『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』@TOHOシネマズ府中(22/05/09(mon)鑑賞)
本日の映画『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』@地元のシネコンに劇場入りしました。『ドクター・ストレンジ』第2弾、というより、サム・ライミのMCU帰還の方がびっくり。いろんな意味でマルチバースMCUはカオスだ(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』観終わって帰宅しました。「幸せ」って何だろう、というお話。ディズニーのドラマ『ワンダヴィジョン』と直接接続してるんだけど、観てなくても拗らせた姐さんのぶち切れ大暴れ話との理解でいいと思う。みんな幸せになりたいんや。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ドクター・ストレンジ MoM』:『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』でマルチバースの扉を開いたドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、異世界(マルチバース)を渡る能力を持つ少女アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)がモンスターに襲われているところを救う。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:彼女は別世界のストレンジとともに「ヴィシャンティの書」を入手しようとしたが、土壇場で彼女を裏切って死亡。一緒にこちらの世界に持ってきた死体も見せてくれた(^^;; アメリカの能力を奪うため「敵」がこちらの世界にも追ってくるという。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:アメリカを魔術師たちの総本山カマー・タージに匿い、ストレンジはアベンジャーズの一員の魔女ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)の協力を得ようと彼女の下を訪れるが、ふたりの息子を喪った彼女は、悲しみからスカーレット・ウィッチと化していた。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:そもそも、次元を超えてアメリカを追っていたのは、彼女だったのだ。カマー・タージに結集した世界中の魔術師たちの抵抗も蹴散らし、アメリカに迫るスカーレット・ウィッチ。彼女を封じるには「ヴィシャンティの書」が必要だ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:ストレンジとアメリカは、「ヴィシャンティの書」探索のため、次元を超えるマルチバースの旅に出るが……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:あらすじがややこしいんじゃ!(吐血 結構、ごりごり整理して要約した序盤の展開がこれ。逆に言うとこの辺の主筋がしっかりしているので、観てておいてかれる印象はないですね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:ワンダことスカーレット・ウィッチは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)』に出てきた東欧の超能力双子の片割れ。喪ったふたりの息子云々は『ワンダヴィジョン』からの話らしいんですが、ディズニープラス入ってないので観てない(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:その息子たちも元々、彼女自身が作った幻覚じゃねえか……的なことを作中でストレンジが突っ込んでた気がしますが、そうするとだいぶ彼女の印象が(爆 ともあれ、その息子ふたりと幸せに暮らしている世界(ユニバース)に行きたいと彼女が望んだのがすべての発端。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:もっとも、彼女と戦うストレンジも、元恋人がほかの男と結婚して傷心状態だし、そもそも「この世界」では、サノス事件で誰もが誰かを喪って心に傷を負っている。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:「喪失をなかったことにしてあたしは幸せになるんじゃ!」と大暴れする彼女の主張は滅茶苦茶だけど、薄っすらとした共感を誰もが抱いている。だから次元を超える壮麗にして幻想的なバトルのヒーロー映画ではあるけど、その悲しみと向き合う映画でもある。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:これまで映像化されてないアメコミ作品から初参戦しているヒーローたちの意味だとか、サム・ライミ作品からのセルフオマージュだとか、噛めば噛むほど楽しい作品ではあるんだけど、作品の感情の軸は揺るがないのでその意味では観やすい映画でした。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
