『ドラゴン・ブレイド』@新宿シネマカリテ(16/2/24(wed)鑑賞)
本日の映画『ドラゴン・ブレイド』@新宿シネマカリテに劇場入りしました。シルクロードを東に攻め込むローマ帝国軍vsジャッキー・チェン率いる中華西域諸国連合軍のお話。……非常にプロパガンダ臭けど、まぁいいか(^^;; それより観終わったら雪になってそうなんですが(困惑 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』観終わりました。中華西域辺境に攻め込むローマ帝国軍を、ジャッキー・チェンが仲介した諸族連合軍が迎え討って、「みんな仲良くね」というお話。……まぁ、現代の北京政府による西域経営の実態とか考えなければ、それなりに楽しめると思いまス<微妙な笑み。 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:紀元前50年、前漢期の中国、西域諸族の揉め事解決を任務とするシルクロード警備隊の隊長フォ・アンは、密輸の汚名を着せられて部隊ごと最前線の砦「雁門関」の補修要員として送り込まれる。ちょうどそれと時を同じくして、ローマ帝国の部隊が砦に襲いかかる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:ローマ軍将軍ルシウスと一騎討ちに臨むフォ・アンだったが、ローマ軍将兵の疲弊と砂嵐の接近を見て取り、砦に彼らを招き入れる。本国から逃亡中の彼らだったが、砦の修復に手を貸すことに。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:皆で協力して砦の修復が完成した夜、ルシウスはフォ・アンに彼らの事情を告げる。ローマ帝国のお家騒動で兄から殺されそうになった前執政官の末子プブリウスを東方の同盟国に逃がすため、部隊ごと脱走してきたのだ、と。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:そして彼らの後方から、父を殺し、弟の命をも狙う簒奪者ティベリウスが、大軍勢を率いて迫っているのだと…。それを聞き、周辺部族を糾合するため、急ぎ砦をあとにするフォ・アンだったが、既にティベリウスの魔の手は中国軍内部にまで伸びていた…というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:「後続で大軍勢が追ってくる」みたいな、取り返しがつかなそうな重大情報を半月も握ってるんじゃねぇよ…とか、突っ込み所は多々あるものの、まぁ、それはともかく(^^;; ローマ剣士vs中華剣士のバトルとか、アクションではいろいろ見所があります。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:基本的に双方、鎧兜装備なので、刃が簡単には通らない。なので、日本でいう介者剣法みたいに、敵の斬撃を受け流しつつ、鎧兜の隙間を狙う闘いになる。端的に言うと、手数が増えるか、力任せの打撃戦になる(^^;; ローマ側はそれプラス盾の戦闘術です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:他にも市街地の長屋街で、至近距離で雨あられと弓の撃ち合いするとか、時代劇としては結構新し目の絵面が拝めます。こういう現代のガンアクションからフィードバックさせた、時代劇アクションって、邦画でももっと取り入れればいいのに。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:ストーリー的には、話のきっかけの前執政官のご落胤の男の子を、さんざん感情入力させといて中盤でばっさりぶっ殺す辺り、話を盛り上げるためには一切容赦しない姿勢に痺れるっつーか、半分引くっつーか(-。-; この辺は国民性の違いですかねー。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:あとはもう、ラスボスにして簒奪者ティベリウスが、バカみたいに強い(^^) 老いたりとはいえ、ジャッキーを容赦なく打ちのめし、覇王の美学と宿命に苦悩する。ちょっとキャラ立ち過ぎかなという気もするけど。まぁ、面白いキャラの人です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:結論として言ってしまうと、北京政府の西方辺境領域支配の意を汲んだプロパガンダ映画と捉えていいと思います。直接、政府の金が入っているかどうかは知りませんが、政府支持の資産家や企業なんて、どこの国でもいますしね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:ただ同時に、露骨に中央政府や漢人が、恩を着せるような描き方もしてないんですね。主役のジャッキーは地元のフン族の遺児という設定だし、だいたいこの事件を解決するのに、中央政府は何もしてないw 中央任命の地方長官に至っては敵と内通するし(爆 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:そういう中央の影とか意思を希薄に描きながら、「西方の諸民族の兄弟たちよ、互いに相争うのを止めて手を携えよう。敵同士でも和解できる」と説くわけです。そうやって中国人としてのアイデンティティを薄っすら意識させる……て辺りを落とし所として。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:これをプロパガンダ映画として腰が引けてると取るか、巧妙さと取るかはそれぞれだけど、今の中国社会の西方領域への間合いの取り方、あるいは映画界と政治の距離感を示してて、非常に興味深い。まぁ、ジャッキーは向こうでも有名な右翼オジサンですけどね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日
『ドラゴン・ブレイド』:そんなわけで、スクリーン外の状況とか、歴史的史実との整合性とかを棚に置いて観れば、歴史アクション大作として素直に楽しめる作りではあります。勿論、棚から下ろして微妙で邪な楽しみ方をすることも可能と。一本で2度愉しめる、お得な映画でした<おい。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月24日