にとっての『君の名は。』になるのかどうか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月19日
『竜とそばかすの姫』観終わりました。恥も外聞も捨てて、自己の過去作の総集編的なお話でありながら、バカにも判るレベルで対置・反復・反転・投影などのシナリオの基本を愚直に守り、それで得た物語的強度(感情移入のしやすさ)で過去作以上のテーマの深度に達している。確かに突き抜けたか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月19日
『竜とそばかすの姫』:まあ確かにピンポイントで厄介なとこは残ってるんだけど(^^;;、先に述べたようにベースのシナリオが強固なので、物語の跳躍点となるファンタジーとして、まあ有りかなと許容できる。と言うか、細田守脚本作品の賛否両論の厄介さって、こうやって処理可能な話だったのか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月19日
『竜とそばかすの姫』:あと今回は電脳世界「U」と高知の女子高生の世界のふたつの世界を巡るお話ということもあり、アートスタイルが目まぐるしく切り替わってゆくので、それを眺めているだけでも楽しいんだよね。『美女と野獣』リスペクトなシーンもあれば、西洋アニメ風のシーンもあるw。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月19日
『竜とそばかすの姫』:変化に富んでいるのはアートスタイルだけでなく、物語のパートごとの語り口もそうです。田舎住まいの孤独な女子高生の内省から、電脳世界で歌姫(ディーバ)として認められ、実生活でも少し前向きになり、そして「竜」と出逢い、電脳探偵としてその正体を探りだす……。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:物語のスタイルも変転を重ねることで、観客を飽きさせず、前へ前へと物語を推進してゆく。キャラもヒロインの脇にサイドキック的な立ち位置でPCが得意なツッコミ役クラスメート女子を配置するとか、非常にオーソドックスで基本に忠実ですよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:まあ、そこから外れたキャラや展開も少なくないので、それだけで出来ている映画でもないのだけど、骨格の部分では愚直なほど作劇の基本に忠実に作られている印象があります。……川村元気辺りに何か吹き込まれたかな?(爆 #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:これまでの細田守オリジナル脚本作品の場合、こういう正統派な作劇より、作家性というか、もっと内発的な作劇衝動で突っ走るので、一般客目線だと微妙にズレが生じて、乗れる客と乗れない客を分けてしまう。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:ある意味、前作『未来のミライ』はそれが窮まっていた感があったけど、それでもそこそこ興収上げたし、ハリウッドでも評価されたしで、ここで修正してくるとは思わなかった。おかげですごく観やすくなったと思います。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:勿論、メソッドやテクニカルな技法も、作家側が描きたいテーマをぶれずに捉えていることが前提で、今回ヒロインが抱く「竜(他者)」を救いたいという願いが、実存の奥深くから沸き起こるごく内発的な動機と結びつく過程は、シンプルで力強く素晴らしい。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:このテーマの健やかさと強度は、作家性をメソッド的に整理されることによって減じた情報量を見事に上廻る。むしろ作家性からくるノイズが減った分、観客に素直に届きます。まあ、商業作家寄りに調整してきた、とも言いますが。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:とは言え、完全にそっち向きに調整完了しているかというと、そうでもなく、ちょいちょい引っ掛かりは残っています。例えばクライマックスでのヒロインの単独行とかね。テーマ的にその必然性を理解はするんだけど、社会的にあそこでひとりで行かせるか、という(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:その辺は、もうひと手間あれば納得感が上がるのにそれを「しない」、という異物感はいつもの細田節ではあるものの(^^;;、今回はここぞという場面での物語的飛躍のための「蛮勇」だから、ぎりぎり許容可能かな、と。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:逆に「ここが引っかかって」という人もいるかと思うのだけど、全体的にみれば、作家性の表出による表面的な異物感をマイルドに収めつつ、テーマを観客に届けやすく絞り込んだ良作であり、細田守のフィルモグラフィーの転換点となる作品であるように思います。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
『竜とそばかすの姫』:まあねぇ。新海誠が華麗に商業作家に転身してのけた以上、細田守には前作『未来のミライ』から、あのまま作家性の極北目指して突き進んで欲しかった気もしますけどね(^^;; しかしまあ、スタジオ経営者としては、そうも言ってられないか……。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月24日
