積読日記

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『BSアニメ夜話 Vol.6 (キネ旬ムック) タイムボカンシリース ヤッターマン』

BSアニメ夜話 Vol.6 (キネ旬ムック)

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ヤッターマン Vol.1 出動!ヤッターマンだコロン [DVD]

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 昨年放映された『BSアニメ夜話』の『ヤッターマン』の回を単行本化したもの。
 この回の放送は観ていないので内容についてはまったくの初見。
 なお、いくらなんでも編集に一年掛けたのはやりすぎだとは思うが、本放送開始から今年で30年、日テレで来年からリメイク版が放映開始ということもあり、結果的にはタイミング的にばっちりな時期の出版となった。
 
 さて、自分の場合、『ヤッターマン』に代表される『タイムボカンシリーズ』の放映期間は、ちょうど小学校入学から中学1年までの時期にあたり、そんな多感な時期にギャグとちょっとしたお色気(笑)についてのセンスを磨かせてもらった作品である。
 いや、率直に言ってボヤッキーが「女子高生の皆さ〜ん」とTVの向こうから呼びかける辺りとか、小学校低学年男子の自分には何が面白いのやらさっぱりのはずだったのだが、まったく気にもならずにゲラゲラ笑い転げていた記憶しかない。
 そんな遠い遠い幼少時に本放送を観て以来、ろくに観直す機会もなかったのだけど、こうして改めて分析的に語られると、惜しげもなく濃密なネタを注ぎ込まれた「大人の仕事」であったことが判る。
 であればこそ、子供である自分にもその面白さは充分に伝わったのだ。
 
 さて、来年放送のリメイク版は、本家の面白さにどれだけ迫れるだろうか。
 本放送を夢中で観ていた小学生も、それぞれの職場で中堅スタッフとなっているご時世だ。
 先人のこんな「大人の仕事」を観せられては、半端な仕事はしないものと期待する。
 
 ……とはいえ、ドロンジョ様のポロリはゴールデンタイムに無理だろうなぁ。
 その点だけは、嫌な世の中になったものですよ。