『ドクター・ストレンジ MoM』:MCUは映画作品群自体の積み重ねもあるし、原作であるアメコミ自体の蓄積もあって、そこにハリウッドの文脈も重なってくる。ハイコンテクスト過ぎて目眩がしてくるけど、それでも単独の「映画」として成立させる手法はあるもんだなあ、と感心させられますね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月10日
■監督フィルモグラフィ:サム・ライミ(1959年〜)
https://www.netflix.com/title/70047101
https://www.netflix.com/title/60036230
https://www.netflix.com/title/60004481
『ベイビーわるきゅーれ』@テアトル新宿(21/08/06(fri)鑑賞)
本日の映画『ベイビーわるきゅーれ』@テアトル新宿に劇場入りしました。阪元裕吾監督の前作『ある用務員』に登場した高石あかり&伊澤彩織のJK殺し屋コンビを主人公にしたゆるふわ『ジョン・ウィック』…て聞いてます(^^;; まあ伊澤彩織は本家『ジョン・ウィック4』にも呼ばれてるそうですが。#fr21_n pic.twitter.com/9ChKDk3Tx0
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月6日
『ベイビーわるきゅーれ』観終わりました。前作『ある用務員』がまがりなりにもジャンル映画の枠組みにクセの強い変なキャラを押し込んでたのに対し、変なキャラが変な間合いで勝手に転がってストーリーが形作られる感じ。結果、よそでは観れない唯一無二の楽しい殺し屋映画になってます(^^) #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年8月6日
■追記:『ベイビーわるきゅーれ』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(22/05/08(sun)鑑賞)(2回目)
本日の映画『ベイビーわるきゅーれ』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。昨年の本公開時にも観てますが、ご近所の映画館に来てくれましたので。高卒女子殺し屋コンビのゆるふわ『ジョン・ウィック』という認識でまあよろしいか、と(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『ベイビーわるきゅーれ』観終わりました。2回目の鑑賞で、前回見落としていた見え見えの伏線に気づく(爆 ま、それはさておき。ゆるふわな日常シーンでも、手前-奥の往復で画面上の運動に気を配ってたり、確かに金のかかるぶっ壊しは少ないんだけど、やっぱり情報量的にリッチな映画よね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『ベイビーわるきゅーれ』:「会社」所属の殺し屋ちさと(髙石あかり)&まひろ(伊澤彩織)は、高校卒業を期にそれまで住んでいた寮を追い出され、ふたりでアパートを借りて住むことに。加えて「会社」から表の仕事をするように命じられ、殺し屋家業をしながら、しぶしぶバイト探しを始める。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:しかしコミュ障のまひろは面接を突破できず、ちさとはいい感じに馴染んできたところでバイト先でうっかり殺しをやらかしてしまうので続かない。そうこうする内に、「会社」の仕事で始末したヤクザ関係者絡みで、ヤクザの恨みを買い……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:ちさと&まひろコンビは前作『ある用務員』からのキャラだけど、世界観的には本作の後で観ることになった『最強殺し屋伝説国岡 完全版』と一緒。作中では国岡さんらしい噂話もでるし、国岡さんそっくりの殺し屋が出てきて瞬殺されたりするぞ(爆 #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:この世界では、ご近所トラブルの解決も殺し屋に依頼するような世界観で、国岡さんのようなフリーもいれば、ちさと&まひろコンビのような「会社」所属もいる。「会社」は福利厚生が充実していて、若手は一本立ちするまでサポートしてくれますw #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:まあ、このちさと&まひろコンビは社会性が壊滅的にないので、指導担当者も手を焼いているようですが…。そんなわけで、殺しは凄腕だが社会性のなさでうだつの上がらない女子ふたりの生態を描く映画です。プロット的にはバイオレンスアクションはおまけですね(^^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:その意味では、ストロングゼロ呑んでくだ巻いてた『最強殺し屋伝説国岡』の女子版としてテーマは一貫していて、殺し屋稼業を徹底して「仕事」「日常」として描き、観客が日々過ごす「日常」の再発見/再評価に繋げようというコンセプト……だと思う。知らんけど(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:前作『ある用務』は、あれはあれで面白かったとはいえ、まだジャンル映画のプロットをまじめに守ろうとしてちょっと窮屈だったけど、「日常」描写にウェイトを振った本作や『最強殺し屋伝説国岡』の方がのびのびしている印象。