■監督フィルモグラフィ:細田守(1967年〜)
Netflix | バケモノの子
https://www.netflix.com/title/80063800
https://www.netflix.com/title/80117293
https://www.netflix.com/title/70134425
https://www.netflix.com/title/70108975
Netflix | ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』@新宿ピカデリー(21/07/22(thu)鑑賞)
本日の映画『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。『Gのレコンギスタ』劇場総集編も折り返しの第3弾。『閃ハサ』大ヒットを受けて、拡大上映……されないorz まあ、まあまあ。令和の御世に御大将の新作映画を観れるだけでも(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』観終わりました。宇宙に出て、次々と姿を表す人類支配の上位政体構造。それに対立したり懐に飛び込んだり、軍単位どころか、個艦単位で合従連衡離合集散するまったく喰えない地球人たち…(^^;; 情報量多過ぎて、グルーヴで捉えないとついて行けないw #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』:いや、今回、アイーダとベルリの「秘密」も明らかにされるとか、物語的に波乱もあり、伝奇ロマン度も高いのだけど、その余韻を味わう間もなくぎゅうぎゅうに情報を詰め込んで、宇宙でMS戦したりみんな一緒にデブリ掃除したりするぞ(^^) #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』:ここまで割とそれなりに政治が戦略と意志決定を握っていて、むしろそれを強調してきたのが、宇宙に出た今回のパートの中で急速にそれが後退し、個艦と所属する戦闘隊の瞬間瞬間の意志決定により事態がカオス化の一途を辿ってゆく。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』:まあ、本国との通信が困難になるので、前線部隊の自由な判断が求められるという事情と、何よりそっちの方が楽しそうでいいじゃん!という御大の社会観の顕われか(^^;; そしてそんな地球人に引きずられて、宇宙の人たちもカオス化してゆく……。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』:その辺り、御大のことだからきちんと読み解けば諸勢力のかなり複雑な駆け引きも作中に仕込んでそうだけど、疾風怒濤の勢いで突っ走るので、一見で理解しきるのは無理(爆 ならばそのグルーヴに乗って押し流されるのが、正しい観方と言えましょう。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』:逆にいうと、TV版の単話エピソードで追うより、劇場版で一気に駆け抜けた方がその情報過多のグルーヴには乗りやすかった感はあるな。今回はほぼずっと画面上で何かしらバトルし続けていて、贅沢というか、ドーパミンの過剰投与を楽しむ映画というか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』:あまりに情報密度が高いので、「理解できたか?」と訊かれると6割くらいの理解度なんだけど、「面白かったか?」と訊かれれば「面白い」と即答できる。そんな映画でした。そしてそんな映画を80近くで撮ってのける御大の妖怪度よ……(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月22日
■監督フィルモグラフィ:富野喜幸(1941年~)
Netflix | 機動戦士ZガンダムIII A New Translation 星の鼓動は愛
https://www.netflix.com/title/80215579
Netflix | 機動戦士ZガンダムII A New Translation 恋人たち
https://www.netflix.com/title/80215578
Netflix | 機動戦士Zガンダム A New Translation 星を継ぐ者
https://www.netflix.com/title/80215577
https://www.netflix.com/title/70026237
https://www.netflix.com/title/60024179
Netflix | 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編
https://www.netflix.com/title/70014613
『ゴジラvsコング』@TOHOシネマズ立川立飛(21/07/04(sun)鑑賞)
https://www.netflix.com/title/70041517
https://www.netflix.com/title/70297757
https://www.netflix.com/title/81044417
