積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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監督:富野喜幸『機動戦士ガンダムI・II・III』(1981年/1981年/1983年公開)

評価:★★★★★
 
 関東では毎年正月にU局が廻り持ちで劇場版『ガンダム』を放映していて、今年はテレ玉の当番。
 こちらも毎年観ているのに、やっていれば懲りずに観てしまうのはファースト世代の業というものでございましょう。
 
 で、今年もまた観てしまって改めて思うのが、やはりうちらの世代にとってはマスターピースなのだなぁ、と。
 ほれぼれと観ながらも気づいた点を挙げてゆけば、やはり安彦さんの劇場新規作画の場面は今の作画技術と比較しても目を惹く物がある。あと、『新約Z』と比べると語り口が落ち着いているように見える。これでも他のアニメ作品と比べると、かなり圧縮した濃い語り口なのだけど。
 
 それはそうと、調べてみて気づいたんだけど、IIとIIIの間では公開が1年半も空いてたのね。ビデオも普及しはじめたばかりのあの時代、その飢餓感を再放送やサントラLP*1、フィルムブック、ムック本などで癒していたのですよ、当時のオタクたちは(^_^A
 そうした飢餓感を埋める他作品やガジェットに事欠かない今の次代は、オタクにとっていいことなのかどうか。

*1:CDではない。