こっちの方が向いてるのかな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:とはいえ、2回目観て気づいたことだけど、その「日常」を映画として退屈に描いていなくて、画面上で何かしら動かしてたり、細々とネタを詰め込んでいたり、とにかく面白くしようとアイデアを盛り込んでるのね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:ちさとがちくわ咥えてたカットとか前回見落としてた。<ちさと役の髙石あかりさんは、舞台版『鬼滅の刃』の禰豆子役の女優さん(^^;; これに加え、監督が『最強殺し屋伝説国岡』などで描いてきた殺し屋世界観が背景にあるので、奥行きのあるリッチな映画に観える。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:バトル描写は銃撃戦もありますが、何といっても一番の華(はな)は、素早い身体の移動を伴う総合格闘技(MMA)的な組打ちを中心とした格闘戦描写ですね。小柄なまひろが対格差のある手練れの敵との対決は、はらはらするし、ダイナミックな身体駆動がスクリーンに映える。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:そうは言っても本作も低予算のインディーズ映画で、爆発だのぶっ壊しだの、カーチェイスだの、装備を揃えた特殊部隊だのという金のかかる絵面は無縁なんですけど(^^;;、映画的な喰い足りなさをあまり感じないのは、その辺の丁寧な積み上げがあるからでしょうね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:ちなみに観客席を見廻すと、昨夜はそこそこ女性客も入っていたようで、この10年で徐々に世界的に増えてきた女性向けのアクション映画としても、成功しているように思います。続編も準備中とのことで、ますます楽しみな作品です。国岡さんの続きでもいいよ!(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
『ベイビーわるきゅーれ』:あと、昨夜は上映後に監督&キャストのファンミーティングがありました。せっかくなのでその写真もアップしときますね(^^) #fr22_n pic.twitter.com/jy9RYxAG8K
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月9日
■監督フィルモグラフィ:阪元裕吾(1996年~)
『死刑にいたる病』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(22/05/06(fri)鑑賞)
本日の映画『死刑にいたる病』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。阿部サダオ&岡田健史主演、白石和彌監督のサイコサスペンス。24人殺害の猟奇殺人鬼が獄中から「最後のひとりは冤罪だ。無罪を証明してほしい」と知り合いの大学生に手紙を出し…というお話だそうですが、さて。#fr22_n pic.twitter.com/5wTVB8jFzP
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『死刑にいたる病』観終わりました。この映画、パブでは阿部サダヲの怪優ぶりが強調されるんだろうけど、実際に観ればそれに一歩も引かずに喰らいつく主人公の岡田健史にも戦慄させられる映画。松田優作の若い頃みたいな、鬱屈と暴力性を押さえ込む危うさが魅力的で、こんな若い子がいるのね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『死刑にいたる病』:鬱屈した大学生活を送っていた筧井雅也(岡田健史)の下に、獄中から面会希望の手紙が届く。24人を拉致誘拐し、拷問死させて死刑が確定した榛村大和(阿部サダヲ)。雅也は中学生時代、彼の営むパン屋の常連で、親しくしていた時期があったのだ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:刑務所で榛村と面会した雅也は、榛村のものとされている被害者の内、最後の女性は自分の手によるものではなく冤罪であると訴えられる。確かに調べてみると、その女性は榛村の他の犠牲者とは犯行手口が異なるようにも見える。事実であれば、別の殺人鬼がいることになる。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:雅也は公判記録を調べ、榛村と犠牲者周辺の調査にのめり込んでゆくが……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:白石和彌の監督デビュー作『凶悪』と構造は似ているんだけど、あちらは獄中の死刑囚のピエール瀧と対峙するのはこちらも怪優・山田孝之で、モンスターvsモンスターの怪獣大決戦の風格があり、観客もそのつもりで観に行くわけです。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:対して本作では獄中の猟奇殺人鬼役に阿部サダヲ! 観る前から怪演が期待できる本格派。でも今回のお話では、彼に対峙するのは若い大学生なわけで、そこにどんな玉をぶつけてくるか……というところで監督が連れてきたのがこの岡田健史くんだ、と。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:今どきの若い男性俳優、それもそこそこのイケメン枠ともなると、きらきらと笑顔を振りまいたり、ちょっとばかし暗い表情したりの芝居の需要はあっても、ファーストルックで青春の鬱屈を拗らせていることがずどんと伝わってくるような芝居はあまり必要とされないですよね。#fr22_
