積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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監督:西谷弘『容疑者Xの献身』(2008年公開)


容疑者Xの献身(プレビュー)
eiga.com

Netflix | 容疑者Xの献身
https://www.netflix.com/title/70119194
評価:★★★☆☆

 年末にTVでやってて録画してたのを消化したもの。
 原作未読でTVドラマの『ガリレオ』も未見。
 
 東野圭吾作品は昨年の『探偵はバーにいる』が良かったので観たものの……う〜ん。
 いや、映画としてやらねばならないことはやってる映画ではあるのだけど、そこから突き抜けるものがないので「そうですか」としか。
 原作小説ではたぶん犯人や関係者の内面を相当掘りこんでいるのではないかと思われるのだけど、そんな大量殺戮が起きるわけでも、超絶技巧派なトリックが組み上げられてるわけでもないので、起こってることだけそのままなぞれば、そうなるよな、という地味な展開に。
 むしろ役者陣の演技に注目すべきだったのかもしれないけど、TVでながら観ではそれもかなわず……。
「時間の無駄だった」とまでは言わないけど、駄作としてネタにもできないという点で、一番扱いに困るな、こういう作品は。<わがまま。