積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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義忠『彼女の戰い』第7回:まえがき

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■義忠『彼女の戰い』第0〜2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650198
■義忠『彼女の戰い』第0回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650199
■義忠『彼女の戰い』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650200
■義忠『彼女の戰い』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650201
■義忠『彼女の戰い』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270012
■義忠『彼女の戰い』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270013
■義忠『彼女の戰い』第4回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838984
■義忠『彼女の戰い』第4回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838985
■義忠『彼女の戰い』第5〜6回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464825
■義忠『彼女の戰い』第5回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464826
■義忠『彼女の戰い』第6回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464827

 はい、そんなわけで『彼女の戰い』の連載、第5週目です。
 前回の「復活編」を受けての「反撃編」──というか、今回はちょっと短めでケンスケと合流するまでですので、「反撃開始編」ですけど。
 
 さて、今週の言い訳。
 MAGIのシステムへの解説として、「多層保安(MLS:マルチレベル・セキュリティ)方式」なる概念が出てきますが、10年前ならいざしらず個人宅にサーバがあっても不思議じゃないこのご時勢ともなると、当たり前すぎて余計な説明すると却って判りづらくなるような話になってしまいました。
 もうひとつ、ミサトのノートPCの話が出てきますが、これも今やるなら生体認証(バイオメトリクス)のデバイス繋ぐくらいはしないと。実際、今でさえ銀行のATMで生体認証(バイオメトリクス)対応の端末も珍しくないし、USBで繋ぐ指紋認証のデバイスもどこかで見たことあるし。あえて今書き直すとすれば、NERVのことですから、複数の生体認証(バイオメトリクス)の組み合わせとか、暗号解除鍵生成デバイスを体内にインプラントするとか、そのくらいのことしそうですよね。
 まぁ、それでも突破する手はありそうですけど、この手の技術は「絶対に破られない」ことより「破るためのコストが大きすぎる」ことで不法侵入を抑止するためのものですから。
 読み返してみてその辺、気にはなったんですが、直しだすときりがないのであえて無視して、そのまま掲載しています。
 創作活動にはつきもののお話ですしね。
 
 あと、アスカがわざわざ自分で出張る理由についてケンスケに答える理屈が理屈になってないのは、10年前に書いた時点からの確信犯。要するに自閉モードで煮詰まったので「決断主義」に走ったという話で、おおっ、「ゼロ年代の想像力」をあの時代に予見していたのか、オレは──なわけはなく、まぁ、常識的な人間心理のポジション遷移のパターンに従っただけのお話。大体、「決断主義」なんて言葉自体、ドイツ辺りの政治哲学系からきてる言葉ですし。
 で、当然、何の問題解決にもなっていないのですが、ストーリーの展開上、ここで解決されても困るので、「意気に感じた」ケンスケがあっさり追求をやめてお話は先に進みます。
 ……まぁ、ちょっと論理的に弱い場面なのは事実なんですけどねぇ。
 
 さて、次回はケンスケとMAGIへのクラッキングに乗り出したものの、NERVの暗部は予想以上にどす黒かった、というお話。
 いよいよ、作者の本領発揮といいますか、何といいますか(笑)。
 乞う、ご期待。
 
 さてさて。
 今回も、引き続きこの本作品のオフセット再版本の表紙等を描いていただける絵師様を大募集しておりますよ。
 連絡先は例によって下のメアドへ。
 
 では、本編をお楽しみください。