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:青春とは、友達や恋人に囲まれてきらきらしているだけでなく、偏った価値観を拗らせて孤独を募らせてゆく青春もある。メジャーではあまりないけど、インディーズの文芸系ではなくはないかな。70年代くらいの邦画にはよくあったんですけどね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:ただ暗いだけでなく、きっかけと目標がないから、鬱々と内圧だけが溜め込まれてゆく。そんな若者に「きっかけ」を与えるのが猟奇殺人鬼で、彼をメンターとして、若者に「方向づけ」が行われる。それによる変化もまた「成長」なのかどうか。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:そういう青春の仄暗いあわい。あるいは、いつその内圧が弾け、「向こう側」に足を踏み入れるのか、踏みとどまるのか。ただ画面上に佇(たたず)むだけで、どちらに振れるか判らない緊張感を観客に与える役者なら若い頃の水谷豊とか松山ケンイチ辺りの名が浮かぶけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:これからは彼、岡田健史の名を挙げればいいことになります。特に終盤、阿部サダヲの影響で暴力に慣れ、自身の出生を巡る錯綜した状況にぐらぐらと揺るがされながら、終盤の面会室での一対一の対峙に挑む長丁場では、彼もまた演技モンスターであることを示される。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:ミステリーとして阿部サダヲの「悪」の底知れなさが明かされてゆく物語の秀逸さも魅力だけど、その「悪」を体現する阿部サダヲの芝居、それとがっぷり四つに組んで対峙する若き岡田健史の芝居対決で魅せる映画です。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:ちなみにこの岡田健史くん、高校球児として3年の夏まで勤め上げてから始めた高校演劇で、いきなり全国大会に進出して注目を浴び、スカウト後、映画やドラマで引っ張りだこの中、今月事務所を辞めてファンは気を揉んでるという……お前が映画になれ(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
『死刑にいたる病』:それ以外にもえーっと驚くようなキャスティングも楽しい(^^)。えー、あれ、岩田剛典だったのー、的な使い方してるし。まあ、拷問とか遺体損壊とかの残虐描写も激しいので、そこはあらかじめ覚悟が必要ですが、邦画ミステリーとして秀作ですので、是非。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月8日
■監督フィルモグラフィ:白石和彌(1974年~)
Netflix | ひとよ
https://www.netflix.com/title/81409173
https://www.netflix.com/title/81149685
https://www.netflix.com/title/81038312
Netflix|サニー 32
https://www.netflix.com/title/81273454
https://www.netflix.com/title/80211276
Netflix|牝猫たち
https://www.netflix.com/title/81101796
Netflix|日本で一番悪い奴ら
https://www.netflix.com/title/81019416
Netflix|凶悪
『爆発3秒前』@Amazon Prime(22/05/05(thu)鑑賞)
『爆発3秒前』@Amazon Primeを観終わりました。1967年公開。小林旭&高橋英樹主演で大藪春彦『破壊指令N0・1』が原作。というか、結構原作とは変えているらしく、Wikipediaではモチーフ扱いになっていますが、さて。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:内務局情報室諜報部の凄腕破壊工作員・矢吹(小林旭)の今回の任務は、戦時中に南方某国より日本軍が略奪し、間もなく返還請求が取り下げられる時価300億円の宝石原石の奪取ないし廃棄。このままでは宝石は元大本営幕僚・高島の手を経て、政界の大物の手に合法的に渡ってしまう。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:同時にその宝石は国際宝石密輪シンジケートも狙っており、既に高島周辺で秘書たちが次々に拉致・拷問死する事態が発生していた。その両者を出し抜くべく、単独で任務を開始した矢吹だったが、高島の下にはかつての同僚・山脇(高橋英樹)が宝石警備に雇われていた…というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:大藪春彦作品の映画化というと仲代達也版『野獣死すべし(1959)』の東宝とか、1980年代の松田優作主演の東映セントラルアーツ作品群などがありますが、1960年代に日活でも何本か撮られてるんですね。本作はその中でも後の方の作品。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:この映画の原作『破壊指令N0・1』は未読ですが、ざっと調べた限り、標的が南方某国の宝石じゃなくて、英国の金塊だったり、ちょこちょこ変更されている模様。