本日の映画『ゴジラvsコング』@TOHOシネマズ立川立飛に劇場入りしました。延期が繰り返されてきた怪獣プロレス映画の正統後継者映画。近場のIMAXはここだけなので、雨の中、自転車漕いでやってきましたよ。TLから洩れ伝わる感想を見る限り「考えたら負け」のようなので、きっといい映画かとw #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』観終わりました。ドラマパートは確かに「雑」ではあったものの、ハイテンポで押し切ってるので、軽いツッコミ点にはなっても邪魔にはなりません。その分、怪獣プロレスとしてパワー&スピードで申し分ないので大合格(^^) ラスボスで「ヤツ」まで出るので大満足映画ですよ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:今回は思いついたことをポツポツと触れてこうとおもうのだけど、近作の日本版『ゴジラ』が災害シミュレーションだったりSFだったりと意識高い系に走りがちなのを横目に、回を重ねるごとに知能指数が低下してゆくwレジェンダリー版は、これはこれで正解だと思うんだよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:いや、僕らが愛した『ゴジラ』を大人たちに認めさせるために、高尚な理論づけを必要とした時期があったのは事実だけど、それ以前に、僕らはスクリーンで大暴れする巨大怪獣の姿に釘付けになって目をキラキラさせていた少年少女の成れの果てなのであるのも事実なわけで。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:とって付けたような雑なストーリーでも、どっちが勝ってもおかしくない二大怪獣がステゴロで殴り合う姿を魅せてくれるならそれでいいんだよ。細けえことは気にすんな……という、自分の中の幼児性を存分に満足させてくれるので、自分的には大満足500万点の映画です(^^) #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:とまあ、基本的な立ち位置の表明から、ネタバレを避けつつ、個別具体的な評価点の話に入ってゆくわけなのだけど(^^;; 冒頭から二大怪獣それぞれ単独での魅せ場を見せ、序盤はTV版『エヴァ』第8話「アスカ、来日」の完全実写化の海上死闘編でまず血圧が上がるわけです(爆 #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:水棲怪獣としての地の利を活かし、護衛の米海軍艦艇を次々と沈め、雨あられと降り注ぐ投射爆雷の嵐をものともせずコング輸送艦に迫るゴジラ。空母甲板に飛び移ってそれを迎え撃つコング。ゴジラの横っ面を殴りつけるコング。海中に引き摺り落として仕留めにかかるゴジラ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:この辺は予告編でもやってたからネタバレじゃないと思うけど、もう実写版『エヴァ』とか要らないよね(^^;; ともかく、終盤の香港決戦編でのバトルを含めて、水棲獣としてのゴジラ、三次元空中殺法のコングという、それぞれの特性を活かしたバトル設計が楽しい。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:もうひとつバトル描写の特徴として、ひとつひとつのパンチだのキックだののアクションは人間並みに素早いんだけど、周囲の瓦礫の落下速度は遅いなどの描写で、巨大質量体が高速でぶつかり合う凄みを表現していて、この映画の満足感のかなりの部分をそこで占めています。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:この辺は、今後撮られるであろう日本版『ゴジラ』でも踏襲していただきたいところ。ストーリーパートは「雑」で一括りにはしたものの、地球空洞説の大ボラをきっちり映像化している点など、大味なのをダイナミズムと無理矢理言い換えて押し切ってるのはむしろ好印象。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:本格的に「雑」になるのは終盤の香港決戦編に突入してからで、「いきなり何言い出すんだ」というのが増えるのだけど(^^;;、事態が怒涛の勢いでカオス化しているので、それどころじゃなくなってゆくわけです。まあ、ドサクサ紛れとも言いますが。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:とは言え、わざとツッコミ所として残してるのか、というくらい堂々と押し切ってるし、画面じゃコングとゴジラのプロレスは最高潮だし、そこへ「ヤツ」まで乱入するしで(^^;;、まあどうでもいいか、そんなこと、という気にはなるように出来てる。……確信犯だな、コイツ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:あと小ネタで言うと、狂言廻し的に出てくる陰謀論者トリオ(ひとり捲き込まれw)とか、その中のいかにもハッカー然とした眼鏡デブ男子のキャラがHTMLしか弄れない奴で「90年代か!」とツッコまれるとか、ちょこちょことした小ネタが全般に楽しかったですね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:後は「ヤツ」なあ……ネタバレになるからこれ以上踏み込みませんが、ネタ振りの段階で「ヤツかな?」と思ったとおりに「ヤツ」が出てきてくれて、素直に嬉しかったです(^^) いいんです、このくらい単純で。怪獣プロレス映画とは、かくありたい。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日
『ゴジラvsコング』:そんなわけで、前作以上にウヒャウヒャと楽しめた映画なんで大満足です。まあ知能指数低いけどね。でも怪獣プロレス映画は、このくらいパワフルで乱暴なくらいが丁度いいんです。さて、これを受けての次の日本版『ゴジラ』はどう来るかな(^^) #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年7月4日