積読日記

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黒崎視音『六機の特殊〜警視庁特殊部隊』

六機の特殊―警視庁特殊部隊 (徳間文庫)

六機の特殊―警視庁特殊部隊 (徳間文庫)

 文庫化されてからしばらく気になっていたのだが、ちょうど山田風太郎甲賀忍法帖』を読了してしまったということもあって購入。
 読み始めたばかりだが、警視庁特殊強襲部隊(SAT)の若き小隊長の成長譚といった趣き。
淡々とミッションが繰り返され、話の主体はアクションよりもSATの日常の風景だったり、警察権力の矛盾の中で事件解決へと悪戦苦闘する主人公の姿だったりする。その意味で、たまたまSATを舞台とした職業青春物なのだよね。
 個人的には、装備類の説明で何かにつけて海外の部隊(特にGSG-9)を引き合いに出しすぎるとか、主人公が28のくせにやたらと仏教系の神仏を例えにしたがる(何故?(笑))とか、突っ込みを入れたいところは多々あるんだけど、まぁ、上記のような職業青春物と捉えれば、充分に有りでしょう。
 読了後に正式にレビューする予定です。お楽しみに。