まあ何となく、全般にマイルドにされている印象は受けます。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:それでも全般に女性の扱いが酷く(^^;;、高島の秘書をしている姪の女性は誘拐後、高島一派の潜む拠点を暴くために突き出されてあっさり射殺。しかもその直後に高島一派は拠点を移動してしまうので、まったくの無駄死に。……酷い。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:主人公の矢吹はそれに積極的に加担することはないんだけど、任務を危機に陥れてまで助けようとはしない。別の女性には事前に忠告はするが、それで助けられるわけでもない。この辺のドライさは大藪春彦らしいけど、微妙にダメージ受けるナイーブさは日活の小林旭キャラ寄りか。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:で、この主人公の矢吹ですが、まったくのバックアップなしで、シンジケートや敵拠点に単身乗り込んでたりするのが60年代『007』っぽい。あ、ジェームズ・ボンドはクライマックスで英軍の支援呼ぶか。仕事を現場に投げっぱなしなのは日本らしい(?) #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:現場工作員を後方司令部からモニターしてバックアップするスタイルは、『いまそこにある危機(1994)』とか『ボーン・アイデンティティー(2002)』以来なので、60年代的には変じゃない。むしろ渡り鳥の次にプロフェッショナルヒーロー像を日活が模索していた点に注目。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:主人公の動き的には、シンジケート側に潜入して『血の収穫』よろしく両陣営を煽って戦闘を激化させるのはいかにも大藪春彦だけど、先に触れたように非情の外道っぷりが大藪キャラよりだいぶマイルドなのは、小林旭にそんな酷いことさせられないってところかな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:それでもビル街を屋上伝いに逃げるシーンとか、アクションの身体性にクローズアップして描くあたりとかは、これより少し前の日活アクションでは見られなかった点です。まあ、邦画アクションにこの身体性の重視が本格的に定着するのは、東映の千葉真一アクション以降ですが。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:作中ではみんなカジュアルに銃をぶっ放すんですが(^^;;、剥き身のライフルとか担いだシンジケートの兵隊が、トラックの荷台満載で出撃するシーンとか、銃刀法とか武器準備集合罪とか頭をかすめますが、そういうつまらない発想が日本のアクション映画をダメにするのだ!<暴言 #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:クライマックスではヘリが2台も出てきて、敵の拠点ごと大爆発。更に戦時中に日本軍が築城した海底基地が吹っ飛び、海水が流入して海の藻屑。この時代のアクション映画としてはダイナミック。まあ、爆発3秒前には何も起きずにそのまま吹っ飛ぶのは何なんだとは思いましたが。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:ラスト、恋人を死なせて「もうこの仕事辞めますわ」と去ってゆく山脇を見て、自分も上司に辞表を出す主人公。だが、「辞めれるわけないだろ。弱音吐くな」と突っ返され、海を見ながら辞表を破る主人公。……大藪春彦キャラって、こんなにナイーブだったっけ?(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
『爆発3秒前』:日活の大藪春彦原作映画は、宍戸錠主演でハードな奴からライトな作風までいろいろありますが、これは小林旭の日活ヒーロー像に寄せた作風でしたね。大藪春彦作品をどう映画に定着させるかの挑戦は、この後、70年代の藤岡弘、80年代の松田優作に引き継がれてゆくわけですが。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月7日
■監督フィルモグラフィ:井田探(1922年~2012年)
『エクストリーム・ジョブ』@シネマート新宿(20/01/03(fri)鑑賞)
映画『エクストリーム・ジョブ』2020.1.3(金)公開!【本予告】
Netflix|エクストリーム・ジョブ
https://www.netflix.com/title/81168885
本日の映画1本目『エクストリーム・ジョブ』@シネマート新宿に劇場入りしました。色々失敗続きでどん詰まった麻薬取締局の捜査チーム。最後のチャンスの麻薬組織摘発の拠点だった唐揚げ屋が閉店するというので、買取って経営したら大繁盛。目的見失いかける……という韓国映画だそうで(^^;; #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
『エクストリーム・ジョブ』観終わりました。初笑いボンクラ刑事アクションとして、完璧な出来!つーか、ボンクラなルックスのオッサン、オバサン俳優を続々と排出してヒット作を生み出す韓国芸能界はどうなってんの?<暴言 しかも、みんな、身体よく動いてバッチリ格闘こなしてるしなあ。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
