『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』@新宿シネマカリテ(16/2/3(wed)鑑賞)
本日の映画『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』@新宿シネマカリテに劇場入りしました。リーマン・ショック後の住宅ローン事情を巡る、経済地獄話だそうで……。なんか、地獄映画多いな、最近のオレのラインナップ(-。-; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』観終わりました。ハリウッドによくある、時事問題をコンパクトに物語化して提供する新書映画。今回のお題は、利率変動(モーゲージ)ローンで家を追われる庶民と、追い出す不動産屋のお話。救いは、あまりないス(-。-;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:母と息子と暮らす大工のナッシュは、仕事道具の工具を買うために負ったローンが焦げつき、銀行に自宅を差押えられ、家族で家を追い出される。その時に現場に立ち会った不動産ブローカーのカーバー。ひょんなことから、彼の下で働くことに。#fr16_n
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『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:追い出される側から、追い出す側へと身を転じ、複雑な思いを抱えながら仕事をこなす主人公。それでも我が家を取り戻すため、大工として身につけた技能と目端の良さで成果を上げ、カーパーの右腕として取り立てられる。#fr16_n
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『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:収入も増え、無事我が家を取り戻すことにも目処は立ったものの、今の追い出し屋としての仕事が同じく追い出された近隣住民に知られ、母と息子にも知られて拒絶されてしまう……というお話。#fr16_n
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『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:一応、公式のコピーでは「社会派サスペンス」ということになってるけど、いや、サスペンス要素ないよね(^^;; 割とどうもならん現実の地獄絵図を、やはりどうもならんもんだなーと再確認するお話なので、救いはあまりないorz #fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:一応、不動産ブローカーのカーパーが法的に一線越えるやらかしをしでかしたのを衝いて、一矢報いた形で物語は閉じるのだけど、このカーパー自身が巨大な経済構造の末端で汚れ仕事をやってる元「追い出された者」であることは語られている。#fr16_n
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『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:経済構造の矛盾を資産を持たない庶民に押し付けて力尽くで精算するという、米国金融界の選択したこの「解決策(スキーム)」がなにがしか揺らいだわけでもなんでもない。それを考えると救いはないし、そうとしか描きようもないのだけど。#fr16_n
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『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:公平を期すために指摘しておくと、こういう無茶なスキームを強行したことも、米国経済がリーマン・ショックから早く回復できた一因ではあるのね。マクロ経済政策的には、一定の正当性はある。非情ではあるけれど。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:ただ、「家を奪う」というこの行為は、された側の自尊心を激しく傷つける。それは本編中で余すところなく、しっかりと描かれているけれど、こんなん、数十万世帯なんて単位でやらかして、ただで済むわけないだろう……。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:慣れ親しんだ家から追い出され、法も社会も救済の手を差し伸べなかったことを心に刻んだ人々をこれだけ生んだこと、特に未来を担う子供たちの心にその傷をつけたことのツケは、いずれ大きく返って来ると思うんだが……。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:いやぁ、今振り返っても、政治が救済措置を打つ余地はあったと思うんだけどねぇ。そこで何もしないで、庶民にツケを負わせるのが今の米国政治だとすると、米国政界はちょっといろいろ機能不全を引き起こしてるんじゃなかろうか。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』:折しも行われている今度の大統領選挙で、極右と極左の候補が極端な政策提言で選挙の行方を振り廻していることも踏まえて観ると、ちょっといろいろ考えこまざる得ない映画でした。米国社会の「今」の一断面を映画として、どうぞ。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016
いや、まぁ、日本は日本で、バブル以降の経済政策の失敗のツケを、ポスト団塊世代におっ被せた結果、当然のように出生率の急低下を止められなくなってるわけで、他所様の国の心配してる場合ではまったくないのだけどな……(-。-;
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 3, 2016