『ヘイトフル・エイト』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(16/2/27(sat)鑑賞)
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【映画パンフレット】ヘイトフル・エイト 監督:クエンティン・タランティーノ
- 出版社/メーカー: 出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジャニファー・ジェイソ・リー、ウォルトン・ゴギンス
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本日の映画2本目『ヘイトフル・エイト』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月27日
『ヘイトフル・エイト』観終わりました。吹雪で閉じ込められた悪党8人。いずれも南北戦争の戦中戦後に、悪鬼羅刹の悪行三昧を繰り返してきた、いずれ劣らぬ外道揃い。おまけに互いに命を狙う理由もある……。生き残るのは誰だ!?と言う、お話。全編、タランティーノ節全開w #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月27日
『ヘイトフル・エイト』:迫る吹雪を避けて先を急ぐ駅馬車。捕まえた女賞金首デイジー・ドメルグを護送するために賞金稼ぎ「首吊り屋」ことジョン・ルースが貸し切った駅馬車だ。それを、黒人賞金稼ぎで元北軍騎兵隊将校ウォーレン少佐が呼び留める。馬が潰れたんで、乗せてくれ、と。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:同業者として警戒しつつ、ウォーレンを載せることにするルース。更に同じく雪で立ち往生していた新任保安官も乗り込んでくる。この男は、南軍で黒人集落を襲いまくった部隊の生き残り。呉越同舟の駅馬車は、吹雪を避けて、街道上の店にたどり着く。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:その店はウォーレン少佐の馴染みの店だったが、店長夫妻は不在で、代わりに留守番を頼まれたという3人の男とひとりの老人のみ。いずれも肚にいちもつ抱えてそうなクセ者揃い。違和感を覚えつつ、吹雪を避けて店に逗留することにするのだが…というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:主人公は一応、サミュエル・L・ジャクソンのウォーレン少佐なんだけど、まずこいつからしてエクストリームな外道で(^^;;、戦時中は捕虜収容所脱出のために、収容所に火をつけて、同胞北軍の白人捕虜多数を含む数十人を焼殺。南軍から賞金が掛けられる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:それで襲ってくる南軍の賞金稼ぎを悉く返り討ちで嬲り殺しにし、それがこうじて自分も賞金稼ぎになった男。「リンカーンと文通していた」と嘯(うそぶ)き、その手紙を肌身離さず持っている。引き金を引く決断は早い、情け容赦のない男だ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:そんな調子で、主要登場人物全員が、悪鬼羅刹の如き過去と現在を持っている。善人はいない。善人は、物語が始まる前にすべて殺戮されて舞台から排除されている。黒人も、女も、老人も、社会的マイノリティとされる者も、すべて悪鬼羅刹。そういう構造の物語だ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:この辺が、この映画のキモなんだろうけど、暴力と憎悪…つまり「悪」という一点に於いて、この店の中は「平等」であり、誰がいつ誰を殺してもおかしくないという「自由」が保証されている。勿論、「アメリカ社会」の縮図という、タランティーノの見立てだ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:そんな「(悪の)自由と平等」の館の中で、ウォーレン少佐が後生大事に懐ろに抱き続けているのが「リンカーンの手紙」。ウソ手紙…と指摘されて本人が否定しなかったので、本当にウソ手紙なんだろうけど、何せこの少佐もウソつきだからなぁw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:荒くれ者の無法者たちでさえ、一読して感動し、もう一度読みたくなるこの手紙がウソだとして、人種差別克服と国民統合の夢がリリカルに記されたこの手紙を書いたのは誰なのか。それは誰の「夢」なのか。その「夢」に惹かれる無法者たちの想いも、ウソなのか。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:苦痛と暴力と憎悪の吹き荒れる「世界」にあって、「ウソ」と言い訳しなければ口にできないような純真な「夢」。タランティーノが描く「世界」の縮図がここにある。このバランス感覚を、自分はかなり好きですけどね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:全体の構成としては、序盤から中盤に最初の殺人が起きるまで、延々、会話を通じて各キャラの設定を積んでゆくのだけど、これタランティーノ以外では成立しなさそうなので、あまり参考にならんな(^^;; その意味で、タランティーノ節全開な映画です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
『ヘイトフル・エイト』:そんなわけで、自分はかなり好きな映画ですけど、露悪的な外道描写やグロ描写も多いので、受け付けない人は受け付けないと思うので、万人にはお薦めしづらい(^^;; まぁ、タランティーノ好きな人なら、期待は裏切られないと思いますので。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年2月28日
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