『エクストリーム・ジョブ』:次々と後輩に出世出来抜かれるコ班長率いる麻薬捜査班の5人の刑事たちは、今日も今日とて、チンピラひとり逮捕するのに交差点で16台の多重衝突事故を引き起こし、チーム解体待ったなしの状況。既にプライドもなく、出世した後輩からの情報に飛びつくことに。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
『エクストリーム・ジョブ』:本命の組織首魁を追う後輩チームに対して、武闘派幹部を監視せよというのだ。その幹部の潜伏先周辺を調査した結果、向かいの寂れた唐揚げ屋が最適と見定め、チーム全員で張り込んで、来る日も来る日もチキン漬けの毎日。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
『エクストリーム・ジョブ』:やっと監視対象の存在を確認したと思ったら、店長から閉店を告げられる(客は彼らしかいないんだから、当たり前w)。追い詰められたコ班長は、退職金を前借りして店の権利を買い取ることに。もはや後がない。しかし店を閉じたままでは、ご近所に疑われる。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
『エクストリーム・ジョブ』:ギャンブル好きで捜査経費に手をつけるような筋肉バカのマ刑事(実家が焼肉屋)に唐揚げ作らせたら、これが美味い。そしてよもやの大繁盛。客が途切れず捜査どころでなくなったので、値段を上げたら高級唐揚げ店としてブランディングされて、ますます客が来る(爆 #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
『エクストリーム・ジョブ』:あまりの多忙さに、段々、本来の使命を見失い、唐揚げ店経営の喜びに目覚めてゆくチームだったが、好事魔多し。いい加減な厨房管理をしていたのをマスコミに刺され、SNSで大炎上。チーム全員で反省して、心を入れ替えて健全経営を目指し……あれ?というお話(^^;; #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年1月3日
■追記:『エクストリーム・ジョブ』@Amazon Priime(22/05/04(wed)鑑賞)(2回目)
『エクストリーム・ジョブ』:公開時に途中までレビューを書いたものの、その後、ほったらかしだったので、配信で観直して改めて続きを。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『エクストリーム・ジョブ』:いやもう、何よりここまで冴えないルックスのおっさんおばさんを揃えて、映画撮ろうという韓国映画の心意気が素晴らしいよね(^^) 特にチーム長のリュ・スンリョンの困惑したチワワみたいな顔!#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『エクストリーム・ジョブ』:このボンクラを煮詰めたような5人が真面目に捜査をしようとするとさっぱり進まず、心を入れ替えて(?)唐揚げ屋の商売に専念しようとすると、勝手に捜査対象の組織の核心に迫ってしまうという、げにこの世はままならない(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『エクストリーム・ジョブ』:唐揚げ屋の経営やらせたら繁盛させたように、この人たちは無能じゃないし、チームワークがないわけじゃないんですよね。ただ目の前の状況に何でかピントが合わなくて空回りばかり。この不器用さに笑っちゃうんだけど、でも庶民の観客が共感するポイントでもある。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『エクストリーム・ジョブ』:それでクライマックスでは、このボンクラたちが隠された才能を発揮して、悪漢どもをばったばったとなぎ倒す! エンタメはこうでなくちゃね。でも、必殺技が「体育会系出身だから打たれ強い」というのは、いったい……(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『エクストリーム・ジョブ』:ちなみに韓国映画ではよくあることですが、本作もチーム内に中国系のメンバーがいたり、ヤクザ屋さんたちも中国系だったりと、韓国社会と中国の近さを感じられます。特にそれで差別されてるような描写はないんだけど、実際にはどうなんでしょう。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
『エクストリーム・ジョブ』:ラスト、あの唐揚げ屋がどうなったのかだけは気になるけど、笑ってすかっとして非常にバランスの取れた喜劇でした。これもどの国でもリメイクできそうだけど、日本の唐揚げ屋舞台でやらないかな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月6日
■監督フィルモグラフィ:イ・ビョンホン(1980年~)
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』@Netflix(22/05/03(tue)鑑賞)
https://www.netflix.com/title/80115453
Amazon Prime|信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)(アニメ版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B019EGBK4U?tag=ceaee0f-22
