『アイアン・フィスト』@立川シネマシティ(13/8/13(tue)鑑賞)
『アイアン・フィスト』:観てきましたので、感想を。米国の黒人ヒップホップ・スターRZAが監督・脚本・音楽・主演の中華武侠映画というだけで、インチキ感が全開でワクワクが止まらなかったんですがw、案の定、「お前ら、昔の中国なんだと思ってんだよ!」と全力で突っ込みたくなる映画でした。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:勿論、褒めてます。全力で褒めてます。いいぞ、もっとやれ!
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:判りやすい正義の味方的青年に、怪しげな謎の西洋人、そして米国から逃げてきた解放奴隷の武器鍛冶(ブラックスミス)。いや、このRZAがやってる黒人鍛冶がさぁ、仏教を学んで武術を身に着けたという設定の割に、全然煩悩づけだしw お前、寺で何学んできたんだという(爆
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:RZAと戦う敵が、殴られる瞬間全身が金属化するという面白能力の大男で、それに対抗するために両腕を斬り落とされたRZAが身に着けるのがタイトルの「鋼の拳(アイアン・フィスト)」というお話。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:お話自体は、武侠ものやマカロニ・ウエスタン、時代劇全盛期の悪趣味なエロ・グロものの枠を越えない─というか、その枠を使って、楽しみ尽くしてやるという意欲に満ち満ちてて、それだけで同好の士には楽しくてしょうがない筈。…まぁ、世間一般は引くかも知らんけど(はは)
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:正直言えば、新しいことは何もやってない映画です。最新のCG使ったエフェクトとかは別だけど、東洋と西洋のコンテンツに触れてきた日本人のオタクには、ほとんどいつかどこかで観たイメージばかり。でも、いいじゃん。俺らが楽しければ、という主張が画面から伝わってくる。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:思うんだけど、創作活動の出発点はこれでいいんだと思うんだよね。いくら上手に真似したって、どうせオリジナルにはなれない。現にインチキ武侠だもん、この映画。日本人の自分にだってあれだけ突っ込めるんだから、本場中国の方からすれば許せない表現もあるよ、きっと。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:でも、その「インチキさ」にこそ、オリジナルが宿るわけでさ。模倣しきれない情報の欠落。転写し損ねて生じたエラー。誤解に基づく珍解釈。……。そうしたオリジナルからずれた「ゆらぎ」が、クリエイターの最初のオリジナルの核になるのだから。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:だから、若きクリエイターは、楽しいことだけ追求して、どんどん模倣すればいい。どんどん真似すればいい。オリジナルへのリスペクトと、何故自分がそのオリジナルに惹かれてしまうのかの自省だけを忘れなければ、それが君が君だけのオリジナルへの通じる道なのだ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:だから自分は、初監督作品で監督・脚本・音楽・主演と何でもやりたがった我儘で贅沢で、傲慢なほど自信満々なこの監督さんが好きになったし、このインチキな武侠映画が、そのインチキさ故にこそ大好きです。皆、もっとインチキに行こうぜ。
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
『アイアン・フィスト』:しかし、まぁ、黒人ヒップホップスターが何で、中華武侠映画にここまで嵌ってんだ、というそもそもの疑問は残るわけだけどw
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年8月13日
【補記】こっちは知らない間に続編が公開されてました。