『マギー』@ヒューマントラストシネマ渋谷(16/2/12(fri)鑑賞)
本日の映画『マギー』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。シュワルツネッガー主演のゾンビもの。監督が米ドラマ『ウォーキング・デッド』の人だそうで、ゾンビものとしては新世代に属する作風になるのかな。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 12, 2016
『マギー』観終わりました。ゾンビ映画を難病ものとして描く映画。分厚い筋肉も、銃も役に立たないゾンビ感染症で「その日」を迎えようとしている娘に、父親は何をしてやれるのか……というお話。もしかすると、マッチョ性から降りたがってるのかな、シュワちゃん。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 12, 2016
『マギー』:生きながら屍者と化し、生者の肉を喰らう感染症<腐歩病>。都市部を中心に蔓延し、人口の30%を喪いながら、厳格な感染者の即時隔離政策によって辛うじて感染拡大を封じ込めている米国社会。郊外に住む農夫ウェイドの高校生の娘マギーが、その腐歩病に感染する。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 12, 2016
『マギー』:症状が進行して「その日」を迎えるまで数週間。治癒の可能性はない。苦痛と徐々に変化してゆく自身の身体に怯えるマギーに、ウェイドは最後まで寄り添うことを決意する。しかし、症状が悪化すれば、隔離施設送りにすべきと警察からも圧力がかかる。#fr16_n
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『マギー』:そうした周囲の声を無視して、ウェイドはマギーとの最後の日々を過ごしてゆく……というお話。ええと、まず銃撃戦とかはないです。ゾンビを斧でぶっ倒すシーンはありますが、ご近所の顔馴染みな上、自分と似たような境遇なんで、すっげー後味悪いス(-。-;; #fr16_n
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『マギー』:そのご近所さんをはじめ、主人公親子の行末を暗示するキャラやシチュエーションが、丁寧に丁寧に繰り返され、主人公ともども「その日」に備えるよう観客に覚悟を促す。そして、奇跡も逆転劇もなく、やがて「その日」は来るのだ。#fr16_n
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『マギー』:まぁ、病気が「ゾンビ」であるだけで、娘視点から見れば、唐突に自分の身に降りかかってきた「死」とどう向き合って受け入れるか、あらゆる可能性をいきなり断ち切られる運命を前にした断念と悲劇の受容。父親の立場からは、それを見守るしかない喪失感とかがテーマかしら。#fr16_n
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『マギー』:シュワちゃんは去年の『サボタージュ』でも、「家族を護れなかった」その後に復讐の妄執で暴走する父親をやってて、男性原理(マッチョ)が機能しなくなった父親像に何かこだわりでもあるのかな。晩年期のアクション俳優として「枯れ」をどう表現するのか、という話なのか。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 12, 2016
『マギー』:でもそれは、ある意味、今こそ彼の俳優人生で、もっとも知的にスリリングでセクシーな領域に入ってきたと言えなくもない。都内ほぼ単館上映で、観る機会も限られてるけど、異色のゾンビ映画として、機会がありましたら是非。#fr16_n
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