義忠『彼女の戰い』第14回:まえがき
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■義忠『彼女の戰い』第0〜2回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650198
■義忠『彼女の戰い』第0回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650199
■義忠『彼女の戰い』第1回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650200
■義忠『彼女の戰い』第2回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080316#1205650201
■義忠『彼女の戰い』第3回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270012
■義忠『彼女の戰い』第3回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080323#1206270013
■義忠『彼女の戰い』第4回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838984
■義忠『彼女の戰い』第4回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080330#1206838985
■義忠『彼女の戰い』第5〜6回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464825
■義忠『彼女の戰い』第5回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464826
■義忠『彼女の戰い』第6回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080406#1207464827
■義忠『彼女の戰い』第7回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080413#1208067375
■義忠『彼女の戰い』第7回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080413#1208067376
■義忠『彼女の戰い』第8回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080420#1208667184
■義忠『彼女の戰い』第8回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080420#1208667185
■義忠『彼女の戰い』第9回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080427#1209256465
■義忠『彼女の戰い』第9回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080427#1209256466
■義忠『彼女の戰い』第10回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080503#1209811108
■義忠『彼女の戰い』第10回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080503#1209811109
■義忠『彼女の戰い』第11回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080511#1210509571
■義忠『彼女の戰い』第11回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080511#1210509572
■義忠『彼女の戰い』第12回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080518#1211079195
■義忠『彼女の戰い』第12回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080518#1211079196
■義忠『彼女の戰い』第13回:まえがき
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080525#1211684852
■義忠『彼女の戰い』第13回:本編
http://d.hatena.ne.jp/Yoshitada/20080525#1211684853
長らくお付き合いいただいたこの『彼女の戰い』の連載、いよいよ最終回です。
今回は「まえがき」といいつつ、最後までお読みいただけていることを前提にお話を進めさせていただきます。
なので、まずは本編を「最後の一行まで」お読みください。
さて、まずは今回掲載の最終回パートについて。
前回のまえがきでも触れましたが、基本的にこのお話はアスカの周囲の人々をひとりひとり「人間」としてアスカ自身が再認識してゆくという構造のお話ですので、当然、レイの存在を無視することは出来ません。同時にレイというキャラクターは、シンジの母親ユイのクローンという設定が象徴するように、「母親」という属性を持った女の子ですので、本作でもそのイメージを踏襲し、「実母との記憶」をアスカが幻視する場面で象徴的に登場してきます。
まぁ、本作自体は「アスカの物語」なのでこれ以上踏み込まないんですけど、それだけにレイの出番は非常に美味しいことになってしまいました(笑)。
そして作品全体について。
この物語は基本的な設定やストーリーの流れをTV版原作に拠っていますが、この物語を終えたアスカはたぶん原作のアスカほど閉塞に喘いではいないのではないか、と思います。
なので、これ以降も、物語は原作どおりにアスカにとって過酷な展開が待ち受けているのでしょうが、ただそれは決して乗り越えられない過酷さではない、たとえ志半ばに斃れることがあっても自身の生に誇りを持って前のめりに斃れる斃れ方であるように思えます。
その意味で、決定的に原作とは異なってしまっていますが、原作があくまで「シンジの物語」であったことへのアンチテーゼとして、原作本編からこぼれ落ちてしまったものをほんの一部でも拾えことができたかもしれないと自負しています。
それが作者の自己満足でなく、読者の皆様とわずかなりと共有できたのであればこれに勝る喜びはありません。
最後になりましたが、本作品のオフセット再版本の表紙等を描いていただける絵師様をしつこく大募集しております。
連絡先は例によって下のメアドへ。
では、また。