積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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定額給付金支給開始

 そんなわけで、市役所から振込先を記入させる申請書がウチにも届きました。
 4月半ばには振り込まれるそうだけど、金のない年末年始にがっつり持ってかれた分がほんの少し返ってきただけと考えると、政府与党への感謝の気持ちの示し方もおのずと決まってきますな。
 ……とりあえず、歯医者の費用で溶けて終わりそう。
 
 それはそうと、こんな話も。
 
■YOMIURI ONELINE:税滞納者の給付金口座差し押さえ、対馬市が継続表明
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090404-OYS1T00284.htm
 
定額給付金の支給をします」と銀行口座番号を申請書に書かせて、それで口座を押さえちゃいました、というお話。
 それって、何て払う払う詐…(以下略)
 自治体レベルの理屈では間違ってないんだろうけど、これを日本中の自治体が始めると、定額給付金の消費率が一番高い生活困窮者にその給付金が廻らないどころか、わずかな手元金も使えなくなるというパラドキシカルな状況が発生してしまう。
 なので思い当たる節のある生活困窮者は申請をしなくなるし、生活が困窮していない層は元々給付金をもらってもすぐに手を付けない比率が高い。
 自分だって、歯医者への出費は本来給付金の支給とは関係ないし、給付金が出ようが出まいが必要なものしか出費するつもりはないし……。
 じゃあそれを止められるかというと、地方自治の原則の手前、なかなか難しい。
 明らかな政策制度の設計ミスだよね。
 こうした鳴り物入りではじめた制度や政策が、いざ実施してみると破綻してるって話、最近増えてるよなぁ。
 やっぱりこの国の政治システムはそろそろ限界がきてるのか……。