『昨日と明日の間』@ヒューマントラストシネマ渋谷(14/10/15(wed)鑑賞)
Thanha Rathi Ranga Trailer -- තණ්හා රති රඟා - Sinhala Movie Sri Lanka by Cinema.lk
監督:ニレンドラ・デシャプリヤ
主演:サラト・コタラワラ他
2014年/スリランカ/95分
原題:Between Yesterday and Tomorrow
『昨日と明日の間』:内戦終結直後のスリランカ。オート3輪を転がして、観光地巡りを兼ねた海水浴に出かけた仲の良いボンクラ男3人組。平和の到来と旅先の解放感を満喫する3人だったが、海辺で見つけてしまった拳銃をきっかけに、3人の旅はおかしな具合に迷走を始めてゆく……と言うお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 15, 2014
『昨日と明日の間』:内戦直後とはいえ、市井の人々には日常の生活があり、普通に暮らしてる分には、屍体だの銃撃戦だのを目にすることはない。けれど、街道の脇道は不意の検問で封鎖され、道路脇まで地雷原が残る。そして、紛れ込んだ拳銃が、男たちの日常を破壊する……。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 15, 2014
『昨日と明日の間』:この作品の中での、日常と暴力の距離感が、どこまでスリランカの国情を正確に反映しているのかは判らないけれど、内戦があろうとなかろうと、日常は日常として在る。だが、ボンクラがボンクラのままで済まない社会というのは、やはり哀しい社会なのだろう。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 15, 2014
『昨日と明日の間』:しかし、この映画を観てると、風景は美しく、海はきれい。食べ物も豊かで美味しそうだし、人々の気質も穏やかで親切そうに見える。こんな国でも人は戦争なんでやるのね。その事実自体が、世界の在り様のシュールさを示しているようで、複雑な気分でこの映画を観ました。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) October 15, 2014