シャープ:W-ZERO3
ウィルコム W-ZERO3 PERFECT GUIDE PERFECT GUIDEシリーズ (4)
- 作者: 大和哲,坪山博貴,石井英男,塩田紳二,寺井義貴
- 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
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このW-ZERO3は、かねがね願ってやまなかった通信機器(コミュニケーター)とメディアプレーヤー、そして入力デバイスを統合したデバイスで、そのコンセプトを実現しただけでもメーカーの仕事は賞賛に値すると思う。
と同時に、やっぱりまだ実際に使うツールとしては、まだまだこなれていない。
それはフリーウェアのランチャーがないと使い物にならないOSのタコなインターフェイスを始めとして、1〜2時間WEBブラウジングするだけであがってしまうバッテリーとか、最大ボリュームでも雑踏の中で聴き取れなくなるヘッドフォン出力の非力さまで、そりゃあもうひとつひとつ挙げればきりがないほど。
はっきり言って、既存の携帯電話のような買ってすぐ使える「商品」として見ない方がいいです。一種の未完成なキットとして捉えたほうが賢明。まぁ、開発期間半年でゼロからここまでの物に仕上げたと考えればよく出来ていると言えなくもないんですけど。
前にすらさんと話したとき「自分は2世代待つ」と言ってたけど、一般的にはそれが正解でしょう。WEB上にいくつもWikiサイトが出来て情報が入手しやすいとはいえ、セッティングにここまで時間を掛けられるのは数寄者でなくては出来ない話です。自分も1年後に新型が出たら買い換えるつもりだし。
ただ、そうは言っても「これ一台で何でも出来る」という本質的なコンセプトはやはり魅力的だし、決して素直じゃないマシンをあれこれ工夫して使えるように育てる行為というのは、やはり楽しみでもある。
そうした楽しみ方も嫌いじゃないという人はどうぞ。
……そうは言っても、ファームやら何やらが落ち着くこの2〜3ヶ月くらいは待つべきかも(苦笑)。
しかし、PCと連携するActiveSyncがまともに動かないのは痛いなぁ。何かセキュリティの設定で引っかかっているらしく、USB接続を認識してくれないんだよね。PIMデバイスとしての意味ないし。それよりアドレス帳の引越しどうしよう(とほほ)。