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』@Netflixを観終わりました。2016年公開。昨年再放送されたTVドラマ版を観終えたので、そのまま勢いでこちらの劇場版も。小栗旬が主人公のやつ。原作コミックは『ゲッサン』本誌で途中まで読んでたけど、終盤の展開知らないので落ちが原作通りかは不明。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:修学旅行中に戦国時代にタイムスリップした平成の高校生サブローは、自分とうりふたつの若き織田信長と出会う。織田家嫡男の立場から逃げたかった織田信長は、サブローと入れ替わることを提案。日本史に詳しくないサブローはあっさりと受け入れた。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:その後、正史通りの試練が織田家家中を襲うんですが、いかんせん主人公が日本史に興味のないやつなんでw、いちいち危機の突破策を再発明することに。つか、現代から持ち込んだバッグの中に日本史の教科書が入ってるのに、だいぶ経つまで忘れてるし(爆 #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:そんなわけで、本物の信長に代わり、平成高校生のメンタリティに戦国の現実と向い合せるのが本作のキモ。ただ原作では元々、妙な威圧感のあるやつとの設定で、ちょっと常人と違う「異人」扱いなんですが、ドラマ版の小栗旬にはその辺の設定はなさそう。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:原作では、キャラの絵柄もあってあまり熱量は感じられず、飄々と戦国の世に適応しているように描かれるのですが、ドラマ版では小栗旬が目の前の人死にいちいち泣いたり怒ったり悩んだりする。まあ、これはこれで感情移入しやすいので悪くない。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:で、概ね正史通りのイベントが発生してゆくとはいえ、サブロー=信長の存在により、微妙に各イベントの位置づけや役割分担が変わって解釈が異なってゆくのが、日本史好きにはお楽しみポイント(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:あと、本作の特徴としてキャラが歳を取らないんですよね。……いや、桶狭間前から本能寺の変までの話なので、作中でサブロー=信長は50くらいにはなっているはずですが、身体の老化や子供ができたりなどの人生ロールの変化は描かれない。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:これはあくまで高校生の感受性のまま、織田信長の人生と向き合わせる、というコンセプトなのでしょう。そうは言いつつ、ドラマ版では先に触れたように、身近な人々の死や、戦争の理不尽さと向き合って泣き笑いしているので、ちょっとづつ成長してゆく。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:今回の劇場版では、その集大成として、石山本願寺攻めから本能寺の変、そして山崎の合戦まで。この期に及んで本能寺で信長が討たれることを知らなかったというサブローに唖然としつつ(爆、その瞬間に向けて事態は進行してゆくわけです。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:これは原作の妙なのだけど、入れ替わった本物の信長が明智光秀として、その入れ替わる前の信長に家族を皆殺しにされて織田家中に恨みを持つ秀吉が信長軍団に参加している。特にこの秀吉のサイコパスな暗躍が、織田家に不幸を招き寄せる、という設定。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:なので、世界観としてはハードで、終盤に向けて善き人々が死んでゆく。まあ、史実通りといえば、それまでですが。その過酷な試練を受けて揺らぎ続けた平成の高校生が、最後にどんな答えに辿り着くのか、という意味でこの劇場版はよくできていた印象。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:ただこれ、小栗旬のあのサブローありきのまとめ方なので、発生するイベントは一緒でも、原作はちょっとテイスト違うんじゃないかな、という気もしないでもないですが。いずれ機会があれば読み比べてみましょう。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:そんなコンセプトなので、あまりガチに戦国の合戦作法だの軍事理念(ドクトリン)を突きつめる方向にはいきません。そういうのは期待しないように。この劇場版では小栗旬が太刀振りかざして、指揮官先頭で突撃してるけど、そういうキャラだっけ?(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』:その辺はふわっとしてますが、映画とドラマがセットの企画だったこともあってか、今どきの民放TV時代劇としては破格の豪華さでセットや合戦シーンが描かれるので、見応えがあります。こういうカジュアルにアプローチする戦国絵巻も悪くないですよね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月5日
