『モンスターズ/新種襲来』@新宿シネマカリテ(16/1/20(wed)鑑賞)
モンスターズ/新種襲来 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: Blu-ray
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本日の映画『モンスターズ/新種襲来』@新宿シネマカリテに劇場入りしました。『GODZILLA』のギャレス・エドワーズ監督の長編デビュー作『モンスターズ/地球外生命体』の続編。今回、監督は別の人で、中東に怪獣が大量発生して滅茶苦茶なことになる話だそうで(^^;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』観終わりました。怪獣映画、と言うより戦争映画。それも怪獣と戦うより人間と戦うのが主で、更に言えば、怪獣は背景で神話的に徘徊してると言う。これの後で『シン・ゴジラ』が、東京なんか舞台に何やっても、昔の怪獣映画の焼き直しで終わってしまうような。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:前作でメキシコ半島に落着して繁殖した地球外生命体<モンスターズ>が、今度は中東で繁殖。成長すると数10メートルにもなるこのモンスターズに対し、米軍は空爆で殲滅せんとするも、誤爆や捲き添えで地元民に被害が出て、現地部族が反発。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:その結果、米軍は空爆でモンスターズを叩きつつ、泥沼の地上戦に引きずり込まれていた。そんな戦場に送られることとなった、デトロイトの貧民街出身の主人公たち。通常のパトロール任務にも慣れた頃、彼らの所属する分隊にある任務が下る。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:彼らに下された任務は、モンスターズと武装勢力の徘徊する危険地帯で消息を絶った分隊の救出。だが、危険地帯に突入した早々に、待ち伏せにあって分隊は壊滅。分隊長の軍曹と二等兵の主人公だけとなるも、軍曹は任務を遂行しようとする…という映画。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:言うまでもないのだけど、本作での怪獣(モンスターズ)は、現実の中東世界に徘徊するISやアルカイダとそのまま置き換え可能で、主人公たちにはまったく理解不能なロジックで行動し、遠く視界外からの空爆で滅ぼされる。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:前作は未見なんで、前はどうだったのかは知らないけど、この怪獣たちは別に人を襲って食べるわけでもなく、デカい図体で(小さいのもいるが)群れをなして徘徊し、繁殖するだけ。まぁ、それが人類に脅威なので、空爆でやっつけようという話になるんだけど。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:そんな風に怪獣が地響き立てて徘徊する足元で、人間同士が自動小銃やRPGでちまちまと撃ち合ったり、空爆に捲き込まれて子供たちの屍体が満載のスクールバス(の残骸)を見つけたりという、地獄絵図が繰り広げられるっつーな……(うわー)。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:で、戦争映画として観たとき、現代の歩兵戦闘の様相をよく再現できていると思います。車輌での高速移動の状態が崩されて(足を止められて)戦闘が始まるとか、彼我の交戦距離とか、戦闘の展開のスピード感とか。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:先日の『ヘリオス 赤い諜報戦』もそうだけど、創作で現代戦をやりたい人は、この辺の作品を観て、最新モードの感覚を掴んでおいた方がいいと思います。邦画とかアニメの戦闘描写のリズム感って、ちょっと古い気がするんだよね(勿論、例外はある)。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:あと、イラク・アフガン戦争に題材を取った映画を何作か観てるけど、大軍勢を動員してどうこうという俯瞰的な話より、今回みたいなせいぜい分隊クラスの話ばかりで、終いには兵士個人の内面話になりがちと言うのは、何なんだろうね。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:いや、別にそれが悪いと言ってるんじゃなくて、戦争を個人の目線で俯瞰的に捉えて物語に落とし込むメソッドを、まだ誰も開発できてないのかな、と言うか。現実には作戦を考えてる参謀はいるんだろうから、その視点の話があってもいいんだろうけど。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:ただ、それをやると、それはそれで「現代の物語」として成立しなくなりそうだから、避けられてるのかな。『ブラックホーク・ダウン』なんか、指揮所(オペレーション・ルーム)と前線の話だけど、あれも、あんまり部隊規模大きくないしなぁ。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:『GODZILLA』は空母も核も出てくる、作戦級の規模だったけど、しかしあれは、中東で現在進行形の「戦争」を反映したとは言いがたい。まぁ、この映画の戦争描写が悪いというわけじゃないのだけど、現代戦をやろうとすると、この規模になるのか、と。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:ま、それはさておき。「戦場で怪獣映画をやる」という着眼点は秀逸で、しかもそれが現実の中東紛争のリアルな実相と重ね合わせることによって、怪獣映画の神話性、寓話性がぐんと力強く増すことを証明した映画でした。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) January 20, 2016
『モンスターズ/新種襲来』:あとは贅沢を言えば、もっと音響のいい映画館でも観たいですね。いや、シネマカリテも悪くないんだけど、ハコの大きさ相応なんで、もっと大きなスクリーンで、爆発音や怪獣の咆哮を聴きたかった。その意味で、劇場で観る(聴く)価値のある映画でした。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年1月20日