『ブレイド・マスター』@シネマート新宿(15/8/30(sun)鑑賞)
本日の映画4本目『ブレイド・マスター』@シネマート新宿に劇場入りしました。中国の武侠映画ですね。……いや、それ以上、何の情報もないんですが(^^;;
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』観終わりました。明代末期の北京を舞台とした武侠ノワール。主人公である3人の義兄弟の設定が、そこはかとなく新撰組ちっくで、意外な拾い物。考えてみれば、新撰組の義兄弟のりって、中国人好きそうだもんなー(^^)
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:明代末、繰り返される権力闘争の末、前政権で権勢を振るった宦官の魏忠賢とその残党を狩るための公安部隊「錦衣衛」の最前線で、危険な斬込み任務に就く盧剣聖、沈煉、斬一川の義兄弟3人。彼らは遂に魏忠賢のアジトを見つけ、味方の増援も待たずに斬り込んでゆく。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:屋敷内の護衛たちとの熾烈な斬り合いの中、沈煉は魏忠賢をあと一歩のところまで追い詰めるが、そこで莫大な財貨で買収を持ちかけられる。激しい葛藤の末、それを受け入れた沈煉は、大金と引き換えに黒焦げの遺体を身代りにし、兄貴分の盧剣聖の手柄とした。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:沈煉は、手にした大金で、密かに盧剣聖の出世を買い、罪人の娘として官営妓楼に囚われる馴染みの娘を救い、弟分の斬一川につきまとう野盗の男を追い払おうとする。だが、3人は謎の刺客に襲われるようになり、宮廷の権力闘争に捲き込まれてゆく……というお話。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:で、新撰組との類似性としては、兄貴分の盧剣聖が真面目で勇敢だがなかなか出世のできない不器用な男で、次兄役の沈煉が頭の切れる男っぷりのいいイケメン。とどめの末弟役の斬一川が、労咳を病んで医者の娘と淡い恋をしてるとくれば、これはもう決まりでしょうw
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:ノワールとしては、大金を手にした沈煉が善かれと思ってする行いがことごとく裏目に出て、挙句にこれまで公安官としてやってきた悪行のツケを最悪のタイミングで突きつけられ、半ば自業自得で愛する者を喪ってゆく、と言うね。この辺、ちょっと韓国ノワールっぽいな。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:それと3人の男、それぞれが脛に傷を持ち、いつ命を落とすかも判らない任務の日々の中、清濁合わせ呑みながら生きている。それを「仕方ないこと」と受け入れながら、心のどこかで、いつかその罪が赦される日を願ってる。見事なノワールですわ。素敵。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:それと内乱と外乱に揺れる大国・明を中心とした東アジア情勢のダイナミズムも話に組み込んでいて、ラストでは金国(後の清朝)に亡命しようとする黒幕を沈煉が討とうとする。内乱による人材の損耗と流出が、明の衰亡に繋がったことが示唆されてるわけですな。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:武侠映画としてのチャンバラも、何せ斬込み要員の話だから、多人数相手の派手なアクションが幾つもあるし、それぞれ因縁の相手とのタイマン対決もちゃんとある。ちなみに主人公たちが日本刀と同じ片刄剣なのも、新撰組リスペクトのひとつなんですかね。<どうだろう(^^;;
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日
『ブレイド・マスター』:そんなわけで、裏切りと腐敗の汚泥の中で、魂をどっぷりと罪に煤けながら、それでもどこかに赦しと救済があることを信じて足掻き続けて破滅してゆく漢たちの物語。上映館数も回数も限られてますけど、意外な拾い物でしたので、DVDとか見かけましたら是非。
— 義忠@夏コミ申し込み中 (@yoshitada_n) 2015年8月29日