■監督フィルモグラフィ:松山博昭(1973年〜)
『ホリック xxxHOLiC』@TOHOシネマズ立川立飛(22/05/02(mon)鑑賞)
xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp
Amazon Prime|xxxHOLiC(アニメ版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07S33S8YR?tag=ceaee0f-22
Amazon Prime|xxxHOLiC◆継(アニメ版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07S349KM8?tag=ceaee0f-22
本日の映画『ホリック xxxHOLiC』@TOHOシネマズ立川立飛に劇場入りしました。ご存知CLAMP原作のホラーファンタジーを、神木隆之介&柴咲コウ主演、蜷川実花監督で実写化。蜷川実花は虚構性の高い絵作りする人なんで、CLAMP原作には合ってそうですが、さて。#fr22_n pic.twitter.com/dmCbrD3C2t
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月2日
『ホリック xxxHOLiC』観終わりました。原作序盤とアニメ版しか観てないんで、こんな話だったかは何とも言えないんだけど、美術やアートスタイルとしてはコミック的世界観をよく再現できてたと思います。一方、現実と幽玄を交差しつつ観念的な対話を重ねるのを「映画」とみなすかどうかかなー。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月2日
『ホリック xxxHOLiC』:人の心の闇に憑りつく「アヤカシ」を視ることのできる高校生・四月一日(神木隆之介)は、蝶に導かれて女主人・侑子(柴咲コウ)の営む店に辿り着く。そこは、対価を払えばどんな望みも叶えてくれる店なのだという。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:四月一日は、「アヤカシ」を視る能力を奪ってほしいと願い、侑子はその対価として店に住み込みで働くことを要求する。四月一日は侑子の下で働きながら、自身を取り巻く怪異と向き合うこととなる……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:この映画のあらすじ、というか、原作の基本設定で、原作ではここから客や四月一日の個別エピソードが重ねられていきますが、この映画では本筋のエピソード中心にラストまで一気にまとめているみたいです。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:アートスタイルとしては、実写のリアリティより、流麗なコミック原作の絵に役者が嵌め込まれているようで、そこでこの「アヤカシ」の世界観を見事に確立している。まあそれが二次元的に感じられてしまうのは好き好きありそうですけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:お話……というか、語り口として、現実と幽玄が交差する話なので、あまり真面目に筋を追おうとすると辛い。具体的には、あるキャラがふいに登場するに当たって、そのキャラがそこに現れるまでの導線が示されない(あるいは考えてもしょうがない)といった辺りです。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:勢い観念的な対話シーンが増えてゆくのだけど、これは原作圧縮したからなのかどうなのか。まあ観念的であってもイメージの意味が繋がっていれば、観客に何となく言いたいことは伝わるので、別に必ずしもいけないことではないですが。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:ただまあ、映画の魅力として「動き(アクション)」は重要な要素なわけで、そこについての絵作りや組み立てがやはり弱い。全体に弱くても、ピンポイントで印象付けするやり方もあるんですが、それもセンスが必要だし、そのセンスがないと必要性も判んないか……。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:神木隆之介や柴咲コウ等の俳優陣は衣装と相俟ってキャラに合っていたと思うし、美術や絵作りとしてはよく作り込んでいたと思います。あんまりストーリーテリングに拘らず、イメージビデオとして観る分には悪くないのでは。……また微妙な言い方しますけど(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
『ホリック xxxHOLiC』:それはそうと、神木隆之介はいつまで学生服着る役やれるのだろうか、と思った映画でした。以上。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月4日
■監督フィルモグラフィ:蜷川実花(1972年〜)
https://www.netflix.com/title/81346034
Netflix|Diner ダイナー
https://www.netflix.com/title/81153956
https://www.netflix.com/title/80072441
https://www.netflix.com/title/70084325